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Oracle® GoldenGate TeradataのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.1.2)
E52452-01
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2 Oracle GoldenGateのインストール

この章では、Oracle GoldenGateを初めてインストールする方法について説明します。この章は、次の各項で構成されます。

2.1 インストールの概要

次の手順は、Oracle GoldenGateを初めてインストールする場合に実行します。また、Oracle GoldenGateの新しいバージョンの基本リリースをダウンロードする場合も対象です。基本リリースの後続のパッチをダウンロードしてインストールするには、My Oracle Support (次のサイト)の「パッチと更新版」タブに移動します。

http://support.oracle.com

Oracle GoldenGateをあるバージョンから別のバージョンにアップグレードするには、次のサイトにあるアップグレードの手順に従ってください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/goldengate/index.html

Oracle GoldenGateは、Teradataデータベースが存在するサーバーとは別のレプリケーション・サーバー(Linux、UNIXまたはWindowsサーバー)上で動作します。レプリケーション・サーバーは1つにすることも、ソースとターゲットに1つずつにすることも可能です。詳細は、1.3項「レプリケーション・サーバーとしてサポートされているプラットフォーム」を参照してください。

2.2 Oracle GoldenGateのダウンロード

Oracle GoldenGate構成に含める各システムに、Oracle GoldenGateの適切なビルドをダウンロードします。

  1. http://edelivery.oracle.comに移動します。

    「Oracle Software Delivery Cloud」ページが開きます。

  2. 「サインイン/登録」をクリックします。


    注意:

    まだログインしていない場合は、「シングル・サインオン」ページが開きます。Oracle IDとパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。


    「条項および規制」ページが開きます。

  3. 「Oracle Software Delivery Cloudトライアル・ライセンス契約」および「輸出規制」に同意して、「続行」をクリックします。

    「メディア・パック検索」ページが開きます。

  4. 「メディア・パック検索」ページで次の操作を実行します。

    1. 製品パックを選択ドロップダウン・コントロールをクリックし、リストから「Oracle Fusion Middleware」を選択します。

    2. 「プラットフォーム」ドロップダウン・コントロールをクリックし、リストからOracle GoldenGateのインストール先のプラットフォームを選択します。

    3. 「実行」をクリックします。

    検索条件を満たす利用可能なすべてのメディア・パックが「結果」リストに展開表示されます。

  5. 「結果」リストで、ダウンロードするメディア・パック選択して「続行」をクリックします。

    メディア・パックのダウンロード・ページが開きます。ダウンロードの選択肢が複数表示されます(たとえば、データベースやデータベースのバージョンごとに異なるビルド)。このページには、ダウンロード可能なファイル別に部品番号とサイズが記載されています。

  6. ファイルのダウンロードが正常に実行されるようにするには、 まず「README」をクリックし、 メディア・パックReadmeでダウンロードの手順および製品情報を確認します。Readmeには、新機能、新しい要件または現在の構成に影響するバグ修正に関するリリース・ノートおよびその他の既知の問題が記載されています。

  7. ダウンロード・プロセスを開始するには、ダウンロードするOracle GoldenGateのビルド名の横にある「ダウンロード」をクリックします。

    「ファイル・ダウンロード」ダイアログ・ボックスが開きます。

  8. 「次で開く」または「ファイルの保存」のいずれかを選択します。

    目的 選択

    ただちにメディア・パックをインストール

    「開く」を選択し、使用するファイル解凍ユーティリティを選択して、ファイル・システム上の指定場所にファイルを抽出します。

    ファイルを保存して後でインストール

    「保存」を選択し、ファイル・システム上の指定場所を参照します。


2.3 UNIX上での動的ビルドのライブラリ・パスの設定

Oracle GoldenGateでは、共有ライブラリを使用します。UNIXシステムにOracle GoldenGateをインストールし、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリの外部でGGSCIプログラムを実行する場合、GGSCIまたは他のOracle GoldenGateプロセスを実行する前に次の手順を実行しておく必要があります。

たとえば、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリが/users/oggの場合、次の例の2番目のコマンドを実行するには、これらの変数を設定しておく必要があります。

