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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
11gリリース2 (11.1.2.2.0)
B71694-10
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8 デプロイメント・プロファイルの作成

この章では、Identity and Access Managementデプロイメント・ウィザードを使用して、デプロイメント・プロファイルを作成する方法について説明します。

この章では、次のウィザード画面について説明します。

デプロイメントを実行する前に、使用しているトポロジについての情報をIdentity and Access Managementデプロイメント・ウィザードに提供する必要があります。必要な項目をすべて入力すると、デプロイメント操作の実行に使用できるデプロイメント・ファイルがウィザードにより作成されます。

第7.1項「Identity and Access Managementのデプロイメントのための情報収集」で収集した情報を参照してください。この章の画面の説明で使用される変数名は、その項で説明されています。

Identity and Access Managementデプロイメント・ウィザードを起動するには、IDMCLM/provisioning/binから次のコマンドを実行します。

JAVA_HOMEREPOS_HOME/jdk6に設定します。

次のコマンドを発行します。

./iamDeploymentWizard.sh

ウィザードが起動したら、次の各項の説明に従って画面を進めます。


注意:

Identity and Access Managementの処理では、デプロイメントのすべてのホスト上で同じデプロイメント・プロファイルを使用する必要があります。デプロイメント・プロファイルは、デプロイメント処理中に一度のみ作成してください。


8.1 ようこそ

「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。

welcome.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.2 IAMインストール・オプション

「IAMインストール・オプション」画面で「新規Identity and Access Managementデプロイメント・レスポンス・ファイルの作成」を選択し、「次へ」をクリックします。

chooseiioption.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.3 セキュリティ・アップデートの指定

セキュリティ・アップデートの指定画面を使用して、My Oracle Supportからのセキュリティ関連アップデートおよびインストール関連情報の通知プリファレンスを設定します。この情報はオプションです。

「次へ」をクリックして続行してください。

specsecupdates.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.4 レスポンス・ファイルの説明

「レスポンス・ファイルの説明」画面で次の情報を入力します。

「次へ」をクリックします。

desrespfile.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.5 IAM製品の選択

「IAM製品の選択」画面で、「OIM-OAM統合およびOracle Unified Directory (OUD)」を選択します。

デプロイするIAMコンポーネントの選択後に、製品の選択を変更するために以降の画面で「戻る」ボタンをクリックしないでください。

「次へ」をクリックします。

seliamprod.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.6 トポロジの選択

「トポロジの選択」画面で「高可用性(HA)」を選択し、次の情報を入力します。


注意:

すべてのホスト名は完全修飾である必要があります。


次を入力します。

「2つ目のノードに詳細を提供する」が選択されていることを確認し、次の情報を入力します。

ディレクトリ・サーバーが専用のセキュリティ・ゾーンにあり、アイデンティティ・ガバナンス/アクセス管理サーバーと同じSW_ROOTディレクトリを共有しない場合、「専用ゾーンにディレクトリをインストール」を選択します。このオプションが選択された場合、ディレクトリ・サーバー間で個別のSW_ROOTが共有されます。詳細は、第4章「エンタープライズ・デプロイメント用の記憶域の準備」を参照してください。

SW_ROOTの場所がローカルのDMZ内の専用のWeb層を使用する場合、「DMZのWeb層をインストール」を選択します。これは、デフォルトのエンタープライズ・デプロイメント・トポロジです。


注意:

Exalogicデプロイメントの場合は、Exalogic External OHSトポロジ以外のすべてでDMZのWeb層をインストールが選択解除されます。


seltopol.pngについては周囲のテキストで説明しています。

注意:

  • OHSは中間層またはLDAPコンポーネントと同じホストに配置されません。このガイドで説明するトポロジでは、OHSは追加のセキュリティのためにDMZに配置されます。

  • OHSはLDAPホストに配置できません。


「次へ」をクリックします。

8.7 インストールと構成の場所の選択

「インストール場所の構成」画面で次の情報を入力します。


注意:

Identity and Access Managementの処理では、デプロイメントのすべてのホスト上で同じデプロイメント・プロファイルを使用する必要があります。したがって、この画面で入力する場所は、すべてのホストにわたって一貫している必要があります。


「次へ」をクリックします。

selinstconf.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.8 仮想ホストの構成

「仮想ホストの構成」画面で、「仮想ホストの構成」を選択します。

トポロジ内の各管理対象サーバーに対して「仮想ホスト名」をたとえば次のように入力します。

confvirthosts.pngについては周囲のテキストで説明しています。

「次へ」をクリックします。

8.9 ユーザー名およびパスワードの設定

「ユーザー名およびパスワード」画面には、デプロイメント処理中に作成されるユーザーが表示されます。一覧されたユーザー・アカウントのすべてに対して共通のパスワードを設定するか、必要に応じてアカウントのそれぞれに対して個別のパスワードを設定できます。また、作成された一部のデフォルトのユーザー名を必要に応じて変更することもできます。

