繰返しメンバーの表示および抑制

データ・ソース・タイプ: Essbase

アド・ホック・グリッドで積上げディメンションを使用する際に、「繰返しメンバーの抑制」オプションが選択されていると、Essbaseでは、次の行に複数のラベルがある場合、それらの上の中央位置にメンバー・ラベルが配置され、最初の行ディメンションまでこの方法で表示されます。次に、サンプル・シナリオを示します。

Sample Basicデータベースを使用し、「アド・ホック分析」オプションを選択します。図14に示すように、Measures、Product、Market、ScenarioおよびYearディメンションが取得されます。

図 14. Sample Basicのアド・ホック分析グリッドの初期状態

ワークシートに最初に取得されたメンバーは、セルB1がProductで、C1がMarket、D1がScenario、B2がMeasures、A3がYearです

図15に従い、積上げディメションが3つ、隣同士に並ぶディメンションが2つになるように配置します。

図 15. ディメションが積上げ構成で配置されたSample Basicのグリッド

ディメンションは、C1がMeasures、C2がMarket、C3がScenario、A4がProductおよびB4がYearになるように再配置されています

デフォルトでは、「オプション」ダイアログ・ボックスの「データ」タブにある「行の抑制」グループの「繰返しメンバー」オプションは、選択が解除されています。ProductとYearメンバーにズーム・インしてから、MarketおよびScenarioディメンションにズーム・インします。結果のグリッドは、図16のようになります。

図 16. 「繰返しメンバー」オプションを選択する前のグリッドでディメンションにズーム・インした場合

ズーム・イン操作後のグリッドについては、前の段落で説明されています。

注:

図16および図17では、わかりやすいように、SouthメンバーとCentralメンバーをグリッドに表示していません。

Smart Viewのリボンから、「オプション」、「データ」タブの順に選択します。「行の抑制」グループで、「繰返しメンバー」オプションを選択します。次に、シートをリフレッシュします。結果のグリッドは、図17のようになります。それぞれの行ディメンションで、次の行にある複数のラベル上の中央位置にメンバー・ラベルが配置されています。

図 17. 「繰返しメンバー」オプションの選択後にグリッドをリフレッシュした場合

前の段落で説明されているようにオプションを設定して、リフレッシュした後のグリッド