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Oracle® Fusion Middleware Identity Managementリリース・ノート
11gリリース2 (11.1.2.2)
B72796-06
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6 Oracle Entitlements Server

この章では、Oracle Entitlements Serverに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:

6.1 一般的な問題および回避策

この項では、一般的な問題および回避策について説明します。次のトピックが含まれます:

6.1.1 Derbyテンプレート・ドメインのAuthorization Policy Manager内に作成されたリソースを検索するとエラーが発生する

Oracle Entitlements ServerドメインがDerbyテンプレートを使用して作成されている場合、Authorization Policy Manager内に作成されたリソースを検索すると、コンソールにエラー・メッセージが表示されます。

JPS-10000: There was an internal error in the policy store

この問題を回避するには、検索管理APIを使用します。

6.1.2 管理および表示権限を持たない委任管理者にそれらの権限を付与する

委任管理者に「表示および管理」などの権限が付与されている場合、暗黙的に「付与されている」、または暗示されているMANAGE - POLICYVIEW - APPLICATION_ROLE/RESOURCE/RESOURCE_TYPE/ENTITLEMENT権限が見つからないことに関連する問題が発生します。たとえば、委任管理者としてポリシーを作成するにはMANAGE - POLICY権限が必要です。また、委任管理者はアプリケーション・ロール、リソース、権限のいずれか、またはそれらすべてを検索する必要があるため、VIEW - APPLICATION_ROLE/RESOURCE/RESOURCE_TYPE/ENTITLEMENT権限が必要です。

このような問題を回避するには、ALL権限を委任管理者に付与します。これにはドメインの委任権限も含まれます。

6.2 構成の問題および回避策

この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。次のトピックが含まれます:

6.2.1 JDK1.7.0_40以降でのX.509証明書の鍵長に関する制限

JDK1.7.0_40以降では、長さ1024ビット未満のRSA鍵を持つX.509証明書の使用は制限されます。Oracle Entitlements Server管理サーバーの鍵サイズは512ビットであるため、JDK1.7.0_40以降を使用する場合は、鍵サイズの制限を解除する必要があります。これを行うには、java_home/jre/lib/securityディレクトリにあるjava.securityファイルで、デフォルト値jdk.certpath.disabledAlgorithms=MD2, RSA keySize < 1024jdk.certpath.disabledAlgorithms=MD2に変更します。この回避策を実行しなかった場合、次のシナリオは失敗する可能性があります。

  • すべてのセキュリティ・モジュールの作成(制御プッシュ・モードのWebLogicセキュリティ・モジュールを除く)

  • Oracle Entitlements Serverへの制御プッシュWebLogicセキュリティ・モジュールの登録

6.3 ドキュメントの訂正箇所

この時点でドキュメントの訂正箇所はありません。