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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.1.2)
E49845-08
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EXTFILE

適用対象

ExtractおよびReplicat

説明

EXTFILEパラメータでは、ローカル・システム上のデータ・ポンプExtractグループによって読み取られるローカル・ファイルである抽出ファイルを指定するか、SPECIALRUNを使用する場合はReplicatが読み取るローカル抽出ファイルを指定します。

EXTFILEは、関連するすべてのTABLEまたはMAP文よりも先に指定する必要があります。異なるファイルを定義するために、複数のEXTFILE文を使用できます。

ENCRYPTTRAILパラメータを使用して、このファイル内のデータを暗号化できます。詳細は、「ENCRYPTTRAIL | NOENCRYPTTRAIL」を参照してください。

デフォルト

なし

構文

EXTFILE file_name
[, FORMAT RELEASE major.minor]
[, MAXFILES number]
[, MEGABYTES megabytes]
[, TRAILBYTEORDER {BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}] 
file_name

ExtractおよびReplicatに有効です。抽出ファイルの相対名または完全修飾名を指定します。

FORMAT RELEASE major.minor

Extractから、トレイル、ファイル、または(リモート・タスクの場合)別のプロセスに送信されるデータのメタデータ・フォーマットを指定します。リーダー・プロセスは、メタデータに基づいて、データ・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。

  • FORMATは必須のキーワードです。

  • RELEASEはOracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。majorはメジャー・バージョン番号で、minorはマイナー・バージョン番号です。X.xには、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、9.0から現在のOracle GoldenGate X.xバージョン番号(たとえば11.2または12.1)です。(9.0以前のOracle GoldenGateリリースを使用している場合は、9.0または9.5を指定してください。)リリース・バージョンは、プログラムによって適切なトレイル・フォーマット互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。12.1より前のRELEASEのリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。

FORMATRECOVERYOPTIONSパラメータの間には、依存関係があります。RECOVERYOPTIONSAPPENDMODEに設定する場合、FORMATRELEASE 10.0以上に設定する必要があります。RECOVERYOPTIONSOVERWRITEMODEに設定する場合、FORMATRELEASE 9.5以下に設定する必要があります。詳細は、「RECOVERYOPTIONS」を参照してください。

MAXFILES number

Extractに有効です。単一のファイルでなく、連続するファイルを作成します。1つのファイルのサイズがオペレーティング・システムに許可される制限を越える可能性があるときに使用します。MAXFILESを使用して、必要な数のファイルを作成できます。エージングされたファイルには、6桁の順序番号が付けられます(例: datafile000002)。チェックポイントは、これらのファイルには保持されません。MAXFILESを使用するときは、MEGABYTESも使用して、連続ファイル内の各ファイルの最大サイズを設定します。

MEGABYTES megabytes

Extractに有効です。ファイル(MAXFILESを使用している場合は各ファイル)の最大サイズを定義します。抽出ファイルのサイズの上限は2GBです。

TRAILBYTEORDER {BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}

ファイル・レコードのメタデータのバイト・フォーマットを設定します。このパラメータは、列データに影響しません。12.1以上のバージョンのFORMAT RELEASEが指定されているファイルにのみ有効です。有効な値は、BIGENDIAN (ビッグ・エンディアン)、LITTLEENDIAN (リトル・エンディアン)およびNATIVEENDIAN (ローカル・システムのデフォルト)です。デフォルトはBIGENDIANです。使用方法の詳細は、GLOBALSバージョンの「TRAILBYTEORDER」を参照してください。

例1   
EXTFILE dirdat/datafile
例2   
EXTFILE dirdat/extdat, MAXFILES 3, MEGABYTES 2
例3   
EXTFILE /ggs/dirdat/extdat, FORMAT RELEASE 10.4