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Oracle® Database Applianceオーナーズ・ガイド
リリース2.8.1 Linux x86-64

部品番号 B66175-07
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2 Oracle Database Applianceの概要

この章では、Oracle Database Applianceの機能について説明します。Oracle Database Applianceには3つのバージョンがあります。

Oracle Database Applianceの機能の詳細は、次のとおりです。

サポートされているコンポーネントおよび機能

次の表は、Oracle Database Applianceのコンポーネントおよび機能を示しています。

コンポーネント
ODA (オリジナル・バージョン)
ODA X3-2
ODA X4-2
サーバー・ノード
シャーシごとに2つのサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下のサーバー・ノードはSN0で、上のサーバー・ノードはSN1です。
シャーシごとに2つのサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下側のサーバー・ノードはノード0 (SN0)です。上側のサーバー・ノードはノード1 (SN1)です。
シャーシごとに2つのサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下側のサーバー・ノードはノード0 (SN0)です。上側のサーバー・ノードはノード1 (SN1)です。
CPU
各サーバー・ノードに2個の6-コア3.06 GHz Intel Xeon® E5675プロセッサ。
各サーバー・ノードに2個の8-コア2.9 GHz Intel Xeon® E5-2690プロセッサ。
各サーバー・ノードに2個の12-コア2.7 GHz Intel Xeon® E5-2697 v2プロセッサ。
メモリー
各サーバー・ノードに96 GB。各サーバー・ノードに6個の8 GB低電圧DDR3 RDIMM (シングル・ランクまたはデュアル・ランク) (1333-MHz)。

注意 - クァッドランクDIMMはサポートされません。
各サーバー・ノードに256 GB。各サーバー・ノードに16個の16 GB低電圧DDR3 RDIMM (1600 MHz)。
各サーバー・ノードに256 GB。各サーバー・ノードに16個の16 GB低電圧DDR3 RDIMM (1600 MHz)。
ストレージ・デバイス
サーバー・ノードごとに次のストレージ・デバイスを搭載しています。
  • スロット0-19に20個の3.5インチSAS 600GB HDD。

  • スロット20-23に4個の3.5インチSAS 73GB SSD。

  • オペレーティング・システムの記憶域およびシステム・ブートに確保される2つの背面から使用できる2.5インチSATA 500GB HDD。

  • 1つの内部4GB USBサムドライブ。

ストレージ・シェルフおよびオプションのストレージ拡張シェルフにはそれぞれ次のものが含まれます。
  • スロット0-19に20個の2.5インチ900GB SAS2 2.5インチHDD

  • スロット20-23に4個の2.5インチ200GB SAS2 SLC SSD

  • 18TBのRAWストレージ・メモリー

サーバー・ノードごとに、次のとおりです。
  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの2.5インチ600GB SAS2 HDD。

ストレージ・シェルフおよびオプションのストレージ拡張シェルフにはそれぞれ次のものが含まれます。
  • スロット0-19に20個の2.5インチ900GB SAS2 2.5インチHDD

  • スロット20-23に4個の2.5インチ200GB SAS2 SLC SSD

  • 18TBのRAWストレージ・メモリー

サーバー・ノードごとに、次のとおりです。
  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの2.5インチ600GB SAS2 HDD。

USB 2.0ポート
各サーバー・ノードに背面に2つ、内部に1つ。
各サーバー・ノードに合計6つ(前面に2つ、背面に2つおよび内部に2つ)。
各サーバー・ノードに合計6つ(前面に2つ、背面に2つおよび内部に2つ)。
PCI Express (PCIe) I/Oスロット
各サーバー・ノードに3つの外部ロープロファイルPCIe Gen2スロット(x8)。
  • PCIeスロット0: RJ-45コネクタ付きデュアルポート10 GbEネットワーク・アダプタ。

  • PCIeスロット1: RJ-45コネクタ付きクァッドポート1 GbE (ギガビット・イーサネット)ネットワーク・アダプタ。

  • PCIeスロット2: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ。

デュアルポート内部SAS-2ホスト・バス・アダプタ付きの内部ロープロファイルPCIe Gen-2スロット(x8) 1個。
各サーバー・ノードに3つの外部および1つの内部ロープロファイルPCIe Gen3スロット。次のものが含まれます。
  • PCIeスロット1: RJ-45コネクタ付きデュアルポート10 GbEネットワーク・アダプタ

