この例では、Smart Viewパネルの「共有接続」エリアでStrategic Financeサーバーを選択すると想定します。接続が完了したら、Strategic Planningというラベルのリボンをクリックして、「開く」をクリックします。次に、Strategic Financeファイル(このケースではSample.alc)を開きます。POVは「ベース」、「標準」および「すべての勘定科目」に設定されます(図F.6「Strategic Financeで開かれたStrategic Financeファイル(Sample.alc)」)。
2010年、2011年および2012年の一部のデータを分析することにしました。正規分布とデフォルトの平均値および標準偏差を使用し、単位ボリューム、製品価格、売上原価をCrystal Ball EPM仮定として定義します。これらは、各勘定科目の入力行で定義されます(図F.7「Strategic Finance入力セルをCrystal Ball EPM仮定として定義」)。平均値は元のセル値で、標準偏差はその値の10分の1です。シミュレーションを進めると、仮定定義にあわせて値の範囲が生成されます。
注: | この例では、正規分布を使用していますが、データにより適した他の分布を選択したり、様々な状況に適した三角分布を使用できます。 |
2012年の純利益にのみ関心があるため、2012年の純利益の出力セルを選択してCrystal Ball EPM予測として定義します(図F.8「Crystal Ball EPM予測として定義された2012年の純利益の出力セル」)。予測計算が機能するのは、出力セルに添付されたStrategic Financeビジネス・ロジックで、少なくともいくつかの入力セルがCrystal Ball EPM仮定として定義されたデータ・フォームが使用されるためです。
これで、Crystal Ball EPMデータ・セルが定義されました。仮定セルは緑で予測セルは青です。これら2つの色を区別できない場合は、Crystal Ball EPMセルのプリファレンスを使用して色を変更したり、かわりにパターンを使用することができます。
これで、モデルに対してシミュレーションを実行できます。
500回の試行を実行します。2012年の純利益の予測グラフが表示されます(図F.9「2012年の純利益のCrystal Ball予測グラフ」)。
予測グラフの信頼度フィールドに様々な値を入力して、発生している様々な事象の確率を調べます。
210から230百万ドルの純利益を獲得する確率は約75%です(図F.10「2012年の純利益の中央75%の予測グラフ」)。
200百万ドルを超える純利益を獲得する確率は約40%であると算出しました(図F.11「$200百万を超える2012年の純利益の予測グラフ」)。
最後に、予測グラフを元のフォームに戻して、「予測」、「感度グラフを開く」の順に選択して、2012年純利益の予測に対するすべての定義済仮定の感度グラフを生成します(図F.12「2012年の純利益の感度グラフ」)。2012年の純利益の差異の約99%は、2012年の売上原価が原因であることがわかりました。これらの原価の削減に注力することを決定しました。