サービスの構成

Apache Webサイトからサービス・インストーラ・ファイルを直接ダウンロードした場合、そのサービスをインストールする前に、service.batファイルに対していくつかの構成変更を加える必要があります。

Windows用のStudio Tomcatバンドルの場合、このファイルはすでに構成済です。この手順をスキップして、「サービスのインストールと起動」に進んでください。

service.batをダウンロードしてbinディレクトリにコピーしたら、次の目的でファイルを更新します。

サービス名を変更した場合、Tomcatモニターの実行可能ファイルの名前も変更する必要があります。

構成を更新する手順は次のとおりです。

  1. service.batファイルを開きます。
  2. このファイルで、次の行を見つけます。
    set SERVICE_NAME=Tomcat6
    set PR_DISPLAYNAME=Apache Tomcat 6
  3. Studioインストールを反映するように、名前と表示名を変更します。次に例を示します。
    set SERVICE_NAME=Studio31
    set PR_DISPLAYNAME=Studio 3.1
  4. 次に、次の行を見つけます。
    set PR_DESCRIPTION=Apache Tomcat 6.0.x Server - 
    http://tomcat.apache.org/
  5. Studioインストールを反映するように、サービスの説明を変更します。次に例を示します。
    set PR_DESCRIPTION=Studio server, version 3.1
  6. 次に、次の行を見つけます。
    "%EXECUTABLE%" //US//%SERVICE_NAME% ++JvmOptions "-Djava.io.tmpdir=%CATALINA_BASE%\temp;-Djava.util.logging.manager=org.apache.juli.ClassLoaderLogManager;-Djava.util.logging.config.file=%CATALINA_BASE%\conf\logging.properties" --JvmMs 128 --JvmMx 256
  7. この行の最後の部分を、
    -Djava.util.logging.config.file=%CATALINA_BASE%\conf\logging.properties" --JvmMs 128 --JvmMx 256

    次と置き換えます。

    -Djava.util.logging.config.file=%CATALINA_BASE%\conf\logging.properties;-XX:MaxPermSize=256m" --JvmMs 256 --JvmMx 1024

    改行や余分なスペースがないことを確認します。

  8. その行の直下に、次の行を追加します。
    "%EXECUTABLE%" //US//%SERVICE_NAME% ++JvmOptions "-Dfile.encoding=UTF8;-Djava.net.preferIPv4Stack=true;-Duser.timezone=GMT;-Djavax.xml.transform.TransformerFactory=com.sun.org.apache.xalan.internal.xsltc.trax.TransformerFactoryImpl;-Djavax.xml.parsers.DocumentBuilderFactory=com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp.DocumentBuilderFactoryImpl;-Djavax.xml.parsers.SAXParserFactory=com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp.SAXParserFactoryImpl"

    改行や余分なスペースがないことを確認します。

  9. ファイルを保存して閉じます。
  10. Tomcatモニター・ファイル(tomcat6w.exe)のコピーを作成します。そのコピーの名前を<SERVICE_NAMEの値>w.exeに変更します。

    たとえば、service.batSERVICE_NAME=Studio31と設定した場合、tomcat6w.exeのコピーの名前をStudio31w.exeに変更する必要があります。