  • PCIeスロット2: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ

  • PCIeスロット3: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ

  • PCIeスロット4: 内部PCIeスロット

各サーバー・ノードに3つの外部および1つの内部ロープロファイルPCIe Gen3スロット。次のものが含まれます。
  • PCIeスロット1: デュアルポート10 GbE SPF+ PCIe 2.0ロープロファイル・アダプタ

  • PCIeスロット2: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ

  • PCIeスロット3: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ

  • PCIeスロット4: 内部PCIeスロット

クラスタ・デバイス
ノードとノードを接続した1つの統合クラスタ・デバイスが各サーバー・ノードに用意されています。各統合クラスタ・デバイスは、2つの内部1 GbEネットワーク・インタフェース・ポートおよび2つの内部デュアルポートUARTポートを用意しています。
ノードとノードを相互接続した1つの統合クラスタ・デバイスが、RJ-45接続のある2つの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポートを通して各サーバー・ノードに用意されています。
ノードとノードを相互接続した1つの統合クラスタ・デバイスが、デュアルレートSFP+接続のある2つの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポートを通して各サーバー・ノードに用意されています。
または、各サーバー・ノードのRJ-45接続のある4つの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポートの2つを使用して、ノードとノードの相互接続を作成することもできます。詳細は、『Oracle Database Applianceスタート・ガイド』を参照してください。
SAS-2ポート
N/A
サーバー・ノードごとに2個の内部SAS-2ポートおよび4個の外部SAS-2ポート。
ストレージ・シェルフに6つのSAS-2ポート。
ストレージ拡張シェルフに6つのSAS-2ポート。
サーバー・ノードごとに2個の内部SAS-2ポートおよび4個の外部SAS-2ポート。
ストレージ・シェルフに6つのSAS-2ポート。
ストレージ拡張シェルフに6つのSAS-2ポート。
オンボード・イーサネット・ポート
各サーバー・ノードの背面パネルにあるRJ-45コネクタ付きの2つの1 GbEネットワーク・インタフェース・ポート。
各サーバー・ノードの背面にあるRJ-45コネクタ付きの4つの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポート。
各サーバー・ノードの背面にあるRJ-45コネクタ付きの4つの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポート。
ネットワーク管理(NET MGT)ポート
各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100ネットワーク・インタフェース・ポート。
各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100ネットワーク・インタフェース・ポート。
各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100ネットワーク・インタフェース・ポート。
シリアル管理(SER MGT)ポート
サーバー・ノードごとに背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。
サーバー・ノードごとに背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。
サーバー・ノードごとに背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。
VGAポート
サーバー・ノードごとに背面パネルに1個の高密度HD-15ビデオ・ポート。
サーバー・ノードごとに背面パネルに1個の高密度HD-15ビデオ・ポート。
サーバー・ノードごとに背面パネルに1個の高密度HD-15ビデオ・ポート。
サービス・プロセッサ(SP)
各サーバー・ノードには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。
  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100BaseT管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)

各サーバー・ノードには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。
  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100BaseT管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

各サーバー・ノードには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。
  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100BaseT管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

電源
シャーシごとに2つのホットスワップ可能な電源。
サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとの2つのホット・スワップ可能な電源。
サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとの2つのホット・スワップ可能な電源。
冷却ファン
サーバー・ノードごとに2個の冗長するホットスワップ可能なファン・モジュール。
サーバー・ノードごとに、ホットスワップ可能な、シャーシ冷却用の4個の40mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。
各電源(サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフ)に固有の冷却ファンがあります。
サーバー・ノードごとに、ホットスワップ可能な、シャーシ冷却用の4個の40mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。
各電源(サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフ)に固有の冷却ファンがあります。
オペレーティング・システム
Oracle Linux。
Oracle Linux。
Oracle Linux。
管理ソフトウェア
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0。
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.1。
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.1。

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2のフロント・パネルおよびバック・パネル

この項では、Oracle Database Appliance X3-2/X4-2のフロント・パネルおよびバック・パネルについて説明します。Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)がある場合、「Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のフロント・パネルおよびバック・パネル」を参照してください。

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2のフロント・パネル

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2には、2つのサーバー・ノード(Sun Server X3-2のノードが2つか、Sun Server X4-2のノードが2つのいずれか)および1つのOracle DE2–24Pストレージ・シェルフが含まれます。ユニット全体で4RUです。オプションのストレージ拡張シェルフには、追加で2RUが必要で、合計で6RUに増加します。

