Oracle® Fusion Middleware WebGate for Oracle Access Managerのインストール 11gリリース2 (11.1.2.2.0) B72795-05 |
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この章では、すべてのWebGateエージェント(Oracle HTTP Server、IHS、Oracle Traffic DirectorおよびApacheを含む)で、プロビジョニングされた11g WebGate構成をテスト環境から本番環境に移行する方法を説明します。
この章には次の項が含まれます:
テスト環境から本番環境に11g WebGate構成をコピーするには、次の移動スクリプトを使用します。
copyBinary.sh
pasteBinary.sh
copyConfig.sh
pasteConfig.sh
スクリプトについては、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の移動スクリプトに関する項を参照してください。
テスト環境から本番環境に11g WebGate構成をコピーするには、次の作業を実行します。
次のようにして、WebGateバイナリをコピーします。
copyBinary.sh
スクリプトを使用して、テスト・システムにWebGateバイナリをアーカイブします。
このアーカイブを本番システムに転送します。
pasteBinary.sh
スクリプトを使用して、このアーカイブを本番環境に解凍します。
次のようにして、WebGate構成情報をコピーします。
copyConfig.sh
スクリプトを使用して、テスト・システムにWebGateインスタンスをアーカイブします。
このアーカイブ・ファイルと移行計画を本番システムに転送します。
(省略可能)ファイル(moveplan.xml
)を編集します。これには、次の手順のpasteConfig.sh
スクリプトによって使用される構成設定が含まれます。
pasteConfig.sh
スクリプトを使用して、このアーカイブを本番環境に解凍します。
この章の手順を続行する前に、次の要件を満たしておいてください。
Webサーバーを本番環境にインストールして構成する必要があります。バージョン番号とビルド番号が、テスト環境と本番環境で一致している必要があります。
Access Manager Server構成をテスト環境から本番環境にコピーする必要があります。
Weblogic ServerにAccess Managerをインストールした場合、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理のテストまたは本番環境からの移動に関する項を参照してください。
IBM WebSphereにAccess Managerをインストールした場合は、サード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebSphereでのAccess Managerのテスト環境から本番環境への移行に関する項を参照してください。
テストから本番への(T2P)ツール(移動スクリプトとも呼ばれる)が使用可能であることを確認してください。このツールは、次の場所で入手できます。
WebGate_Oracle_Home
/webgate/
webgate_agent
/tools/WebGateT2P
UNIX環境で必要となるスクリプトは次のとおりです。
cloningclientwg.jar
ファイルがあることを確認します。
copyBinary.sh
pasteBinary.sh
copyConfig.sh
pasteConfig.sh
スクリプトについては、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の移動スクリプトに関する項を参照してください。
JDK 1.7以降がインストールされていることを確認してください。
JAVA_HOME
環境変数を、JDK/JREパスの場所に設定します。たとえば、export JAVA_HOME=/home/software/jdk1.7.0_34
のようにします。
注意: テストから本番への移行コマンドを実行しているときには、システム上に |
テスト環境から本番環境にWebGateバイナリ・ファイルおよびWebGate構成ファイルをコピーするには、次の操作を行います。
WebGateバイナリ・ファイルをレプリケートするには、次の作業を実行します。
テスト環境でcopybinary.sh
スクリプトを使用して、バイナリのアーカイブを作成します。使用方法を次に示します。
./copyBinary.sh [-javaHome
Java_Home_Path
] -archiveLoc
Archive_Dir
-sourceOHomeLoc
Source_WebGate_Oracle_Home
FTPを使用して、手順1で作成したアーカイブを本番環境に移動します。
また、次の手順の準備として、WebGateT2P
ディレクトリもテスト環境から本番環境にコピーします。
本番環境でpastebinary.sh
スクリプトを使用して、前の手順でコピーしたアーカイブを解凍します。使用方法を次に示します。
./pasteBinary.sh [-javaHome
Java_Home_Path
] -archiveLoc
Archive_Dir
-targetOHomeLoc
Target_Oracle_Home_Location
WebGate構成をレプリケートするには:
テスト環境でcopyConfig.sh
スクリプトを使用して、WebGateインスタンス(構成)のアーカイブを作成します。アーカイブの場所にMoveplan.xml
というファイルが作成されます。
copyConfig
スクリプトの使用法は次のとおりです。
./copyConfig.sh [-javaHome
Java_Home_Path
] -archiveLoc
Archive_Dir
-sourceInstanceHomeLoc
Source_WebGate_Instance_Home
FTPを使用して、Moveplan.xml
と、手順1で作成したアーカイブを本番環境に移動します。
(省略可能) moveplan.xml
を開いて編集し、次のパラメータを更新します。これらのパラメータは、本番環境にWebGateを構成するためにpasteConfig.sh
スクリプトによって使用されます。
pasteConfig.sh
を実行する前に、本番システムで環境変数LD_LIBRARY_PATH
およびLIBPATH
を設定します。
本番環境でpasteConfig.sh
スクリプトを実行して、手順2でコピーしたWebGateアーカイブを解凍します。pasteConfig.sh
スクリプトには、2つの使用モードがあります。moveplan.xml
ファイルで構成パラメータを定義した場合は、次のモードを使用します。
./pasteConfig.sh [-javaHome
Java_Home_Path
] -archiveLoc
Archive_Location
-movePlanLoc
Path_to_the_ moveplan.xml_file
または、コマンド行で構成パラメータを定義する場合は、次のモードを使用します。
./pasteConfig.sh
[-javaHome
Java_Home_Path
] -archiveLoc
Archive_Location
-targetOHomeLoc
Target_Oracle_home_location
-targetInstanceHomeLoc
An_empty_directory
-webserverConfPath
Web_server_configuration_path
-oamHost
OAM_server_host
-oamPort
OAM_server_port