Oracle® Fusion Middleware WebGate for Oracle Access Managerのインストール 11gリリース2 (11.1.2.2.0) B72795-05 |
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この章では、Apache 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールおよび構成する方法を説明します。WebGateの紹介およびWebGateのインストールの概要については、第1章を参照してください。
この章には次の項が含まれます:
Apache 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールする手順は次のとおりです。
Apache Webサーバーのインストール
Apache 11g WebGate for Oracle Access Managerのインストール
インストール後の構成手順の実行
Apache11g WebGateのインストールの検証
新規WebGateエージェントの登録
この項では次のトピックについて説明します:
Oracle Fusion Middlewareサポート対象システム構成のドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDK、Oracle Identity and Access Management 11gリリース2 (11.1.2.1.0)に関連するサード・パーティ製品など、Oracle Fusion Middlewareの動作保証情報が記載されています。
Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成のドキュメントには、次の場所でアクセスできます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
64ビットのJava Runtime Environment (JRE) 1.7以上をインストールしておく必要があります。
Apache 2.2および2.4のインストールおよび構成については、Apacheの製品ドキュメントを参照してください。
Oracle Access Manager (OAM)のインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Identity and Access Management (11.1.2.2.0)のインストールおよび構成に関する項を参照してください。
新規または既存のWebLogic管理ドメインでのOracle Access Managerの構成については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Access Managementの構成に関する項を参照してください。
さらに、Oracle Access ManagerをOPENモード、SIMPLEモードまたはCERTモードで構成する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのOAM 11gサーバーとWebGate間の通信の保護に関する項を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
Apache 11.1.2.2.0 WebGateソフトウェアの入手については、Oracle Fusion Middlewareのダウンロード、インストールおよび構成のReadMeを参照してください。
インストール・ウィザードを起動するには、次の作業を実行します。
インストーラの内容を展開したディレクトリに移動します。
次の場所に移動します。
cd Disk1
次のコマンドを実行します。
UNIXの場合:
./runInstaller -jreLoc <location_of_jre>
Windowsの場合:
setup.exe -jreLoc <location_of_jre>
インストーラが起動すると、「ようこそ」画面が表示されます。「Apache 11g WebGateのインストール・フローおよび手順」でApache 11g WebGate for Oracle Access Managerのインストールについて参照し、インストールを続行します。
Apache 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールするには、表5-1の手順に従ってください。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプを参照してください。
表5-1 Apache WebGateのインストール・フロー
番号 | 画面 | 説明と必要なアクション |
---|---|---|
1 |
「ようこそ」画面 |
「次へ」をクリックして続行します。 |
2 |
「前提条件のチェック」画面 |
「次へ」をクリックして続行します。 |
3 |
「インストール場所の指定」画面 |
MiddlewareホームおよびOracleホームの場所を指定します。 これらのディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの概念とディレクトリ構造の理解」を参照してください。 Apache WebGateのOracleホームは、任意の有効なディレクトリ(必ずしもMiddlewareホーム内ではない)です。そのため、Middlewareホームを指定しなかった場合や、無効なMiddlewareホームを指定した場合、インストーラはエラーなしで続行されます。 「次へ」をクリックして続行します。 |
4 |
「インストール・サマリー」画面 |
この画面の情報を確認します。 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
5 |
「インストールの進行状況」画面 |
「次へ」をクリックして続行します。 |
6 |
「インストール完了」画面 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
この項には次のトピックが含まれます:
WebGateのOracleホーム・ディレクトリにあるdeployWebGateInstance.sh
ツールを使用して、Apacheインスタンスを作成します。
WebGateインスタンスをデプロイするには、次の作業を実行します。
次のコマンドを実行して、WebGate_Oracle_Home
/webgate/apache/tools/deployWebGate
ディレクトリに移動します。
cd
WebGate_Oracle_Home
/webgate/apache/tools/deployWebGate
次のコマンドを実行します。
./deployWebGateInstance -w
WebGate_Instancedir
-oh
WebGate_Oracle_Home
-ws
apache
各項目の意味は次のとおりです。
WebGate_Instancedir
は、新規のWebGateインスタンスの作成先とするディレクトリです。
WebGate_Oracle_Home
は、Apache 11g WebGateのインストール時に指定したWebGateのOracleホーム・ディレクトリです。
WebサーバーはApacheです。
例:
./deployWebGateInstance.sh -w /home/wg_instance4apache/ -oh /home/Oracle_OAMWebGate1/ -ws apache
AIXおよびSolarisプラットフォームの場合、Apache Webgate用にPRELOAD
フラグを設定する必要があります。
AIX:
