ADD TRACETABLEでは、Oracleデータベースにトレース表を作成します。トレース表は、USERIDまたはUSERIDALIASパラメータで構成したOracle GoldenGate Extractユーザーのスキーマにある必要があります。トレース表により、双方向同期構成でReplicatトランザクションがもう一度抽出されることを防止できます。
このコマンドを使用する前に、DBLOGINコマンドを使用してデータベース接続を確立してください。
次にトレース表の説明を示します。
表1-19トレース表の説明
| 名前 | NULLかどうか | タイプ | 説明 |
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Replicatグループまたは特別実行プロセスの名前。 |
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Replicatグループまたは特別実行プロセスのユーザーID。 |
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トランザクションのタイムスタンプ。 |
構文
ADD TRACETABLE [[container.]owner.table]
containerデータベースがマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の場合、プラガブル・データベース。
owner.table(オプション)トレース表にデフォルトのGGS_TRACEと異なる名前を指定する場合にのみ使用します。所有者は、Extractパラメータ・ファイルのUSERIDまたはUSERIDALIASUSERIDパラメータで指定した所有者と同一である必要があります。
デフォルト名を使用するには、この引数を省略します。可能なときは常にデフォルトの表名を使用してください。デフォルトのGGS_TRACE以外のトレース表名を指定する場合は、ExtractおよびReplicatパラメータ・ファイルのTRACETABLEパラメータを使用して指定します。パラメータ・ファイルで使用するときや、統計の表示およびこの表の削除で必要になるため、この表の名前を記録しておくいてください。詳細は、「TRACETABLE | NOTRACETABLE」を参照してください。