JVMのプロパティ名と値を変更することによって、IAS Document Conversion Moduleのデフォルトの動作を変更できます。
これらのオプションは標準の構成ファイルには設定できないことに注意してください。
次の2つのオプションがあります。
-
stellent.fallbackFormat: フォールバック・フォーマットを指定します。フォールバック・フォーマットとは、IAS Document Conversion Moduleがファイルのフォーマットを特定できない場合に使用される抽出フォーマットのことです。有効な設定は、ascii8(タイプが具体的に特定できないファイルは、それがプレーン・テキストでなくともプレーン・テキスト・ファイルとして扱われます)、none(認識できないファイル・タイプはサポートされないタイプとみなされ変換されません)の2つです。多くのバイナリ・ファイルや認識できないファイルが誤ってテキストとして判断されるのを防止するほうに重点を置く場合、none設定を使用します。適切に抽出されないドキュメント(特にマルチバイト文字エンコーディングを含むテキスト・ファイル)がある場合、ascii8オプションを試してみると役立つことがあります。デフォルト値はnoneです。
- stellent.fileId: ファイル特定の動作を指定します。有効な設定は、normal(標準のファイル特定動作が実行されます)、extended(特定されないすべてのファイルに対して拡張テストが実行されます)の2つです。extendedの設定では、normalの設定よりもクロールが遅くなる場合がありますが、ファイル特定の精度は向上します。デフォルト値はextendedです。