説明
DEFERAPPLYINTERVALパラメータでは、Replicatが取得したトランザクションをターゲット・データベースに適用するまでの待機時間を設定します。Replicatは、トランザクションをいつ適用するかを決定するために、ソース・システムのローカルGMT時間で記録されているソース・ソーストランザクションのコミット・タイムスタンプにこの遅延値を追加します。
DEFERAPPLYINTERVALは、ソース・データに対して行われた誤った変更の伝播の防止や、異なるタイムゾーン間でのデータ到着の制御、またターゲットにデータを適用する前に他の計画イベントを実行する時間を確保するなどの目的に使用できます。DEFERAPPLYINTERVALを使用すると、ターゲット・データに意図的にレイテンシを発生させることになるため、ターゲット・アプリケーションで時間が重視される場合には、慎重に使用する必要があります。
Replicatが操作を延期しているかどうかを判断するには、SEND REPLICATコマンドとSTATUSオプションを使用して、Waiting on deferred applyのステータスを確認します。
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注意: TCPSOURCETIMERパラメータを使用している場合は、ソース・トランザクションとターゲット・トランザクションのタイムスタンプが数秒異なり、Replicatがトランザクションを数秒間オープンにしておく(したがって行ロックしている)可能性があります。この小さな差異によって、パフォーマンスに大きな影響が及ぶことはないはずです。 |