共通のIAMパスワードの入力 (COMMON_IDM_PASSWORD): これは、アカウント基準によりアカウント上でオーバーライドされないかぎり、すべてのアカウントで使用されるデフォルトのパスワードです。

共通のIAMパスワードの確認: パスワードを確認します。


注意:

このガイドでは、共通のIAMパスワードが使用されていることを前提としています。


ユーザー・アカウントのユーザー名およびパスワードの変更: デフォルトのユーザー名および共通のパスワードをオーバーライドする場合にはこれを選択します。

変更するアカウントの横の「編集」を選択します。

必要に応じて「ユーザー名」および「パスワード」をオーバーライドします。

「次へ」をクリックします。

setunamepasswd.pngについては周囲のテキストで説明しています。

「次へ」をクリックします。

8.10 Oracle Unified Directoryの構成

「Oracle Unified Directory構成」画面で、次の情報を入力します。

confoud.pngについては周囲のテキストで説明しています。

「次へ」をクリックします。

8.11 Oracle HTTP Serverの構成

「Oracle HTTP Server構成」画面で、必要に応じてポート番号をOracle HTTP Serverの管理対象サーバーが使用するポートに変更します。たとえば、次のようにします。

「次へ」をクリックします。

confohs.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.12 Oracle Identity Managerの構成

「Oracle Identity Managerの構成」画面の、「Oracle Identity Manager構成パラメータ」に次の情報を入力します。

管理サーバー・ポート: たとえば、7101 (IGD_WLS_PORT)など、IAMGovernanceDomain管理サーバーが使用するポート番号です。

ポート: たとえば、14000 (OIM_PORT)など、最初のOIM管理対象サーバーが使用するポート番号です。

2番目のOIMポート: たとえば、14000 (OIM_PORT)など、最初の管理対象サーバーが使用するポート番号です。

OIMを電子メール通知を送信するように構成する場合には、「電子メール・サーバーの構成」を選択し、次の詳細情報を入力します。

confoim.pngについては周囲のテキストで説明しています。

「次へ」をクリックします。

8.13 Oracle Identity Managerデータベースの構成

Oracle Identity ManagerのDB構成画面で、Identity Managerの情報が格納されるOracle Databaseについて詳細を入力します。

「次へ」をクリックします。

confoimdb.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.14 SOAの構成

次の情報を入力します。

「次へ」をクリックします。

confsoa.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.15 Oracle Access Managerの構成

「Oracle Access Managerの構成」画面で、次の情報を入力します。

「次へ」をクリックします。

confoam.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.16 Oracle Access Managerデータベースの構成

デフォルトで、「Oracle Access Manager DB構成」画面には、「Oracle Identity Managerの構成」画面と同じ値が表示されます。必要に応じて、Access Managerの情報が格納されるOracle Databaseについての詳細を入力します。

「次へ」をクリックします。

confoamdb.pngについては周囲のテキストで説明しています。

「次へ」をクリックします。

8.17 HTTP/HTTPSロード・バランサの構成

「HTTP/HTTPSロード・バランサ」画面で、ロード・バランサの仮想ホストについての詳細を入力します。

「HTTP/HTTPSロード・バランサ詳細」で、各「エンドポイント」に対して「仮想ホスト名」および「ポート」を入力します。


注意:

この画面で入力した4つの仮想ホスト名は、一意にする必要があります。


confhttplb.pngについては周囲のテキストで説明しています。

8.18 サマリー

「サマリー」画面では、「デプロイメント・レスポンス・ファイル名」および格納する「ディレクトリ」を入力します。「デプロイメント・サマリー」フィールドを変更するか、デフォルトのままにしておくことができます。

Identity and Access Managementデプロイメント・ウィザードは、「サマリー」画面で指定するディレクトリに、デプロイメント・レスポンス・ファイルを作成します。また、たとえば、provisioning_dataなど、responsefilename_dataという名前のフォルダを作成します。フォルダには、cwallet.ssoファイルが含まれ、このファイルには暗号化および復号化の情報があります。このデプロイメント・レスポンス・ファイルを別の場所に移動した場合、cwallet.ssoファイルを含むresponsefilename_dataフォルダも同じ場所に移動またはコピーする必要があります。

summary.pngについては周囲のテキストで説明しています。

「終了」をクリックするとデプロイメント・レスポンス・ファイルが作成されます。