説明
STATOPTIONSパラメータでは、STATS EXTRACTまたはSTATS REPLICATコマンドによって生成される統計表示に含める情報を指定します。このパラメータのオプションは、必要に応じてこれらのコマンドの引数としても有効化できます。
構文
STATOPTIONS [, REPORTDETAIL | NOREPORTDETAIL] [, REPORTFETCH | NOREPORTFETCH] [, RESETREPORTSTATS | NORESETREPORTSTATS] [, THREADS (threadID[,threadID][, ...][,thread_range[,thread_range][, ...])]
REPORTDETAIL | NOREPORTDETAILReplicatに有効です。コリジョン処理の結果として破棄されたためにターゲットに適用されなかった操作に関する統計のレポートを制御します。
REPORTDETAIL破棄された操作に関する統計を返します。このような操作は、通常のSTATS REPLICAT統計(実行された挿入、更新および削除)で、STATS REPLICATがDETAILオプションとともに発行された場合は破棄された統計としてレポートされます。たとえば、10レコードがINSERT操作で、キーの重複が原因でこれらすべてのレコードが無視された場合、レポートにはINSERT操作数10、コリジョンが原因で破棄された操作数10と出力されます。REPORTDETAILはデフォルトです。
NOREPORTDETAIL破棄された操作に関する統計のレポートを無効にします。
REPORTFETCH | NOREPORTFETCHExtractに有効です。FETCHCOLS句によってトリガーされるフェッチや、トランザクション・レコードに十分な情報がないときに実行する必要があるフェッチなど、Extractによって実行される行フェッチ数に関する統計のレポートを制御します。
REPORTFETCH行フェッチに関する統計をレポートします。出力内容は次のようになります。
row fetch attempts: Extractがトランザクション・ログから列値を取得できなかったときに、データベースから値をフェッチしようとした回数。
fetch failed: 失敗した行フェッチの試行回数。
row fetch by key: (Oracleに有効)主キーを使用して行われた行フェッチの試行回数。
NOREPORTFETCHフェッチに関する統計のレポートを無効にします。NOREPORTFETCHがデフォルトです。
RESETREPORTSTATS | NORESETREPORTSTATSExtractおよびReplicatに有効です。新しいレポートが作成されるときに、REPORTパラメータによって生成される統計をリセットするかどうかを制御します。RESETREPORTSTATSは、レポートから別のレポートに統計をリセットします。NORESETREPORTSTATSは、レポートから次のレポートに統計を繰り越します。これがデフォルトです。「REPORT」を参照してください。レポートのロールオーバーは、REPORTROLLOVERパラメータによって制御されます。「REPORTROLLOVER」を参照してください。
THREADS (threadID[, threadID][, ...][, thread_range[, thread_range][, ...])調整Replicatの指定スレッドに対して選択されたSTATOPTIONSオプションを有効にします。
threadID[, threadID][, ...]スレッドIDを指定するか、スレッドのカンマ区切りリストをthreadID, threadID, threadIDの形式で指定します。
[, thread_range[, thread_range][, ...]スレッドの範囲をthreadIDlow-threadIDhighの形式で指定するか、範囲のカンマ区切りリストをthreadIDlow-threadIDhigh, threadIDlow-threadIDhighの形式で指定します。
threadID, threadID, threadIDlow-threadIDhighのように、これらの形式を組み合せることができます。