この章では、Oracle Fusion Middlewareの高可用性とエンタープライズ・デプロイメントに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:
この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。次のトピックが含まれます:
高可用性クラスタ環境でOracle Entitlements Server (OES)管理サーバーをバージョン11g R2 PS1から11g R2 PS2にアップグレードした場合、高可用性の構成プロセスでAuthorization Policy Manager (APM)にログインできません。APM管理サーバーと管理対象サーバーを起動した後、APMコンソールにログインしようとすると、次の例外が返されます。
javax.el.PropertyNotFoundException The class 'oracle.security.apm.ui.bean.ApmMainManagedBean' does not have the property 'roleTemplateEnabled'
APMにログインするには、手動でAPMをIDM_HOMEから管理コンソールに再デプロイする必要があります。
管理コンソールでのポリシーの作成中、1台のOAAMサーバーが停止し、フェイルオーバーが発生した場合、「適用」をクリックするとNullPointerExceptionが発生します。ポリシーは正常に保存されません。
この問題を解決するには、「ポリシーの作成」ページを開き、以前に入力した設定を入力して、「適用」をクリックします。
管理コンソールでのトランザクションの作成中、OAAMサーバーが停止し、フェイルオーバーが発生した場合、「適用」をクリックするとNullPointerExceptionが発生します。トランザクションは正常に保存されません。
この問題を解決するには、「トランザクションの作成」ページを開き、以前に入力した設定を入力して、「適用」をクリックします。
この項には、Oracle Fusion Middleware高可用性ガイドの訂正箇所が含まれます。
次のトピックは、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』の「Identity and Access Managementコンポーネントの高可用性の構成」の第9.1.3.16項に記載されます。このトピックは既存の第9.1.3.1.6項を置き換えるものではなく、その前に記載されます。
Identity Manager用のSOA構成RMI URLの更新
Identity Manager用にSOA構成RMI URLを更新する手順は次のとおりです。
Enterprise Managerにログインします。
「Farm_IDMDomain」→「Identity and Access」→「OIM」→「oim(11.1.1.2.0)」を選択します。
メニューから「システムMBeanブラウザ」を選択するか、または右クリックしてこの項目を選択します。
「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.iam」→「サーバー: wls_oim1」→「アプリケーション: oim」→XML構成→「構成」→「XMLConfig.SOAConfig」→「SOAConfig」を選択します。
「SOA構成RMI URL」をcluster:t3://soa_cluster
に変更します。
「適用」をクリックします。