これまで、Vision Research社は、ClearViewの開発に$10,000,000を費やし、以前のテストのコストに基づいてClearViewをテストするためにさらに$3,000,000から$5,000,000費やす予定です。テスト・コスト変数について、Vision Research社は、$3,000,000から$5,000,000までの任意の金額に実際のテスト・コストになる可能性が等しくあると考えています。
一様分布は、最小値と最大値の間のすべての値に発生の可能性が等しくある状況を表すため、この分布はClearViewのテスト・コストを表す場合に最も適しています。
テスト・コストの仮定セルを定義するには:
セルC5をクリックします。
Crystal Ballリボンの「仮定の定義」を選択します。
セルC5には仮定がまだ定義されていないため、図D.6「「分布一覧」ダイアログ」に示すように、「分布一覧」ダイアログが開きます。
デフォルトでは、「基本」分布が表示されます。これらは、最も頻繁に使用される6つの連続分布および離散分布です。分布をクリックして選択すると、その分布に関する情報が「分布一覧」の下部に表示されます。
「一様」分布をクリックします。
「OK」をクリックします。
一様分布ダイアログが開きます(図D.7「C5の一様分布」)。
ワークシート上でセルC5にはすでにラベル・テキストがあるため、このテキストが仮定名テキスト・ボックスに表示されます。新しい名前を入力するかわりに、この名前を使用します。また、Crystal Ballにより、分布パラメータ「最小」および「最大」にデフォルト値が割り当てられています。
Vision Research社は、テストに最小$3,000,000および最大$5,000,000を費やす予定です。デフォルトのかわりにこれらの値を使用して、次のステップで説明するように、Crystal Ballで一様分布のパラメータを指定します。
パラメータを指定するには:
「最小」テキスト・ボックスに3
を入力します(ワークシートの数値は百万ドル単位です)。
[Tab]キーを押します。
「最大」テキスト・ボックスに5
を入力します。
「入力」をクリックします。
図D.8「変更された分布値」に示すように、入力した値を反映して分布が変更されます。
ステップ 1およびステップ 3の値が正しく入力された場合、分布は図D.8「変更された分布値」のようになります。後でシミュレーションを実行すると、Crystal Ballにより、セルC5の乱数が300万ドルから500万ドルの間で均等に並んで生成されます。
「OK」をクリックしてワークシートに戻ります。