正規の例

正規分布を使用して、将来のインフレーション率を表すことができます。最も可能性の高いのは4%だと考えています。インフレーション率が4%を上回る可能性は4%を下回る可能性と同様に十分あり得ると想定しています。また、インフレーション率が4%から前後2%の間に収まる可能性が68%あることも想定しています。つまり、インフレーション率が2%から6%の間に収まる可能性が約3分の2あると推定しています。

正規分布では、平均値と標準偏差の2つのパラメータを使用します。図A.16「正規分布」は、Crystal Ballで標準偏差のパラメータとして入力された例の値を示しています: この場合、平均値は0.04 (4%)、標準偏差は0.02 (2%)です。この分布は、特定のパーセンテージのインフレーション率の確率を示しています。

図A.16 正規分布

この図は、正規分布を示しています。