この項では、Endeca Serverのオーケストレーション・スクリプトの構文について説明します。
windowsおよびlinuxのオーケストレーション・ディレクトリには、ご使用のオペレーティング・システム用のEndeca Serverオーケストレーション・スクリプトも含まれます。
オーケストレーション・スクリプトの名前は、Linuxの場合は
run_endecaserver_install.shで、Windowsの場合は
run_endecaserver_install.batです。スクリプトを実行する構文は次のとおりです。
run_endecaserver_install.bat|sh config_file [--temp-directory temp_dir]
説明:
- config_fileは、(config_linux.propなど)スクリプト構成ファイルの名前です。ファイルがオーケストレーション・スクリプトとは別のディレクトリにある場合、名前にはその場所の絶対パスが含まれている必要があります。
- --temp-directoryは、使用する一時ディレクトリの絶対パスを指定するオプションのフラグです。このスクリプトは、このディレクトリのインストーラを抽出および実行します。このフラグを使用しない場合、デフォルトでは、オペレーティング・システムの構成済の一時ディレクトリが使用されます。このディレクトリの内容は、スクリプトによってインストーラ・ファイルが解凍される前に削除されます。
Linuxでの使用例は、次のとおりです。
./run_endecaserver_install.sh config_linux.prop --temp-directory /tmp
スクリプトと同じディレクトリにあるので、構成ファイルにはパスは不要です。
オーケストレーション・スクリプトのディレクトリの内容
オーケストレーション・スクリプトおよびそのリソースは、WindowsではZIPファイルに、LinuxではTARファイルに含まれ出荷されています。これらのファイルを解凍する場合、(windowsまたはlinuxという名前の)ディレクトリが作成されます。
いずれのディレクトリにも、これらの項目が含まれます。
- オーケストレーション・スクリプト(run_endecaserver_install.shまたはrun_endecaserver_install.bat)
- スクリプト構成ファイル(config_linux.propまたはconfig_win.prop)
- インストール時に使用されるユーティリティを含むutilsディレクトリ
- WebLogic、ADFおよびEndeca Serverのサイレント・インストールに使用される応答ファイルを含むrsp.templateディレクトリ
インストーラのソース・ディレクトリなど、任意のディレクトリにZIPまたはTARファイルは解凍できます。
スクリプト・ログ・ディレクトリ
オーケストレーション・スクリプトを実行する際、インストール用の様々なログ・ファイルが記述されるlogディレクトリが(一時ディレクトリに)作成されます。たとえば、ENDECA_INSTALL.logにはEndeca Serverのインストールの情報が含まれます。