WebLogic Serverのインストール

このトピックでは、Endeca ServerアプリケーションがホストされるWebサーバー・コンテナである、Oracle WebLogic Serverのインストール方法について簡単に説明します。

このトピックでは、WebLogic Server 11g製品の一部であるOracle WebLogic Server 10.3.6のインストールについて説明します。この手順は、Genericバージョンのインストーラ(wls1036_generic.jarという名前のインストーラ・ファイル)に適用されます。

重要: この手順のガイドは、オラクル社の使用制限付きライセンスによって、WebLogic Serverインストールで利用可能なコンポーネントに基づいています。使用しているサイトで、より完全なバージョンのWebLogic Serverにアクセスできる場合は、他のコンポーネントも使用できる可能性があります。ただし、この項の手順では、WebLogic Serverのその他のコンポーネントをEndeca Serverで使用できることは保証していません。また、Enterprise Managerなどの特定のコンポーネントについては、このガイドでは説明していません。
この手順を開始する前に、次の2つのコンポーネントがダウンロードされていることを確認してください。
  1. GenericバージョンのWebLogicインストーラ(「Oracle WebLogic Server要件」を参照)。
  2. Java 6バージョンのOracle Sun Java SE JDK(「Sun Java 6 JDK要件」を参照)。

このトピックのインストール手順は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』内の全手順から抽出したものです。このガイドは、http://docs.oracle.com/cd/E23943_01/doc.1111/e14142/toc.htmでオンラインで入手できます。

抽出されたこれらの手順は、Endeca Server環境に必須のWebLogic Serverコンポーネントのインストールのみに焦点を合せています。

WebLogic Serverをインストールする手順は次のとおりです。

  1. WebLogic Serverをインストールするマシンに、Java 6バージョンのOracle Sun SE 6 JDKがインストールされていることを確認します。
  2. コマンド・プロンプトから、wls1036_generic.jarインストーラ・ファイルが格納されているディレクトリにナビゲートします。
    LinuxでWebLogic Serverをインストールする際は、ルート・ユーザーとしてインストール・プログラムを実行しないでください。
  3. 次のコマンドを使用し、インストーラをグラフィカル・モードで起動します。
    java -jar wls1036_generic.jar
    インストーラを実行すると、インストール・ウィザードの「ようこそ」画面が表示されます。
  4. 「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
  5. 「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面で、次の手順を実行します。
    1. 新しいミドルウェア・ホームを作成する」を選択します。
    2. 「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリ」フィールドで、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの名前を入力します。(これはインストールの$MW_HOMEディレクトリになります。)デフォルトの場所を受け入れるか、別の場所を入力できます。Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリ名は、英数字、ハイフン(-)、ドット(.)およびアンダースコア(_)のみで構成され、英数字で開始する必要があります。
    3. 終了したら、「次へ」をクリックします。
  6. 「セキュリティ更新のための登録」画面で、セキュリティ更新を受け取る場合のサポートの詳細を入力し、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新を受け取らない場合(または使用するマシンでインターネットにアクセスしない場合)、次のようにしてこの画面を回避できます。
    1. 電子メール・アドレスを入力せずに、「次へ」をクリックします。
    2. 「電子メール・アドレスが指定されていません」のポップアップで、「はい」をクリックします。
    3. 「終了してよろしいですか。」プロンプトで、「はい」をクリックします。
    4. 「接続に失敗しました」ダイアログで、「構成内のセキュリティ問題を非通知のままにするかこのマシンはインターネットにアクセスできません。」チェック・ボックスを選択し、「続行」をクリックします。
  7. 「インストール・タイプの選択」で、「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックします。
  8. 「製品とコンポーネントの選択」画面でコンポーネントを選択し、「次へ」をクリックします。
    1. コア・アプリケーション・サーバー
    2. 管理コンソール
    3. 構成ウィザードおよびアップグレード・フレームワーク
  9. 「JDKの選択」画面で、次を実行します。
    1. 「ローカルJDK」ペインで「参照」ボタンをクリックします。
    2. Oracle Java 6 JDKが含まれるローカル・ディレクトリを参照し、これを選択します。(「ローカルJDK」ペインで、隣のチェック・ボックスが選択された状態でこのJDKが表示されます。)
    3. 「次へ」をクリックします。
  10. 「製品インストール・ディレクトリの選択」画面で、WebLogic Serverインストール・ディレクトリの名前を入力します。デフォルトのインストール・ディレクトリを受け入れることも、別のインストール・ディレクトリを参照することもできます。次に「次へ」をクリックします。
  11. 「Windowsサービスのインストール」画面で、「いいえ」ボタンを選択したままにして、「次へ」をクリックします。

    この画面は表示されない場合もあります。通常これは、管理者権限を持っている、初期インストールを実行している、Windowsでインストールしている、カスタム・インストールを実行しているという条件がすべて満たされている場合に表示されます。

  12. 「ショートカットの場所の選択」画面で、Oracleショートカットを作成するスタート・メニュー・フォルダを選択し、「次へ」をクリックします。

    この画面は表示されない場合もあります。通常これは、管理者権限を持っている、初期インストールを実行している、Windowsでインストールしている、カスタム・インストールを実行しているという条件がすべて満たされている場合に表示されます。

  13. 「インストールの概要」画面で、正しい製品をインストールしていることを確認し、「次へ」をクリックします。
  14. 「インストール完了」画面で、「Quickstartの実行」を選択解除し、「完了」をクリックしてインストーラを終了します。

    Quickstartアプリケーションは後で実行可能です。

Windowsでは、「スタート」メニュー「Oracle WebLogic」ショートカットが作成されます。このショートカットのサブエントリの1つには、WebLogic Serverドキュメントへのエントリがあります。

次のステップでは、Oracle Application Development Framework Runtimeパッケージをインストールします。