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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.1.2)
E49845-08
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STATS REPLICAT

STATS REPLICATでは、1つ以上のReplicatグループの統計を表示します。調整Replicatグループのスレッド統計が次のように示されます。

スレッド・ラグ・ギャップ

すべてのスレッド全体で最大ラグと最小ラグの差異。

調整された合計DDL

調整されたDDLトランザクションの合計数。

調整された合計PK-Updateトランザクション

主キーへの更新に関連する調整されたトランザクションの合計数。

調整された合計EMIトランザクション

調整されたEVENTACTIONSイベントの合計数。

ユーザー・リクエストの調整を持つ合計トランザクション

MAPパラメータのCOORDINATEDオプションにより、構成内で明示的にリクエストされた調整の合計数

平均調整時間

すべてのスレッド全体で調整にかかった平均時間(秒)。

構文

STATS REPLICAT group_name
[, statistic]
[, TABLE [container. | catalog.]schema.table]
[, TOTALSONLY [container. | catalog.]schema.table]
[, REPORTCDR]
[, REPORTCHARCONV]
[, REPORTDETAIL | NOREPORTDETAIL]
[, REPORTRATE {HR | MIN | SEC}]
[, ... ]
group_name

1つのReplicatグループ名、または複数のグループを指定するワイルドカード(*)。たとえば、「T*」と指定すると、名前がTから始まるすべてのReplicatグループの統計が表示されます。

statistic

表示する統計。カンマで区切ることによって複数の統計を指定できます(例: STATS REPLICAT finance, TOTAL, DAILY)。

有効な値:

TOTAL

プロセス起動からの合計を表示します。

DAILY

現在の日付の開始からの合計を表示します。

HOURLY

現在の時間の開始からの合計を表示します。

LATEST

最後のRESETコマンド発行後の合計を表示します。

RESET

LATEST統計フィールドのカウンタをリセットします。

TABLE [container. | catalog.]schema.table]

指定した表、またはワイルドカード(*)で指定した表グループのみの統計を表示します。表の名前またはワイルドカード指定は2つの部分または3つの部分からなる完全修飾名である必要があります(例: hr.empまたは*.*.*)。

TOTALSONLY [container. | catalog.]schema.table]

指定した表、またはワイルドカード(*)で指定した表グループの統計サマリーを表示します。表の名前またはワイルドカード指定は2つの部分または3つの部分からなる完全修飾名である必要があります(例: hr.empまたは*.*.*)。

REPORTCDR

競合の検出および解決のための統計を表示します。次の統計があります。

  • 合計CDR競合

  • 成功したCDR解決

  • 失敗したCDR解決

  • CDR INSERTROWEXISTS競合

  • CDR UPDATEROWEXISTS競合

  • CDR DELROWEXISTS競合

  • CDR DELROWMISSING競合

REPORTCHARCONV

キャラクタ・セット変換が実行されるときに文字検証の統計を報告します。次の統計がSTATS出力に追加されます。

Total column character set conversion failure: 現在のReplicat実行における検証または変換の失敗の数。

Total column data truncation: キャラクタ・セット変換の結果、現在のReplicat実行において列データが切り捨てられた回数

REPORTDETAIL | NOREPORTDETAIL

コリジョン・エラーが原因でレプリケートされなかった操作を出力に含めるかどうかを制御します。出力を有効にすると、このような操作が通常の統計(実行されたINSERT、UPDATEおよびDELETE操作)、および詳細な表示の統計でレポートされます。たとえば、10レコードがINSERT操作で、キーの重複が原因でこれらすべてのレコードが無視された場合、レポートにはINSERT操作数10、コリジョンが原因で破棄された操作数10と出力されます。デフォルトはREPORTDETAILです。「STATOPTIONS」も参照してください。

REPORTRATE {HR | MIN | SEC}

統計を絶対値ではなく処理レートとして表示します。

HR

処理速度を時間単位で設定します。

MIN

処理速度を分単位で設定します。

SEC

処理速度を秒単位で設定します。

例1   

次の例では、特定の表について、プロセス起動後および現在の時間の開始後の1分当たりの統計を表示しし、最新の統計をリセットします。破棄された操作の統計はレポートされません。

STATS REPLICAT finance, TOTAL, HOURLY, TABLE sales.acct,
REPORTRATE MIN, RESET, NOREPORTDETAIL
例2   

次の例は前述の例と同じ統計を表示しますが、調整Replicatグループのスレッド3が対象です。

STATS REPLICAT fin003, TOTAL, HOURLY, TABLE sales.acct,
REPORTRATE MIN, RESET, NOREPORTDETAIL