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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementデプロイメント・ガイド
11gリリース2 (11.1.2.2.0)
E53414-02
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6 デプロイメント後のタスク

この章ではOracle Identity and Access Managementのデプロイメントを完了した後に実行しなければならないタスクについて説明します。

この章では次の項について説明します。

6.1 Oracle Identity Managerのデプロイメント後のタスク

次の各項で説明されているタスクを完了します。

6.1.1 Oracle Identity Managerプロパティの追加

Oracle Identity and Access Managementデプロイメント・ツールのバグ回避策として、Oracle Identity Managerプロパティを追加する必要があります。次の手順を実行します。

  1. 次のURLを使用してIAMGovernanceDomainのWebLogicコンソールにログインします。

    http://IGDADMIN.mycompany.com/console

    ユーザーweblogicとしてログインしてください。

  2. 「環境」→「サーバー」にナビゲートします。

  3. 「ロックして編集」をクリックします。

  4. 管理対象サーバーWLS_OIM1をクリックします。

  5. 「サーバーの起動」サブタブをクリックします。

  6. 「引数」フィールドに次のものを追加します。

     -Djava.net.preferIPv4Stack=true
    
  7. 「保存」をクリックします。

  8. 手順4から7を、管理対象サーバーWLS_OIM2に対して繰り返します。

  9. 「変更のアクティブ化」をクリックします。

  10. 管理対象のWebLogicサーバーを再起動します。

6.1.2 電子メール・サーバー構成のデプロイメント後の手順

第4.4.1.12項「Oracle Identity Managerの構成」で電子メール・サーバーを構成し、電子メール・サーバーのセキュリティがSSLの場合、次の追加手順を実行します。

  1. 環境にプロキシが設定されていることを確認します

    a. 管理サーバーと管理対象サーバーを停止します

    b. IGD_MSERVER_HOME/bin/setDomainEnv.shのバックアップをとります

    c. IGD_MSERVER_HOME/bin/setDomainEnv.shを変更してプロキシ設定を含めます

    d. setDomainEnv.shファイルの環境設定の一環として次のコマンドを含めます

    export PROXY_SETTINGS="-Dhttp.proxySet=true
     -Dhttp.proxyHost=www-proxy.mycompany.com -Dhttp.proxyPort=80
     -Dhttp.nonProxyHosts=localhost|$.mycompany.com|.mycompany.com|.mycompany.com"
    

    例:

    export JAVA_PROPERTIES
    export PROXY_SETTINGS="-Dhttp.proxySet=true
     -Dhttp.proxyHost=www-proxy.mycompany.com -Dhttp.proxyPort=80
     -Dhttp.nonProxyHosts=localhost|${HOST}|*.mycompany.com"ARDIR="${WL_
    HOME}/server/lib"
    export ARDIR
    
  2. DemoTrustストア参照をSOA環境から削除します。これにより、SOAが非SSLモードで実行されます。

    a. IGD_MSERVER_HOMEを変更してDemoTrust参照を削除します

    b. 次の参照をsetDomainEnv.shから削除します。

    -Djavax.net.ssl.trustStore=$<WL_HOME>/server/lib/DemoTrust.jks from EXTRA_JAVA_PROPERTIES
    

    c. 管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。

6.2 WebLogic管理コンソールでヘルプにアクセスするためのデプロイメント後のタスク

WebLogic管理コンソールでヘルプにアクセスするには、次の手順を完了する必要があります。


注意:

デプロイメント・レスポンス・ファイルの作成時に「IAM製品の選択」画面でOracle Identity Manager (OIM)のみオプションを選択した場合、この項は適用されません。

  1. 次のURLを使用してOracle Access Managerコンソールにログインします。

    http://hostname:port/oamconsole
    

    注意:

    デプロイメント・レスポンス・ファイルの作成時に「IAM製品の選択」画面でOracle Access Manager (OAM)スイートのみオプションを選択した場合は、WebLogic資格情報を使用してOracle Access Managerコンソールにログインしてください。

    デプロイメント・レスポンス・ファイルの作成時に「IAM製品の選択」画面でOIM-OAM IntegratedおよびOracle Unified Directory (OUD)オプションを選択した場合は、oamAdminUser資格情報を使用してOracle Access Managerコンソールにログインしてください。


  2. 「Access Manager」ペインの「アプリケーション・ドメイン」をクリックします。

  3. 「アプリケーション・ドメインの検索」タブが開きます。「名前」フィールドにIAM Suiteと入力し、「検索」をクリックします。

  4. 「検索結果」で、「IAM Suite」をクリックします。

  5. 「リソース」タブをクリックします。

  6. 「新規リソース」をクリックし、次の情報を入力します。

    • タイプ: HTTP

    • 説明: WLSコンソール・ヘルプのすべてのリソース

    • ホスト識別子: IAMSuiteAgent

    • リソースURL : /consolehelp/**

    • 問合せ: 名前と値のリスト

    • 使用可能な操作: すべて

    • 保護レベル: 除外

  7. 「適用」をクリックします。

6.3 コンポーネントの起動と停止

Identity and Access Managementデプロイメントの完了後、デプロイメントの様々なコンポーネントを適切な順序で起動、停止および再起動するのは重要なことです。コンポーネントの起動および停止には、スクリプトまたはWLSTコマンドを使用できます。詳細は、 Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイドのコンポーネントの起動および停止に関する項を参照してください。