説明
GETUPDATEBEFORES
およびIGNOREUPDATEBEFORES
パラメータでは、Oracle GoldenGateに処理されるレコードに、UPDATE
操作の列のビフォア・イメージを含めるかどうかを制御します。ビフォア・イメージには、行が更新される前に存在していた列の詳細情報が含まれます。GETUPDATEBEFORES
パラメータは、次のように使用します。
Extractパラメータ・ファイルでは、データ・ソースからビフォア・イメージを抽出します。
Replicatパラメータ・ファイルでは、Replicat操作にビフォア・イメージを含めます。
ビフォア・イメージとアフター・イメージを比較して、トランザクションの最終結果を確認したり、その他の差分計算を実行したりできます。たとえば、更新前のBALANCE
フィールドが100ドルで更新後が120ドルの場合、これらを比較して20ドルの差異を確認できます。Oracle GoldenGateの列変換ファンクションを使用して、比較および計算を実行できます。
パラメータ・ファイルでビフォア・イメージを参照するには、@BEFORE
変換ファンクションを使用します。例:
COLMAP (previous = @BEFORE (balance))
Oracle GoldenGateがサポートするすべてのプラットフォームでOracleデータベースに競合の検出および解決(CDR)機能を使用する場合、GETUPDATEBEFORES
が必要です。CDRの詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
GETUPDATEBEFORES
およびIGNOREUPDATEBEFORES
パラメータは、表に固有です。一方のパラメータは、もう一方のパラメータが見つかるまで、それ以降のすべてのTABLE
またはMAP
文に有効です。
これらのパラメータは、MAP
文で有効化または無効化を選択できるため、調整Replicatの様々なスレッドに対して有効にしたり、無効にしたりできます。あるセットのMAP
文にGETUPDATEBEFORES
スレッドを指定し、別のセットのMAP
文にIGNOREUPDATEBEFORES
を指定します。