export LDR_PRELOAD64=libclntsh.so
Solaris:
export LD_PRELOAD_64=
webgate_install_home
/lib/libclntsh.so.11.1:
webgate_install_home
/lib/libnnz11.so
次の環境変数を設定します。
Linux、SparcおよびSolaris:
export LD_LIBRARY_PATH=/webgate_oracle_home/Oracle_OAMWebGate1/webgate/apache/lib
AIX:
export LIBPATH=/webgate_oracle_home/Oracle_OAMWebGate1/webgate/apache/lib
EditHttpConf
ツールを実行するには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行して、WebGate_Oracle_Home
/webgate/apache/tools/setup/InstallTools
ディレクトリに移動します。
cd
WebGate_Oracle_Home
/webgate/apache/tools/setup/InstallTools
次のコマンドを実行します。
UNIXの場合:
./EditHttpConf -f
path_to_webserver_config_file
-w
WebGate_Instance_Dir
-oh
WebGate_Oracle_Home
-ws
WebServer
Windowsの場合:
EditHttpConf.exe -f
path_to_webserver_config_file
-w
WebGate_Instance_Dir
-oh
WebGate_Oracle_Home
-ws
WebServer
-o
output_file
このコマンドの内容は次のとおりです。
path_to_webserver_config_file
は、Apacheインスタンスobj.conf
ファイルのフルパスです。
WebGate_Instance_Dir
は、新規のWebGateインスタンスの作成先となっているディレクトリです。
WebGate_Oracle_Home
は、Oracleホームのフルパスです。
WebServer
は、Apacheのバージョンに応じてapache
またはapache24
です。Apache 2.2にインストールする場合はapache
を使用し、Apache 2.4にインストールする場合はapache24
を使用します。
例:
Apache 2.2:
cd /home/OAMWebGate1/webgate/apache/tools/setup/InstallTools/
./EditHttpConf -f /home/webserver-apache22/conf/httpd.conf -oh /home/Webgate_Oracle_Home/ -w /home/webgate_instance4Apache/ -ws apache
Apache 2.4:
cd /home/OAMWebGate1/webgate/apache/tools/setup/InstallTools/
./EditHttpConf -f /home/webserver-apache24/conf/httpd.conf -oh /home/Webgate_Oracle_Home/ -w /home/webgate_instance4Apache/ -ws apache24
Apache 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールしたら、installDATE-TIME_STAMP.out
ログ・ファイルを調べてインストールを検証できます。ログのデフォルトの場所は、次のファイルの中です。
WebGate_Home
/oraInst.loc
新規のApache 11g WebGate for Oracle Access Managerを使用するには、次のタスクを実行する必要があります。
Oracle Access Manager管理コンソールを使用すると、Oracle Access Managerに新規のWebGateを登録できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager with Oracle Security Token Service管理者ガイドのコンソールを使用したパートナ(エージェントおよびアプリケーション)の登録に関する項を参照してください。
もしくは、RREGコマンド行ツールを使用して、新規WebGateエージェントを登録できます。このツールは、インバンドとアウトオブバンドという2つのモードで実行できます。
この項には次のトピックが含まれます:
RREGツールを設定するには、次の手順を実行します。
Oracle Access Managerをインストールおよび構成した後、次のディレクトリに移動します。
Oracle_IDM2
/oam/server/rreg/client
RREG.tar.gz
ファイルを解凍します。
例:
gunzip RREG.tar.gz
tar -xvf RREG.tar
エージェントを登録するためのツールは次の場所にあります。
RREG_Home
/bin/oamreg.sh
注意:
|
oamreg.sh
スクリプトの次の環境変数を設定します。
OAM_REG_HOME
この変数を、RREG.tar/rreg
の内容を展開したディレクトリへの絶対パスに設定します。
JDK_HOME
この変数を、JavaまたはJDKがインストールされているマシン上のディレクトリへの絶対パスに設定します。
RREG_Home
/input
ディレクトリ内にあるOAM11GRequest.xml
ファイルで、agentName
などのエージェント・パラメータを更新する必要があります。
注意:
|
OAM11GRequest.xml
ファイルまたはOAM11GRequest_short.xml
ファイル内の次の必須パラメータの値を変更します。
serverAddress
OAM管理サーバーのホストとポートを指定します。
agentName
エージェントのカスタム名を指定します。
agentBaseUrl
Apache 11g WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。
preferredHost
Apache 11g WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。
security
インストールされているWebGateに基づいて、open
などのセキュリティ・モードを指定します。
primaryServerList
Server
コンテナ要素の下にある、Oracle Access Managerプロキシに対する管理対象サーバーのホストとポートを指定します。
このファイルは、変更後に保存して閉じます。
OAM11GRequest.xml
ファイルのWebGateパラメータを更新した後、RREGツールを一度実行すると、WebGateが必要とするファイルおよびアーティファクトは、次のディレクトリに生成されます。
RREG_Home
/output/
agent_name
注意: RREGは、クライアント・マシンとサーバーのいずれでも実行できます。サーバーで実行する場合、アーティファクトを元のクライアントに手動でコピーする必要があります。 |
次の手順を実行します。
input
ディレクトリ(RREG_Home
/input/
)にあるOAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の中身を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集し、新規Apache WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを入力します。
次のコマンドを実行します。
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh inband input/OAM11GRequest.xml
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合、更新したOAM11GRequest.xml
ファイルをシステム管理者に電子メールで送信し、アウトオブバンド・モードでRREGを実行してもらうことが可能です。生成されたAgentID
_Response.xml
ファイルをシステム管理者から受領し、このファイルに対してRREGを実行し、必要なWebGateファイルおよびアーティファクトを取得できます。
生成されたAgentID
_Response.xml
ファイルを管理者から受領した後、このファイルを手動でマシン上のinput
ディレクトリにコピーする必要があります。
次の手順を実行します。
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合は、OAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。このファイルは、RREG_Home
/input/
にあります。
RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集し、新規Apache WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを入力します。更新したファイルをシステム管理者に送信します。
管理者は、更新されたOAM11GRequest.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
ディレクトリにあります。
これは、エンド・ユーザーから受信したファイルです。管理者のRREG_Home
ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh outofband input/OAM11GRequest.xml
Agent_ID
_Response.xml
ファイルが管理者のマシンのoutput
ディレクトリ(RREG_Home/output/directory
)に生成されます。更新済のOAM11GRequest.xml
ファイルを最初に管理者に送信したエンド・ユーザーに、このファイルを送信します。
エンド・ユーザーは、生成されたAgent_ID
_Response.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
ディレクトリにあります。
これは、管理者から受信したファイルです。クライアントのRREGホーム・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh outofband input/
Agent_ID
_Response.xml
注意: Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのコンソールを使用したパートナ(エージェントおよびアプリケーション)の登録に関する項で説明されているように、Oracle Access Manager管理コンソールを使用してWebGateエージェントを登録すると、登録後に生成されたファイルおよびアーティファクトを、サーバー(Oracle Access Manager管理コンソールが実行されているマシン)からクライアント・マシンに手動でコピーする必要があります。ファイルおよびアーティファクトは |
新規WebGateエージェントの登録に使用する方法またはモードに関係なく、次のファイルおよびアーティファクトがRREG_Home
/output/
Agent ID
ディレクトリに生成されます。
cwallet.sso
ObAccessClient.xml
SIMPLEモードの場合、RREGによって次のものが生成されます。
password.xml
。SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと同じものを使用できます。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
CERTモードの場合、RREGによってpassword.xml
ファイルが生成されます。これには、SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと異なるものを使用できます。
注意: RREGによって生成されたこれらのファイルを使用して証明書リクエストを生成し、サードパーティの認証局に署名を求めることができます。既存の証明書をインストールするには、既存の |
RREGがこれらのファイルおよびアーティファクトを生成した後、使用しているセキュリティ・モードに基づき、手動で次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
ディレクトリにコピーする必要があります。
使用しているセキュリティ・モードに従って、次の操作を行います。
OPENモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
SIMPLEモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
password.xml
さらに、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/webgate/config/simple
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
CERTモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
password.xml
ファイルをコピーした後、新規証明書を生成するか、既存の証明書を移行する必要があります。
新規証明書の生成
次の手順で、新規証明書を生成します。
WebGate_Home
/webgate/apache/tools/openssl
ディレクトリに移動します。
次のようにして、証明書リクエストを作成します。
./openssl req -utf8 -new -nodes -config openssl_silent_apache11g.cnf -keyout aaa_key.pem -out aaa_req.pem -rand
WebGate_Home
/webgate/apache/config/random-seed
次のようにして、証明書を自己署名します。
./openssl ca -config openssl_silent_apache11g.cnf -policy policy_anything -batch -out aaa_cert.pem -infiles aaa_req.pem
次の生成された証明書をWebGate_Instance_Home
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
simpleCA
ディレクトリ内のcacert.pem
注意:
|
既存の証明書の移行
既存の証明書(aaa_key.pem、aaa_cert.pem
およびaaa_chain.pem
)を移行する場合、aaa_key.pem
を暗号化する際に使用したものと同じパスフレーズを使用してください。同じパスフレーズをRREG登録処理中に入力する必要があります。同じパスフレーズを使用しないと、RREGによって生成されたpassword.xml
