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Oracle® Fusion Middleware Enterprise Single Sign-On Suiteセキュア・デプロイメント・ガイド
11g リリース2 (11.1.2.2)
E53271-01
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5 Universal Authentication Managerの保護

Universal Authentication Managerは、指紋、近接型/スマート・カード、チャレンジ質問、およびWindowsパスワードをログオン方法としてサポートしています。


注意:

Universal Authentication Managerは、エンタープライズ・モード(中央管理型、リポジトリ・ベース)およびローカル・モード(スタンドアロン)のいずれにおいてもデプロイできます。この項における推奨事項は、管理者が構成したポリシーによりエンタープライズ全体で実施するためのもので、主にUniversal Authentication Managerのエンタープライズ・モードにのみ適用されます。詳細は、『Oracle Enterprise Single Sign-On Suite Plus管理者ガイド』を参照してください。


それぞれの方法の使用にあたっては、次のガイドラインに従い、セキュリティを最大化してください。

5.1 リポジトリ接続


注意:

Universal Authentication Managerは、エンタープライズ・モード(中央管理型、リポジトリ・ベース)およびローカル・モード(スタンドアロン)のいずれにおいてもデプロイできます。詳細は、Oracle Enterprise Single Sign-On Suite管理者ガイドを参照してください。


Universal Authentication Managerは、ユーザー認証およびポリシー・データを、Active Directoryベースのリポジトリにセキュアに保存します。Universal Authentication Managerとリポジトリ間で保存、転送されるデータは常に暗号化されているため、不正な管理者がリポジトリの内容を直接閲覧しても、データを解読できません。また、セキュリティをさらに強化するために、使用しているリポジトリをSSL接続用に構成することをお薦めします。

5.2 サービス・アカウント(エンタープライズ・モードのみ)

Universal Authentication Managerをエンタープライズ(リポジトリ同期)・モードで動作させる場合、Universal Authentication Managerにリポジトリへの接続および変更を許可するドメイン・アカウントを作成、構成する必要があります。セキュリティを最大化するため、次のことを行う必要があります。


注意:

また、Universal Authentication Managerを機能させるため、エンド・ユーザー・ワークステーションにおいて、このアカウントにローカルで「サービスとして実行する」権限を与える必要があります。 


5.3 ユーザー・ポリシー(エンタープライズ・モードのみ)

Universal Authentication Managerをエンタープライズ・モードでデプロイする場合、構成のデフォルト値に依存するのではなく、各Universal Authentication Managerの設定を明示的に実行するエンタープライズ・ワイドなポリシーを実施し、ユーザーが変更できないようにすることを強くお薦めします。明示的なポリシーが有効である場合、エンド・ユーザーがUniversal Authentication Manager設定を変更することはできません。

5.4 Password Resetとの同期

Universal Authentication Managerをチャレンジ質問ログオン方法でデプロイしていて、Password Resetを使用してチャレンジ質問を一元的に構成し、ユーザーの登録データを保存する場合は、セキュリティを最大化するため、Password ResetのインストールにおいてSSL接続のみを許可するよう設定することをお薦めします。Password Resetとの統合の詳細は、『Oracle Enterprise Single Sign-On Universal Authentication Manager管理者ガイド』を参照してください。