基本的な検索機能は3.1でも同じですが、検索ボックスで使用できる検索オプションの構成(3.1での名称は検索構成)が変更になりました。
そのため、Endeca Serverデータ・ドメインには検索インタフェースが3個ありましたが、単一の検索構成のみを作成していたかもしれません。または、同じ検索インタフェースに複数の検索オプションを作成して、それぞれに異なる値の一致モードやターゲット・ページを設定することもできました。
3.1では、Endeca Serverデータ・ドメインのそれぞれのデータの組合せと検索インタフェースに対して、Studioは自動的に単一の検索オプションを生成します。追加の検索オプションを作成することはできません。
検索オプションはすべてデフォルトで有効になっています。
たとえば、次の検索インタフェースとデータ・セットに対して、
データ・セット | 検索インタフェース |
---|---|
製品
売上 従業員 |
従業員検索
トランザクション検索 |
先行入力検索が有効になっており、各データ・セットと「すべてのデータ」に対して構成されています。個別の検索オプションに対する先行入力検索は構成しません。
各検索オプションに対する一致モードとターゲット・ページの構成オプションは従来どおりです。
ブール検索は検索オプションに使用可能な一致モードではなくなりました。それにかわって、検索ボックス全体に対してブール検索を有効または無効にします。
Endeca Serverデータ・ドメインを推奨どおりにアップグレードすると(アプリケーション・データ構造にデータ・セットを使用を参照)、その中にはキーが「ベース」に設定された単一データ・セットが含まれています。
アップグレード済の「検索ボックス」コンポーネントでは、「ベース」データ・セットと有効な検索インタフェースの各組合せに対する検索オプションが自動的に生成されます。それらの検索オプションはすべてデフォルトで有効になっています。それらの検索オプションのすべては使用可能としない場合には、検索ボックス編集ビューから使用しないオプションを無効にする必要があります。
データ・ソース・ファミリーはサポートされなくなったため、関連するデータ・ソースに対して構成された検索構成はすべて廃棄されます。
1つの検索インタフェースに対して複数の検索構成が存在していた場合には、新しい「検索ボックス」コンポーネントでは最初のものだけが検索オプションとして使用されます。それ以外のものは廃棄されます。
3.0の検索構成(一致モードとターゲット・ページ)の設定は、ブール一致モードを使用していないかぎり、新しい3.1検索オプションでも保持されます。
ブール一致モードが検索構成に使用されていた場合には、検索オプション上の一致モードは「すべて - 部分」に変更されます。
デフォルト検索構成の先行入力設定が、データ・セットの先行入力構成として使用されます。
ブール一致モードがデフォルト検索構成で使用されていた場合には、「検索ボックス」コンポーネントのブール・オプションがデフォルトで有効になります。