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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.1.2)
E49845-08
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4 Collectorパラメータ

この章ではCollectorプロセスのパラメータについて説明し、次のトピックを含みます。

Collectorプロセスは、ターゲット・システム上で動作し、受信データを受け取ってトレイルに書き込みます。Collectorの使用方法の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

4.1 Collectorプロセスの概要

通常Oracle GoldenGateユーザーは、Collectorプロセスとやり取りを行いません。これが動的Collectorと呼ばれます。これはManagerプロセスによって動的に起動されますが、パラメータは特定のExtractまたはReplicatパラメータのオプションとしてCollectorに送信できます。

ManagerでCollectorを実行するかわりに、次に示す構文と入力パラメータを使用してコマンドラインでSERVERプログラムを実行することにより、静的Collectorを手動で実行できます。

server parameter [parameter] [...]

Collectorパラメータは、大/小文字が区別され、先頭にダッシュを付ける必要があります。たとえば、-e-Eは2つの別個のパラメータで、結果はまったく異なります。

4.2 Collectorパラメータの概要

次に、使用可能なCollectorパラメータの概要を示します。

表4-1 Collectorパラメータ

パラメータ 説明

-b


デフォルトのファイル・バッファ・サイズを指定します。

-cp


別名Extractグループ用にCollectorで保持するチェックポイント・ファイルの名前を指定します。

-d


DEFGENユーティリティによって生成されたローカル定義ファイルの名前を指定します。

-E


受信ヘッダーおよびデータを、ASCIIからEBCDICフォーマットに変換します。

-e


Collectorにカスタマイズした方法で特定のフォーマット・エラーにレスポンスするように指示します。

-ENCRYPT


Extractパラメータ・ファイルのRMTHOSTパラメータで指定され、Extractプロセスから渡される暗号化のタイプを指定します。

-f


Extractプロセスに成功ステータスを返す前に、強制的にファイルへのすべての書込みをディスクにフラッシュさせます。

-g


2GBより大きなファイルをサポートします(Solarisのみ)。

-h


ソース・システムの名前またはIPアドレスを指定します。

-k


サービス提供先のExtractプロセスが接続を切断したときに終了するようにCollectorに指示します。

-KEYNAME


ローカルENCKEYS参照ファイルで定義されている鍵の名前を指定します。

-l


指定したファイルに出力を記録します。

-m


割り当てる最大ログ・ファイル数を指定します。

-P


Collectorパラメータを含むローカル・ファイルを指定します。

-p


TCP/IPポート番号を指定します。

-R


無効な数値ASCIIデータを代替値に置換します。

-x


Oracle GoldenGateで処理できなかったレコードを格納する破棄ファイルを指定します。