ファイルが、鍵の暗号化に使用されたパスフレーズと一致しません。
同じパスフレーズを入力したら、これらの証明書を次のようにコピーできます。
WebGate_Instance_Home
/webgate/config
ディレクトリに移動します。
次の証明書をWebGate_Instance_Home
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
aaa_chain.pem
Apacheインスタンスを起動する場合はstartserv
コマンド、停止する場合はstopserv
コマンドを使用します。
サーバーを停止するには、次のコマンドを実行します。
/
home
/bin/stopserv
サーバーを起動するには、次のコマンドを実行します。
export LD_LIBRARY_PATH=/
WebGate_Home
/lib
/
home
/bin/startserv
Apacheインスタンスを再起動するには、実行中のすべてのインスタンスを停止した後、startコマンドを実行します。
Apache 11g WebGate for Oracle Access Managerを削除するときは、この項で説明する手順に必ず従ってください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後で再度ソフトウェアをインストールする際に問題が発生する可能性があります。この項の手順に従うと、ソフトウェアを正しく削除できます。
WebGateエージェントをアンインストールするには、次を実行します:
MW_HOME/Webgate_Home
/oui/bin
ディレクトリ(UNIXの場合)またはMW_HOME\Webgate_home
\oui\bin
(Windowsの場合)に移動します。
次のコマンドを実行します。
UNIXの場合: ./runInstaller -deinstall
Windowsの場合: setup.exe -deinstall -jreLoc
JRE_LOCATION
JRE_LOCATION
への絶対パスを指定してください。相対パスはサポートされていません。
アンインストーラが起動すると、「ようこそ」画面が表示されます。第5.7.1項を参照してアンインストールを続行します。
表5-2の指示に従って、アンインストールを完了します。
アンインストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプを参照してください。
表5-2 アンインストールのフロー
Sl. 番号 | 画面 | 説明 | 必要なアクション |
---|---|---|---|
1. |
ようこそ |
アンインストーラが起動するたびに、「ようこそ」画面が表示されます。 |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
Oracleホームのアンインストール |
「Oracleホームのアンインストール」画面に、アンインストールするOracleホームが表示されます。 |
アンインストールするOracleホームを確認します。 「アンインストール」をクリックします。 「警告」画面で、アンインストーラによってソフトウェアの他にOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。 アンインストーラでソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。 「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順は、第5.7.2項を参照してください。 |
3. |
アンインストールの進行状況 |
「アンインストールの進行状況」画面には、アンインストールの進捗状況およびステータスが表示されます。 |
「アンインストール完了」画面が表示されるまで待ちます。 |
4. |
アンインストール完了 |
アンインストールが完了すると、「アンインストール完了」画面が表示されます。 |
「終了」をクリックして画面を終了します。 |
アンインストール中に警告画面で「いいえ」を選択した場合は、Webgate_Home
ディレクトリとすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、Oracle WebGateホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middleware/Oracle_OAMWebGate1
だった場合は、次のコマンドを実行します。
cd /home/Oracle/Middleware/
rm -rf Oracle_OAMWebGate1
Windowsで、Oracle共通ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_OAMWebGate1
の場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middleware
ディレクトリに移動し、Oracle_OAMWebGate1
フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
Apache 11g WebGateをサイレント・モードで実行するには、次の手順を実行します。
silent.rsp
ファイルの内容を設定します。例:
[ENGINE] #DO NOT CHANGE THIS. Response File Version=1.0.0.0.0 [GENERIC] ORACLE_HOME=/home/MW_HOME/apache_WebGate_home MIDDLEWARE_HOME=/home/MW_HOME [SYSTEM] [APPLICATIONS] [RELATIONSHIPS]
前述のファイルでは、パラメータは次のとおりです。
ORACLE_HOME
: Oracleホームの場所を指定します。これは新しいApache WebGateをインストールするディレクトリです。この場所は、指定されたMiddlewareホームの場所の直下にあるフォルダである必要があります。Oracleホームのディレクトリ名に含めることができる文字は、英数字、ハイフン(-)、ドット(.)およびアンダースコア(_)のみです。ただし、最初の文字は英数字にする必要があります。長さの合計は128文字以下にする必要があります。たとえば、home/middleware/apache_webgate
のようにします。
MIDDLEWARE_HOME
: Middlewareホーム・ディレクトリのフルパスを指定します。
インストーラの内容をディレクトリに展開します。
次のコマンドを実行します。
WebGate_Installer_Directory
/Disk1/runInstaller -jreLoc
jre_location
-invPtrLoc
Absolute_Path_Of_the_oraInst.loc_file
-silent -response
Absolute_Path_Of_the_silent.rsp_file
このコマンドの内容は次のとおりです。
WebGate_Installer_Directory
は、WebGateインストーラの内容を展開したディレクトリへの絶対パスです。
jre_location
は、JREディレクトリへの絶対パスです。
Absolute_Path_Of_the_oraInst.loc_file
は、oraInst.loc
ファイルへの絶対パスです。
Absolute_Path_Of_the_ silent.rsp_file
は、作成したsilent.rsp
ファイルへの絶対パスです。