表2-1 ライブラリ変数を必要とするコマンド

コマンド 環境変数にGGライブラリが必要であるか

$ users/ogg > ./ggsci

いいえ

$ users > ./ogg/ggsci

はい


Kornシェルで環境変数を設定する場合:

PATH=installation_directory:$PATH
export PATH
shared_libraries_variable=absolute_path_of_installation_directory:$shared_libraries_variable
export shared_libraries_variable

Bourneシェルで環境変数を設定する場合:

export PATH=installation_directory:$PATH
export shared_libraries_variable=absolute_path_of_installation_directory:$shared_libraries_variable

Cシェルで変数を設定する場合:

setenv PATH installation_directory:$PATH
setenv shared_libraries_variable absolute_path_of_installation_directory:$shared_libraries_variable

ここで、shared libraries variableは、表2-2に示されている変数のいずれかです。

表2-2 UNIX/Linuxライブラリ・パス変数(プラットフォーム別)

プラットフォーム脚注 1  環境変数

IBM AIX

IBM z/OS

LIBPATH

HP-UX

SHLIB_PATH

Sun Solaris

HP Tru64 (OSF/1)

LINUX

LD_LIBRARY_PATH脚注 2 


脚注 1 特定のプラットフォームは、Oracle GoldenGateで、ご使用のデータベース用にサポートされている場合とサポートされていない場合があります。

脚注 2 32ビットのOracleデータベースが実行されている64ビット環境では、32ビットのOracleライブラリを含めるために、Oracle GoldenGateにLD_LIBRARY_PATHが必要です。

export LD_LIBRARY_PATH=/ggs/10.0:$LD_LIBRARY_PATH

注意:

Oracle GoldenGateプロセスに必要なライブラリを表示するには、そのプロセスを開始する前にldd goldengate_processシェル・コマンドを使用します。欠落がある場合には、このコマンドによってエラー・メッセージも表示されます。


2.4 クラスタへのOracle GoldenGateのインストール準備

このトピックでは、Oracle GoldenGateをクラスタ環境にインストールする際に適用されるインストール要件を説明します。Oracle GoldenGateは、Oracleで動作保証されている任意のクラスタ管理ソリューションと組み合せて使用できます。

2.4.1 Oracle GoldenGateのバイナリおよびファイルをインストールするクラスタ内の場所の決定

少なくともいくつかのOracle GoldenGateオブジェクトを共有記憶域にインストールする必要があります。クラスタのすべてのノードから独立していて、すべてのノードで使用可能な、クラスタ対応の共有記憶域を選択してください。ベスト・プラクティスは、Oracle GoldenGate全体を共有記憶域にインストールすることです。この場合、パラメータ・ファイルを変更せずに、任意のノードからOracle GoldenGateプロセスを開始できます。アクティブ・ノードが停止した場合でも、インストール・ディレクトリに保存されている処理チェックポイントを使用して、すぐに別のノードでプロセスを開始できます。

共有記憶域ではなく、各ノードにOracle GoldenGateのバイナリおよびファイルをインストールする場合は、次に当てはまる必要があります。

  • Oracle GoldenGateインストールの場所のパスが、すべてのノードで同一であることが必要です。

  • Oracle GoldenGateのリカバリ要件をサポートするには、少なくとも、次のディレクトリを共有記憶域にインストールしてください。UNIXまたはLinuxでは、各ノードのインストール・ディレクトリから、それらに対してシンボリック・リンクを作成できます。

    • dirchk

    • dirdat

これらは、インストール中にCREATE SUBDIRSを発行した際に作成されたディレクトリです。

  • dirprmディレクトリのパラメータ・ファイルが共有ドライブに配置されていない場合は、すべてのノードで同一であることが必要です。ノード間で別々にする必要がある環境設定を解決するために、ローカルのManagerプロセスから継承するように環境設定を行うことや、ノード固有のOracle GoldenGateマクロ・ファイルを参照することが可能です。このシナリオを強制するのが困難な可能性もあるため、共有ドライブにパラメータ・ファイルを格納しておくことで、継承の考慮事項を回避できます。

