この章では、Non-Stop SQL/MXのためのOracle GoldenGateのインストール手順について説明します。次の手順に従うと、処理の実行および管理に必要なすべてのコンポーネント(ドライバやライブラリなど、他のベンダーのコンポーネントを除く)がインストールされ、Oracle GoldenGateユーティリティがインストールされます。インストール・プロセスは短時間で終了します。
この章は次の項で構成されます。
注意: 次の手順は、Oracle GoldenGateを初めてインストールする場合に実行します。また、これらは、新しいバージョンのOracle GoldenGateのベース・リリースのダウンロード用です。 ベース・リリース以降のパッチをダウンロードしてインストールするには、My Oracle Supportの「パッチと更新版」タブにアクセスしてください。 http://support.oracle.com Oracle GoldenGateをあるバージョンから別のバージョンにアップグレードするには、次のアップグレード手順に従ってください。
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Oracle GoldenGateをインストールするには、次の手順が必要です。
注意: インストールを開始する前に、必ずこのガイドのシステム要件を確認しておいてください。 |
Oracle GoldenGate構成に含まれる各システムのプラットフォーム用のOracle GoldenGateの適切なビルドをダウンロードします。
http://edelivery.oracle.com
に移動します
「Oracle Software Delivery Cloud」ページが表示されます。
「サインイン/登録」をクリックします。
注意: すでにログインしている場合は、「シングル・サインオン」ページが表示されます。Oracle IDとパスワードを入力して、「サインイン」をクリックします。 |
「条項および規制」ページが表示されます。
「Oracle Software Delivery Cloudトライアル・ライセンス契約」および「輸出規制」に同意し、「続行」をクリックします。
「メディア・パック検索」ページが表示されます。
「メディア・パック検索」ページで次の操作を実行します。
製品パックを選択ドロップダウン・コントロールをクリックし、リストからOracle Fusion Middlewareを選択します。
「プラットフォーム」ドロップダウン・コントロールをクリックし、Oracle GoldenGateをインストールするプラットフォームをリストから選択します。
「実行」をクリックします。
「結果」リストが展開され、検索基準を含むすべてのメディア・パックが表示されます。
「結果」リストで、ダウンロードするメディア・パックを選択し、「続行」をクリックします。
メディア・パックのダウンロード・ページが表示されます。様々なデータベースの個別のビルドやデータベースのバージョンなど、複数のダウンロード・セクションが表示される場合があります。このページには、ダウンロード可能な各ファイルの部品番号およびサイズが表示されます。
ファイルのダウンロードが正常に実行されるようにするには、まず「README」をクリックし、メディア・パックReadmeでダウンロードの手順および製品情報を確認します。Readmeには、新機能、新しい要件、または現在の構成に影響するバグ修正およびその他の既知の問題に関するリリース・ノートが含まれています。
ダウンロード・プロセスを開始するには、ダウンロードするOracle GoldenGateビルドの名前の横にある「ダウンロード」をクリックします。
「ファイル・ダウンロード」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「次で開く」または「ファイルの保存」のいずれかを選択します。
目的... | 選択... |
---|---|
メディア・パックをすぐにインストール |
開く選択して希望するファイル解凍ユーティリティを選択し、ファイルをファイル・システムの指定した場所に解凍します。 |
後のインストールに備えてファイルを保存 |
「保存」選択し、ファイル・システム上の場所を指定します。 |
NonStopシステムでOracle GoldenGateをインストールするには、次の手順を実行します。
Oracle GoldenGateのSQL/MX ODBCバージョンをNonStop OSS環境にバイナリ・モードでFTP転送し、Oracle GoldenGateのインストール先のディレクトリに配置します。
注意: 汎用ODBC用のOracle GoldenGateビルドは使用しないでください。SQL/MXバージョンが必要です。 |
ファイルを現在のディレクトリに解凍します。
Oracle GoldenGateサブボリュームからGGSCIプログラムを実行します。
GGSCI
GGSCIで次のコマンドを発行します。
CREATE SUBDIRS
次のコマンドを発行してGGSCIを終了します。
EXIT
NonStopソース・システムの場合は、次の手順を続行します。
ggmxinstall
スクリプトを実行し、システム上でExtractプログラムをSQLコンパイルして、NSK空間にVAMSERV
オブジェクト・モジュールをインストールします。
ggmxinstall destination
条件:destination
はインストール先のNSKボリューム(OSS形式のサブボリューム)で、Oracle GoldenGateのインストール場所にすることをお薦めします。このボリュームはSMFの論理ボリューム名ではなく、実際のボリューム名にする必要があります。
ggmxinstall
が完了したら、TACL
にSUPER.SUPER
としてログインし、新規インストールされたVAMSERV
オブジェクトに対してFUP LICENSE
FUP LICENSEを実行します。
注意:
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ビジネス要件をサポートするようにOracle GoldenGateを構成するには、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。次の手順について説明しています。
TCP/IPポートとその他のオプションのパラメータ(動的ポート割当て、証跡ファイルのメンテナンス、自動スタートアップおよびその他のプロパティを制御するパラメータ)を使用してManagerプロセスを構成します。
レポート、高可用性、障害時リカバリおよびその他のトポロジをサポートするようにExtractプロセスとReplicatプロセスを構成します。
ユーザー・アクセス、ファイル・セキュリティおよびデータ暗号化を制御するようにセキュリティを構成します。
Oracle GoldenGateのカスタマイズと異種環境間でのデータ配信のサポートが可能になるよう、統合、操作および変換機能を構成します。
Oracle GoldenGateをサポートするユーティリティおよびその他のツールを構成します。