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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.1.2)
E49845-08
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GETUPDATEBEFORES | IGNOREUPDATEBEFORES

適用対象

ExtractおよびReplicat

説明

GETUPDATEBEFORESおよびIGNOREUPDATEBEFORESパラメータでは、Oracle GoldenGateに処理されるレコードに、UPDATE操作の列のビフォア・イメージを含めるかどうかを制御します。ビフォア・イメージには、行が更新される前に存在していた列の詳細情報が含まれます。GETUPDATEBEFORESパラメータは、次のように使用します。

  • Extractパラメータ・ファイルでは、データ・ソースからビフォア・イメージを抽出します。

  • Replicatパラメータ・ファイルでは、Replicat操作にビフォア・イメージを含めます。

ビフォア・イメージとアフター・イメージを比較して、トランザクションの最終結果を確認したり、その他の差分計算を実行したりできます。たとえば、更新前のBALANCEフィールドが100ドルで更新後が120ドルの場合、これらを比較して20ドルの差異を確認できます。Oracle GoldenGateの列変換ファンクションを使用して、比較および計算を実行できます。

パラメータ・ファイルでビフォア・イメージを参照するには、@BEFORE変換ファンクションを使用します。例:

COLMAP (previous = @BEFORE (balance))

Oracle GoldenGateがサポートするすべてのプラットフォームでOracleデータベースに競合の検出および解決(CDR)機能を使用する場合、GETUPDATEBEFORESが必要です。CDRの詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

GETUPDATEBEFORESおよびIGNOREUPDATEBEFORESパラメータは、表に固有です。一方のパラメータは、もう一方のパラメータが見つかるまで、それ以降のすべてのTABLEまたはMAP文に有効です。

これらのパラメータは、MAP文で有効化または無効化を選択できるため、調整Replicatの様々なスレッドに対して有効にしたり、無効にしたりできます。あるセットのMAP文にGETUPDATEBEFORESスレッドを指定し、別のセットのMAP文にIGNOREUPDATEBEFORESを指定します。

デフォルト

IGNOREUPDATEBEFORES

構文

GETUPDATEBEFORES | IGNOREUPDATEBEFORES

この例では、GETUPDATEBEFORESIGNOREUPDATEBEFORESを選択して様々なMAP文に適用する方法を示します(各文が、調整Replicatの異なるスレッドに該当します)。

GETUPDATEBEFORES
MAP sales.cust, TARGET sales.cust, THREAD (1);
MAP sales.ord, TARGET sales.ord, THREAD (2);
IGNOREUPDATEBEFORES
MAP sales.loc, TARGET sales.loc, THREAD (3);