Oracle GoldenGateをインストールしたら、2.7項「クラスタへのOracle GoldenGateの統合」も参照してください。

2.5 LinuxおよびUNIX上でのOracle GoldenGateのインストール

LinuxまたはUNIXシステム、あるいはクラスタ内の適切な場所にOracle GoldenGate for Oracleをインストールするには、次の手順に従います。詳細は、2.4項「クラスタへのOracle GoldenGateのインストール準備」を参照してください。

  1. Oracle GoldenGateのインストール・ファイルを、Oracle GoldenGateをインストールするシステムおよびディレクトリに抽出します。

  2. コマンド・シェルを実行します。

  3. ディレクトリを、新しいOracle GoldenGateディレクトリに変更します。

  4. Oracle GoldenGateディレクトリからGGSCIプログラムを実行します。

    GGSCI
    
  5. GGSCIでは、次のコマンドを発行してOracle GoldenGateの作業ディレクトリを作成します。

    CREATE SUBDIRS
    
  6. 次のコマンドを発行してGGSCIを終了します。

    EXIT
    
  7. Teradata Access Module (TAM)ライブラリをレプリケーション・サーバーにあるOracle GoldenGateのルート・ディレクトリにインストールします。TAMは、Vendor Access Module (VAM)として知られているOracle GoldenGate APIと通信します。VAMによって、トランザクション・データの変更がExtractプロセスに渡されます。正しいTAMのバージョンとTeradataのバージョンを組み合せる手順およびTeradataデータベースとOracle GoldenGateを併用するためにTAMを構成する手順については、『Teradata Replication Services Using Oracle GoldenGate』のドキュメント(http://www.info.teradata.com)を参照してください。一般に、TAMのバージョンはデータベースのバージョンと一致させる必要があります。

2.6 WindowsへのOracle GoldenGateのインストール

Windowsシステムまたはクラスタ内の適切な場所にOracle GoldenGate for Oracleをインストールするには、次の手順に従います。詳細は、2.4項「クラスタへのOracle GoldenGateのインストール準備」を参照してください。

2.6.1項「WindowsクラスタへのOracle GoldenGateのインストール」

2.6.2項「Oracle GoldenGateファイルのインストール」

2.6.3項「Managerのカスタム名の指定」

2.6.4項「WindowsサービスとしてのManagerのインストール」

2.6.1 WindowsクラスタへのOracle GoldenGateのインストール

WindowsクラスタへOracle GoldenGateをインストールする手順:

  1. Windowsクラスタのノードの1つにログインします。

  2. Oracle GoldenGateインストールの場所用のドライブを選択します。このドライブは、データベース・インスタンスが含まれているのと同じWindowsクラスタ・グループ内のリソースにする必要があります。

  3. このWindowsクラスタ・グループがログインしているクラスタのノードによって所有されていることを確認します。

  4. 次の手順に従ってOracle GoldenGateをインストールします。

2.6.2 Oracle GoldenGateファイルのインストール

Oracle GoldenGateファイルをインストールする手順:

  1. WinZipまたは同等の圧縮製品を使用して、ダウンロードしたファイルを解凍します。

  2. Oracle GoldenGateをインストールするドライバ上のフォルダに、それらのファイルをバイナリ・モードで移動します。パスが引用符で囲まれている場合でも、名前に空白が含まれているフォルダにOracle GoldenGateをインストールしないでください。次に例を示します。

    C:\"Oracle GoldenGate "は無効です。

    C:\Oracle_GoldenGateは有効です。

  3. Oracle GoldenGateフォルダからGGSCIプログラムを実行します。

  4. GGSCIでは、次のコマンドを発行してOracle GoldenGateの作業ディレクトリを作成します。

    CREATE SUBDIRS
    
  5. 次のコマンドを発行してGGSCIを終了します。

    EXIT
    
  6. Teradata Access Module (TAM)ライブラリをレプリケーション・サーバーにあるOracle GoldenGateのルート・ディレクトリにインストールします。TAMは、Vendor Access Module (VAM)として知られているOracle GoldenGate APIと通信します。VAMによって、トランザクション・データの変更がExtractプロセスに渡されます。正しいTAMのバージョンとTeradataのバージョンを組み合せる手順およびTeradataデータベースとOracle GoldenGateを併用するためにTAMを構成する手順については、『Teradata Replication Services Using Oracle GoldenGate』のドキュメント(http://www.info.teradata.com)を参照してください。一般に、TAMのバージョンはデータベースのバージョンと一致させる必要があります。

