グラフィック・フォームと数値フォームの予測結果は、予測ごとに生成された値を表すとともに、任意の値を取得する確率も表します。Crystal Ballでは、これらの確率を正規化することにより、別の重要な数値である信頼度を計算します。予測グラフ(表2.1「Crystal Ballのグラフ」)は、重要な分析ツールです。
予測値が-無限大と+無限大の間に収まる確率は、常に100%です。ただし、これと同じ予測が少なくともゼロ(利益を得られることを確認するために計算可能)である確率(信頼度)はわずか45%である場合があります。Crystal Ballでは、定義する範囲ごとに結果として得られる信頼度が計算されます。この方法により、会社が利益を得る確率を把握できるのみなく、会社が新規開発事業で利益を得る確率が45%あると言い表すことによってこの確率を定量化することもできます(この結果、この新規開発事業を見送ることを決定することもできます)。