次の図は、オプションのストレージ拡張シェルフを含むOracle Database Appliance X3-2の前面を示しています。製品のラベルを除いて、Oracle Database Appliance X4-2の外観も同じです。

イメージ:Oracle Database Appliance X3-2/X4-2の前面の図。
コールアウト
説明
1
サーバー・ノード1
2
サーバー・ノード0
3
ストレージ・シェルフ
4
オプションのストレージ拡張シェルフ

サーバー・ノードのフロント・パネルの機能

次の図は、サーバー・ノードのフロント・パネルのコンポーネントを示しています。

イメージ:番号付きのコールアウトを使用した、サーバー・ノードの前面のコンポーネントを示す図。
コールアウト
説明
コールアウト
説明
1
製品シリアル番号(PSN)ラベルとラジオ周波識別(RFID)タグ
10
システム過熱警告LED: オレンジ色
2
位置特定LED/ボタン: 白色
11
HDD 0
3
USB 2.0コネクタ(2)
12
HDD 1
4
SP OK LED: 緑色
13
HDDフィラー
5
保守要求LED: オレンジ色
14
HDDフィラー
6
電源/OK LED: 緑色
15
HDDフィラー
7
電源ボタン
16
HDDフィラー
8
ファン障害LED: オレンジ色
17
HDDフィラー
9
電源(PS)障害LED: オレンジ色
18
HDDフィラー

注意 - Oracleサポート・サービスに連絡する場合、シリアル番号のかわりに最上位レベル識別子(TLI)を使用します。いずれかのサーバー・ノードの上部を見るか、ストレージ・シェルフの上部で、TLIを確認できます。詳細は、第2章「Oracle Database Applianceの概要」を参照してください。

ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能

次の図は、ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能を示しています。

イメージ:番号付きのコールアウトを使用したストレージ・シェルフの前面の図。
コールアウト
説明
1
システム電源インジケータ
2
モジュール障害インジケータ
3
位置特定インジケータ
4
ドライブ障害インジケータ
5
電源/アクティビティ・インジケータ

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2のバック・パネル

この項では、Oracle Database Appliance X3-2/X4-2のバック・パネルの機能について説明します。次の図は、Oracle Database Appliance X3-2を示しています。Oracle Database Appliance X3-2とOracle Database Appliance X4-2は、PCIeスロット1のネットワーク・カードを除いて同じです(「サーバー・ノードのバック・パネルの機能」を参照してください)。

イメージ:番号付きのコールアウトを使用したOracle Database Appliance X3-2/X4-2の背面の図。
コールアウト
説明
1
サーバー・ノード1
2
サーバー・ノード0
3
ストレージ・シェルフ
4
オプションのストレージ拡張シェルフ

サーバー・ノードのバック・パネルの機能

次の図は、サーバー・ノードのバック・パネルのコンポーネントを示しています。

イメージ:番号付きのコールアウトを使用したサーバー・ノードの背面の図。
コールアウト
説明
コールアウト
説明
1
ファン・モジュール付き電源(PS) 0
9
NET MGTポート。Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)との接続に使用するRJ-45コネクタ付きのサービス・プロセッサ10/100BASE-Tネットワーク・インタフェース・ポート
2
電源(PS) 0ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色
10
SER MGTポート。Oracle ILOMとの接続に使用するサービス・プロセッサRJ-45シリアル・ポート
3
ファン・モジュール付き電源(PS) 1
11
RJ-45コネクタ付きの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポート
4
電源(PS) 1ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色
12
RJ-45コネクタ付きの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポート
5
システムのステータス・インジケータ。位置特定LED: 白色、保守要求LED: オレンジ色、電源/OK LED: 緑色
13
RJ-45コネクタ付きの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポート
6
ODA X4-2: PCIeカード・スロット1。2個の10 GbEデュアルレートSPF+ポートがサーバー・ノード間のプライベート・クラスタ相互接続用に提供されます。
または、各サーバー・ノードのRJ-45接続のある4つの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポートの2つを使用して、ノードとノードの相互接続を作成することもできます。詳細は、『Oracle Database Applianceスタート・ガイド』を参照してください。
ODA X3-2: PCIeカード・スロット1。RJ-45コネクタ付きの2個の10 GbEネットワーク・インタフェース・ポートがサーバー・ノード間のプライベート・クラスタ相互接続用に提供されます。
14
RJ-45コネクタ付きの10 GbEネットワーク・インタフェース・ポート
7
PCIeカード・スロット2。サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフに接続するのに使用される2個のSAS-2コネクタが提供されます。
15
USB 2.0コネクタ(2)
8
PCIeカード・スロット3。サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフに接続するのに使用される2個のSAS-2コネクタが提供されます。
16
DB-15ビデオ・コネクタ

ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能

次の図は、ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能を示しています。

イメージ:番号付きのコールアウトを使用したストレージ・シェルフの背面の図。
コールアウト
説明
1
AC電源障害インジケータ
2
電源装置のステータス・インジケータ
3
ファン障害インジケータ
4
DC電源障害インジケータ
5
電源装置0
6
SAS I/Oモジュール1
7
SAS I/Oモジュール0
8
電源装置1

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のフロント・パネルおよびバック・パネル

この項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のフロント・パネルおよびバック・パネルについて説明します。Oracle Database Appliance X3-2またはOracle Database Appliance X4-2がある場合、「Oracle Database Appliance X3-2/X4-2のフロント・パネルおよびバック・パネル」を参照してください。

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のフロント・パネル

Oracle Database Appliance(オリジナル・バージョン)には、2つのサーバー・ノード(SN0とSN1)が含まれています。SN0が下でSN1が上です。サーバー・ノードは、システム・コントローラとも呼ばれます。

次の図は、Oracle Database Applianceのフロント・パネルおよびそのコンポーネントを示しています。

イメージ:番号付きのコールアウトを使用して、拡大したコントロール・パネルとともにシステムのフロント・パネルを示す図。

注意 - システムには、アイテム1から8がそれぞれ2つ(サーバー・ノードごとに1つ)あります。RFID、製品シリアル番号タグ、ドライブ・マップは1つしかありません。
コールアウト
説明
1
位置特定ボタン/LED (白色)
2
SP (サービス・プロセッサ) OK LED (緑色 = OK、オレンジ色 = 障害)
3
サーバー・ノードの取外し準備完了LED (青)
4
保守要求LED (オレンジ色)
5
電源/OK LED (緑色)
6
システム過熱LED (オレンジ色)
7
後部HDD (ハード・ディスク・ドライブ)/PS (電源)/ファン・フォルトLED (オレンジ色)
8
電源ボタン(凹型)
9
ドライブ・マップ
10
RFID (無線自動識別)と製品シリアル番号タグ

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のバック・パネル

次の図は、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のバック・パネルを表し、SN0のコンポーネントを示しています。SN1のコンポーネントも同じです。

イメージ:番号付きのコールアウトを使用したシステムの背面の図。
コールアウト
説明
コールアウト
説明
1
電源装置(PSU)
8
ファン
2
位置特定ボタン/LED (白色)
9
SER MGTポート。Oracle ILOMとの接続に使用するサービス・プロセッサRJ-45シリアル・ポート
3
ホスト・マスク不可能割込み(NMI)およびSPリセット凹型スイッチ
10
RJ-45コネクタ付きのデュアル・オンボード1 GbEネットワーク・インタフェース・ポート
4
ステータスLED:
  • サーバー・ノードの取外し準備完了LED (青)

  • 保守要求LED (オレンジ色)

  • 電源/OK LED (緑色)

11
USBポート
5
外部MiniSASポート(各サーバー・ノードに2つ) – 予約済。これらのポートにケーブルを接続して使用しないでください
12
NET MGTポート。Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)との接続に使用するRJ-45コネクタ付きのサービス・プロセッサ10/100BASE-Tネットワーク・インタフェース・ポート
6
PCI Express (PCIe)スロット0 – デュアル10 GbEネットワーク・インタフェース・ポート
13
コンソールへのビデオ・コネクタ
7
PCIeスロット1 – RJ-45コネクタ付きのクァッド1 GbEネットワーク・インタフェース・ポート
14
後部ハード・ディスク・ドライブ(RHDD) (サーバー・ノードごとに2つ)

注意 - RHDDは、ちょうつがい式アクセス・パネルの裏にあります。

Oracle Database Applianceの仕様

この項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)およびOracle Database Appliance X3-2およびX4-2の仕様について説明します。