2.6.3 Managerのカスタム名の指定

次のいずれかが当てはまる場合には、Managerプロセスのカスタム名を指定する必要があります。

  • 既定のGGSMGR以外にManagerの名前を使用する場合。

  • このシステム上にWindowsサービスとして実行しているManagerプロセスが複数存在する場合。システム上の各Managerの名前を一意にする必要があります。次の手順に進む前に、ローカルのManagerサービスの名前をメモしてください。

Managerのカスタム名を指定する手順:

  1. Managerプログラムが格納されているディレクトリから、GGSCIを実行します。

  2. 次のコマンドを発行します。

    EDIT PARAMS ./GLOBALS
    

    注意:

    GLOBALSファイルはOracle GoldenGateインストール・ファイルのルートに存在する必要があるため、このコマンドでは./を使用する必要があります。


  3. ファイルに次の行を追加します(nameは、Managerサービスの1語で構成される名前です)。

    MGRSERVNAME name
    
  4. ファイルを保存します。ファイルは、GLOBALSの名前でファイル拡張子を付けずに自動的に保存されます。このファイルを移動しないでください。これは、Windowsサービスのインストール時とデータ処理時に使用されます。

2.6.4 WindowsサービスとしてのManagerのインストール

既定では、Managerは、サービスとしてインストールせず、ローカル・アカウントまたはドメイン・アカウントによって実行可能です。ただし、このように実行すると、ユーザーがログアウトしたときにManagerが停止してしまいます。Managerをサービスとしてインストールすると、ユーザーの接続に関係なくManagerを操作でき、さらに手動で、あるいはシステムの起動時にManagerを開始するようにManagerを構成できます。

Windowsクラスタの場合にManagerをサービスとしてインストールする必要がありますが、それ以外の場合はオプションです。

WindowsサービスとしてManagerをインストールする手順:

  1. (推奨)システム管理者としてログオンします。

  2. 「スタート」「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスに「cmd」と入力します。

  3. サービスとしてインストールしているManagerプログラムが格納されているディレクトリから、次の構文を使用してINSTALLユーティリティを実行します。

    install option [...]
    

    ここでoptionは次のいずれかです。

    表2-3 INSTALLユーティリティのオプション

    オプション 説明

    ADDEVENTS

    Oracle GoldenGateのイベントをWindows Event Managerに追加します。

    ADDSERVICE

    存在する場合はGLOBALSファイルのMGRSERVNAMEパラメータに指定されている名前、またはデフォルトのGGSMGRで、Managerをサービスとして追加します。ユーザーのログインとパスワードの変更に関係なくサービスを実行できるため、ADDSERVICEは、ローカル・システム・アカウント(ほとんどのWindowsアプリケーションの標準)で実行するようにサービスを構成します。Managerを特定のアカウントで実行するには、USERオプションとPASSWORDオプションを使用します。脚注 1 

    サービスがシステムの起動時に開始するようにインストールされます(「AUTOSTART」を参照)。インストール後に開始するには、システムを再起動するか、「コントロール パネル」の「サービス」アプレットから手動でサービスを開始します。

    AUTOSTART

    ADDSERVICEを使用して作成されたサービスをシステムの起動時に開始するよう設定します。MANUALSTARTを使用しないかぎり、このオプションが既定です。

    MANUALSTART

    ADDSERVICEを使用して作成されたサービスを、GGSCI、スクリプトまたは「コントロール パネル」の「サービス」アプレットから手動で開始するよう設定します。デフォルトはAUTOSTARTです。

