Crystal Ballでは、3つのタイプのデータ・セルを入力および出力として使用します:
仮定セルは、不確かな値(解決しようとしている問題における不確かな独立変数)が含まれる入力セルです。仮定セルには、式やテキストではなく単純な数値が含まれる必要があります。
意思決定変数セルは、変化が制御下にある値が含まれる入力セルです。意思決定変数セルには、数式やテキストではなく、単なる数値が含まれます。これらは、Crystal Ballの一部のツールおよびOptQuestによって使用されます。
予測セル(従属変数)は、1つ以上の仮定セルおよび意思決定変数セルを参照する式が含まれる出力セルです。予測セルでは、仮定セル、意思決定変数セルおよびその他のセル内の値を結合することによって結果を計算します。たとえば、予測セルには=C17*C20*C21
という式が含まれる場合があります。
すべてのCrystal Ballモデルは、少なくとも1つの仮定と予測を含む必要があります。意思決定変数は基本シミュレーションではオプションです。
仮定は、確率分布で定義された値範囲を含むことができます(仮定および確率分布について)。
仮定に関するトピックでは、仮定セルに対してシミュレーションを実行できるようにCrystal Ballのモデルで仮定セルを定義する手順を段階的に説明します。また、分布一覧を使用してお気に入りの分布を編成する方法や、他のユーザーと共有する分布のカテゴリを定義する方法についても説明します。
新規ユーザーである場合は、これらのトピックを読む前に付録D Crystal Ballチュートリアルのチュートリアル1を参照することを検討してください。