この章では、Oracle GoldenGate for Informixのアンインストール手順を説明します。この手順は、Oracle GoldenGateの証跡内のデータが不要であること、現在のOracle GoldenGate環境を保持する必要がないことを前提としています。現在の環境およびデータを保持するには、手順を開始する前にOracle GoldenGateディレクトリおよび全サブディレクトリのバックアップをとってください。
この章の内容は次のとおりです。
この手順では、ExtractおよびReplicationプロセスを停止します。停止の指示があるまで、Managerは実行したままにします。
すべてのシステム:
コマンド・シェルを実行します。
システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。
ディレクトリをOracle GoldenGateのインストール・ディレクトリに変更します。
GGSCIを実行します。
すべてのOracle GoldenGateプロセスを停止します。
STOP ER*
Managerプロセスを停止します。
STOP MANAGER
オプションで、Oracle GoldenGateでキャプチャされていた表の完全行ロギングを無効にできます。
GGSCIを実行します。
informixユーザーとしてDBLOGINコマンドを発行します。セキュリティ構成に応じて、次のいずれかのオプションを使用します。
Oracle GoldenGate資格証明ストアを使用している場合:
DBLOGIN USERIDALIAS alias_of_informix_user
Oracle GoldenGate資格証明ストアを使用していない場合:
DBLOGIN SOURCEDBDSN_of_syscdcUSERID informix PASSWORDinformix_passwordalgorithmENCRYPTKEY {keyname| DEFAULT}]
DBLOGIN構文の詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX』を参照してください。
表で完全行ロギングが有効かどうかを判断するには、INFO TRANDATAコマンドを発行します。
INFO TRANDATAdatabase.schema.table
コマンド入力で任意またはすべての名前コンポーネントにワイルドカードを使用できます。
DELETE TRANDATAコマンドを発行します。
DELETE TRANDATAdatabase.schema.table
コマンド入力でスキーマおよび名前コンポーネントにワイルドカードを使用できます。
デフォルトでは、DELETE TRANDATAはデータベースに次のコマンドを発行します。
EXECUTE FUNCTIONSYSCDC_database_name:informix.cdc_set_fullrowlogging('database:schema.table',0)
デフォルトのSYSCDCデータベース名はsyscdcv1です。
(オプション) Oracle GoldenGate用に作成したSYSCDCデータベースを削除します。
次の手順に従い、システムからOracle GoldenGate環境を削除します。
(Windowsインストールに有効)この手順では、Windowsクラスタ・リソースであるOracle GoldenGateをソースまたはターゲットのWindowsシステムから削除し、Oracle GoldenGateイベントがWindowsイベント・マネージャにレポートされないようにして、Managerサービスを削除します。ソース・システムおよびターゲット・システムで、次の手順を実行します。
システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。
「スタート」、「ファイル名を指定して実行」の順にクリックし、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスにcmdと入力して、コマンド・コンソールを開きます。
ディレクトリをOracle GoldenGateのインストール・ディレクトリに変更します。
次の構文を使用して、INSTALLユーティリティを実行します。
install deleteevents deleteservice
WindowsのSYSTEM32フォルダからCATEGORY.DLLおよびGGSMSG.DLLファイルを削除します。