物理的仕様

この項では、オリジナルのOracle Database Applianceの物理的、電気および環境の仕様について説明します。

次の表は、Oracle Database Applianceの物理仕様を示しています。

アイテム
ODA (オリジナル・バージョン)
ODA X3-2/X4-2
高さ
175.1mm (6.9インチ)
サーバー・ノードごとに42.6mm (1.7インチ)
ストレージ・シェルフごとに87.9mm (3.5インチ)
437mm (17.2インチ) (取付け耳を含まない)
482.6mm (19インチ) (取付け耳を含む)
サーバー・ノード: 437mm (17.2インチ)
ストレージ・シェルフ: 483mm (19インチ)
奥行き
762mm (30インチ)
782mm (30.8インチ) (ファン・モジュールのハンドルおよびラッチを含む)
サーバー・ノード: 737mm (29.0インチ)
ストレージ・シェルフ: 630mm (24.8インチ)
重量
72.6kg (160ポンド)
サーバー・ノードごとに18kg (40ポンド)
ストレージ・シェルフごとに24kg (52.9ポンド)

電気仕様

この項では、Oracle Database Applianceの電気仕様について説明します。

アイテム
ODA (オリジナル・バージョン)
ODA X3-2/X4-2
サーバー・ノード電源出力の定格最大
100-120 VACで1270W
200-240 VACで1370W
100-127 VACで600W
200-240 VACで600W
サーバー・ノードAC電源
110-127VACで最大12A
200-240VACで最大7A
100VACで最大13A (日本のみ)
100 VACおよび600Wで最大7.2A
ストレージ・シェルフ電源出力の定格最大
サポートされません
100-127 VACで580W
200-240 VACで580W
ストレージ・シェルフAC電源
サポートされません
100 VACおよび580Wで最大8A

環境仕様

この項では、ラックに取り付けられていない単一のOracle Database Applianceの環境仕様について説明します。

アイテム
ODA (オリジナル・バージョン)
ODA X3-2/X4-2
動作温度
5°Cから35°C(41°Fから95°F)。
5°Cから35°C(41°Fから95°F)
非動作温度
-40°Cから70°C(-40°Fから158°F)。
-40°Cから70°C(-40°Fから158°F)
動作湿度
10%から90%の相対湿度、結露なし。
10%から90%の相対湿度、結露なし
非動作湿度
最大相対湿度93%、結露なし。
最大93%の相対湿度、結露なし
動作高度
最高3000m* (9,840フィート)。高度900m (2,953フィート)以上では300m (984フィート)上昇するたびに最高周囲温度が1oC低下
* 中国を除く(中国市場では規制により、最高高度2,000m (6562フィート)に設置が制限される場合があります)。
最高3,048m (10,000フィート)、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が10°C低下
* 中国を除く(中国では規制により、最高高度2,000m (6562フィート)に設置が制限される場合があります)。
非動作高度
最高12,000m (39,370フィート)。
最高12,000m(39,370ft)
通気
通常通気130CFM、最大通気250CFM。
標準290CFM、最大400CFM

テクニカル・サポート

テクニカル・サポートは、次のWebサイトを参照してください。

http://support.oracle.com

テクニカル・サポートを要求する場合、次の事項をOracleサポート・サービスにご連絡ください。

ODA (オリジナル・バージョン)
ODA X3-2/X4-2
オリジナルのOracle Database Applianceの場合、システムのフロント・パネルおよびシステム同梱のお客様情報シートに記されたシリアル番号をご連絡ください。
Oracle Database Appliance X3-2およびOracle Database Appliance X4-2の場合、最上位レベル識別子(TLI)を報告します。TLIを確認するには、Customer Information Sheetを見るか、またはサーバー・ノードまたはストレージ・シェルフの上部、前に向かって左側を見ます。
TLI部品番号およびTLIシリアル番号は、アプライアンスのすべての工場バンドル・コンポーネントで同一です。次に例を示します。
イメージ: Top Label Identifierラベルの図。
アプライアンスがラック内にあってTLIを確認できない場合、次のいずれかを行ってください。
  • そのアプライアンスの別のコンポーネント(サーバー・ノードまたはストレージ・シェルフ)を見ます。Oracle Database Applianceのすべての工場バンドル・コンポーネントには、同じTLI番号があります。

  • TLIが見えるところまで、レールでサーバー・ノードをスライドします。詳細は、『Oracle Database Applianceサービス・マニュアル』を参照してください。


    注意 - サーバー・ノードをスライド・レール上数インチ引き出すだけでTLIを確認できます。ケーブルを取り外したり、伸ばされたメンテナンス位置までスライドする必要はありません。