    USER name

    Managerを実行するドメイン・ユーザー・アカウントを指定します。nameについては、HEADQT\GGSMGRなどのようにドメイン名、バックスラッシュおよびユーザー名を入力します。

    既定では、Managerは、Local Systemアカウントを使用するようにインストールされます。

    PASSWORD password

    USERを使用して指定されたユーザーのパスワードを指定します。


    脚注 1 ユーザー・アカウントを変更するには、Windowsの「コントロール パネル」の「サービス」アプレットから「プロパティ」アクションを選択します。

  4. (Windows Server 2008)Windows User Account Control(UAC)が有効である場合、コンピュータへのプログラム・アクセスを許可するか、または拒否するかを尋ねるプロンプトが表示されます。「許可」を選択して、INSTALLユーティリティを実行できるようにします。

    INSTALLユーティリティによって、管理者権限があるローカル・システム・アカウントでManagerサービスがインストールされます。サービスとしてインストールすると、Managerの実行時にUACによるプロンプトが表示されません。


注意:

Managerをサービスとしてインストールしなかった場合には、GGSCIコマンド・プロンプトから開始するときに、Oracle GoldenGateユーザーに対してManagerの権限レベルを確認するようにUACのプロンプトが表示されます。Oracle GoldenGateの他のプログラムの実行でもプロンプトが表示されます。


2.7 クラスタへのOracle GoldenGateの統合

クラスタにOracle GoldenGateをインストールした場合は、次の手順を実行して、クラスタ・ソリューションにOracle GoldenGateを統合します。

2.7.1 クラスタの一般的な要件

クラスタへOracle GoldenGateを統合する場合の一般的な要件は次のとおりです。

  1. Oracle GoldenGate Managerプロセス(およびManagerのみ)を、その他のアプリケーションと同じように、クラスタ管理のリソースとして登録します。Managerはその他すべてのプロセスを管理する親プロセスであるため、クラスタ管理のソフトウェアが開始および停止する唯一のOracle GoldenGateプロセスであることが必要です。

  2. クラスタで仮想IPアドレスが使用されている場合は、Managerプロセス用に使用可能な固定IPアドレスを取得する必要があります。VIPはパブリック・サブネット上の使用可能なIPアドレスであることが必要で、DHCPで決定することはできません。Extractデータ・ポンプのパラメータ・ファイルに、RMTHOSTパラメータの入力値としてリモートManagerのVIPを指定します。Managerにアクセスするその他のOracle GoldenGate製品でも、そのVIPを使用する必要があります。

  3. Managerを構成する際は、Managerがレプリケーション・プロセスを自動的に開始するように、AUTOSTARTおよびAUTORESTARTパラメータを追加します。必要な場合は、Oracle GoldenGateのユーザー・インタフェースから、Extract、Replicatおよびその他のOracle GoldenGateプロセスを制御できます。これらのパラメータの詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

  4. 1つのノードのみで共有ドライブにマウントします。これにより、プロセスが別のノードで開始されるのを防ぐことができます。すべてのノードで同じマウント・ポイントを使用します。

  5. このドキュメントに記載されているようにOracle GoldenGateを構成します。

2.7.2 Windowsクラスタ・リソースとしてのOracle GoldenGateの追加

Oracle GoldenGateをWindowsクラスタにインストールした場合、次の手順に従ってOracle GoldenGateをクラスタ・リソースとして設定し、すべてのノード上でManagerサービスを正しく構成します。

  • クラスタ管理者で、Oracle GoldenGateの接続先となるデータベースが含まれているグループにManagerプロセスを追加します。

  • Oracle GoldenGateを実行するすべてのノードが、リソースの可能性のある所有者として選択されていることを確認します。

  • ManagerのWindowsサービスに、次の依存性(「コントロール パネル」の「サービス」から構成可能)があることを確認します。

    • データベース・リソース

    • Oracle GoldenGateディレクトリを含むディスク・リソース

    • データベースのトランザクション・ログ・ファイルを含むディスク・リソース

    • データベースのトランザクション・ログ・バックアップ・ファイルを含むディスク・リソース