データ・ドメイン・クラスタの概念

このトピックでは、データ・ドメイン・クラスタを説明するために使用される用語(リーダー・ノードとフォロワ・ノードおよびクラスタ・コーディネータ)について紹介します。

リーダー・ノード

データ・ドメイン・クラスタのリーダー・ノードとは、索引や構成に対する更新を受信して処理するデータ・ドメイン・クラスタにある単一Dgraphプロセスです。このノードも他のノードと同様に問合せを処理するように構成できます。このノードは、最新バージョンの索引に関する情報を生成してこの情報をフォロワ・ノードに伝播する処理を行います。

新規データ・ドメイン・クラスタを作成する際、Endeca Serverソフトウェアはリーダー・ノードの作成と起動を行ってから、フォロワ・ノードについて処理します。各データ・ドメイン・クラスタ(これは読取り専用ではありません)は、1つのリーダー・ノードと指定数のフォロワ・ノードで作成されます。

リーダー・ノードは定期的に、完全な索引更新や増分の索引更新を受信します。管理や構成の更新も受信します。これは、索引に対して更新を行うデータ・ドメイン・クラスタのノードのみです。

更新を処理すると、リーダー・ノードは新バージョンのデータを公開し、すべてのフォロワ・ノードに通知して、更新バージョンの索引を使用することを開始するようにアラートを行います。フォロワ・ノードは更新バージョンの索引への読取り専用アクセス権を取得します。

フォロワ・ノード

フォロワ・ノードとは、問合せを処理するデータ・ドメイン・クラスタのノードです。フォロワ・ノードは索引を更新しません。データ・ドメイン・クラスタ(これは読取り専用ではありません)を作成する際、Endeca Serverソフトウェアでは、データ・ドメインのリーダー・ノードを起動してから、必要な数のフォロワ・ノードを作成して起動します。(読取り専用のデータ・ドメイン・クラスタでは、すべてのノードがEndeca Serverによりフォロワ・ノード・ロールに割り当てられます)。

最近更新された索引へのアクセス権を取得する処理の間、フォロワ・ノードは引き続き問合せを処理します。任意の時点で利用可能な索引の特定バージョンに対して各問合せは処理されます。更新された索引への読取り専用アクセス権をフォロワ・ノードが取得すると、問合せ処理のパフォーマンスが低下する場合があります。

クラスタ・コーディネータ

クラスタ・コーディネータでは、複数のクラスタ・ノードにおける調整サービスを行います。処理時間の詳細は、「クラスタ・コーディネータのロール」を参照してください。