この例では、会社は新製品のユニット当たりコストが幅広く変化する可能性があると判断しています。会社は、$10から$20までの任意の数値には20%の可能性、$20から$30までの任意の数値には10%の可能性、$40から$50までの任意の数値には30%の可能性、$60から$80までの整数のドル金額には30%の可能性、$90または$100の値には5%の可能性があると考えています。図A.23「4列のカスタム・データ範囲」に示すように、すべての値は、範囲の最小値、範囲の最大値(「単一の値」範囲を除くすべて)、総確率、およびステップ(「離散範囲」の場合のみ)の順にワークシートに入力されています。
このため、データをロードする前に、仮定を作成し、「カスタム分布」、「パラメータ」、「離散範囲」の順に選択できます。
データ・ロードを実行するには:
データをロードする前に、仮定を作成し、「カスタム分布」、「パラメータ」、「離散範囲」の順に選択します。
この例では、離散範囲に最も多くのパラメータがあるため、このパラメータ設定が選択されました。データに離散傾斜範囲も含まれる場合、データをロードする前に、「パラメータ」、「傾斜範囲」の順に選択できます。これにより、データ表は5列になり、すべてのデータ・タイプを受け入れられるようになります。
「詳細」ボタンをクリックして「仮定の定義」ダイアログを開き、データ表を組み込みます。
値はすでにワークシート上にあるため、「データのロード」をクリックしてデータを「カスタム分布」ダイアログにロードできます。
データの場所範囲(この例ではA2:D7
)を入力します。
すべての設定が正しい場合、「OK」をクリックします。
Crystal Ballにより、指定した範囲の値がカスタム分布に入力され、図A.24「ワークシートのカスタム・データ」に示すように、指定した範囲のグラフが作成されます。
別の例は、Oracle Crystal Ballリファレンスおよびサンプル・ガイドの確率分布情報を参照してください。