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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス
11gリリース2 (11.1.2.2.0)
B71704-04
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19 Oracle WebCenter ContentカスタムWLSTコマンド

次の項では、Oracle WebCenter ContentのWLSTカスタム・コマンドについて説明します。これらのコマンドで、WebCenter ContentサーバーおよびContent Serverインスタンスをコマンド行から構成および監視できます。次のトピックがあります。

WebCenter ContentおよびContent Serverの管理および構成の詳細は、Oracle WebCenter Content Content Serverシステム管理者ガイドを参照してください。


注意:

WebCenter Contentカスタム・コマンドを使用するには、コンポーネントがインストールされたOracle共通ホームからWLSTスクリプトを呼び出す必要があります。Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのカスタムWLSTコマンドの使用に関する項を参照してください。


WLST WebCenter Contentコマンド・カテゴリの概要

WLST WebCenter Contentコマンドは次のカテゴリに分かれています。

表19-1 WLST WebCenter Contentコマンド・カテゴリ

コマンド・カテゴリ 説明

サーバー構成コマンド


Content Serverインスタンスの構成を表示および管理します。

電子メール構成コマンド


Content Server電子メールの構成を表示および管理します。

追加のコマンド


コンテンツ・サーバー・インスタンスのステータス情報を表示します。


WLST WebCenter Contentのヘルプ

WLSTから呼び出すことができるWebCenter Contentコマンドを表示するには、WLSTプロンプトで次のコマンドを入力します。

help('UCM')

特定のWebCenter Contentコマンドのヘルプを表示するには、'UCM'をコマンドの名前に置き換えます。例:

help('getUCMServerPort')

ゲッター・メソッドとセッター・メソッドの実装

WebCenter Content向けのWLSTコンポーネントは、getterおよびsetterメソッドを使用して、複数のアプリケーションがそれらに対応するMbeanを管理対象サーバー上に登録しているがWLSTは1つのアプリケーションのみと通信できる状況を処理します。

getterメソッド

getterメソッドは、ゼロまたは1つの引数を処理するように設計されています。

WLST WebCenter Contentコマンドに引数を指定しない場合、次の2つのうちの1つが発生します。

WLST WebCenter Contentコマンドに対する引数が1つである場合、次のようになります。

setterメソッド

setterメソッドは、1つまたは2つの引数を処理するように設計されています。

サーバー構成コマンド

表19-2のコマンドを使用して、Oracle WebCenter Content Serverインスタンスを構成します。

表19-2 WLSTサーバー構成コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

getUCMHttpServerAddress


HTTPサーバー・アドレス値を表示します。

オンライン

setUCMHttpServerAddress


HTTPサーバー・アドレス値を設定します。

オンライン

getUCMServerPort


Intradoc Server Port構成パラメータを表示します。

オンライン

setUCMServerPort


Intradoc Server Port構成パラメータを設定します。

オンライン

getUCMIPAddressFilter


IPアドレス・フィルタ値を表示します。

オンライン

setUCMIPAddressFilter


IPアドレス・フィルタ値を設定します。

オンライン

getUCMUseSSL


SSLの使用に関する値を表示します。

オンライン

setUCMUseSSL


SSLの使用に関する値を設定します。

オンライン


getUCMHttpServerAddress

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイルからHTTPサーバー・アドレス値を取得し、それを表示します。

構文

getUCMHttpServerAddress()

または

getUCMHttpServerAddress(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のWebCenter Content HTTPサーバー・アドレスを表示します。

getUCCHttpServerAddress('Content Server')
server.mycompany.com

setUCMHttpServerAddress

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイル内のHTTPサーバー・アドレス値を設定します。HTTPサーバー・アドレスは、abc.xyz.defの形式またはポート番号を含むIPアドレスです。

HTTPサーバー・アドレスは、Content Serverユーザー・インタフェースにおいて完全なURLを生成するために使用されます。

構文

setUCMHttpServerAddress()

または

setUCMHttpServerAddress(value,application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のOracle WebCenter Content HTTPサーバー・アドレスを設定します。

setUCMHttpServerAddress(server.mycompany.com,'Content Server')

getUCMServerPort

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイルからIntradoc Server Port構成パラメータを取得し、それを表示します。

構文

getUCMServerPort()

または

getUCMServerPort(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のIntradoc Server Port値を表示します。

getUCMServerPort('Content Server')
4442

setUCMServerPort

WLSTでの使用: オンライン

説明

サーバー・ポート構成パラメータを設定します。サーバー・ポートは、0から65535までの正の整数にする必要があります。

構文

setUCMServerPort(value)

または

setUCMServerPort(value,application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のサーバー・ポート構成パラメータを設定します。

setUCMServerPort(4442,'Content Server')

getUCMIPAddressFilter

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイルからIPアドレス・フィルタ値を取得し、それを表示します。

構文

getUCMIPAddressFilter()

または

getUCMIPAddressFilter(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のIPアドレス・フィルタ値を表示します。

getUCMIPAddressFilter('Content Server')
10.131.123.*

setUCMIPAddressFilter

WLSTでの使用: オンライン

説明

WebCenter Content IPアドレス・フィルタ値を設定します。それは、"*.*.*.*"形式またはIPV6形式の必要があります。値は、Intradoc Server Portを介してContent Serverインスタンスと通信するために許可されているIPアドレスのリストから取得する必要があります。

構文

setUCMIPAddressFilter(value)

または

setUCMIPAddressFilter(value,application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のWebCenter Content IPアドレス・フィルタの値を設定します。

setUCMIPAddressFilter(10.131.123.*,'Content Server')

getUCMUseSSL

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイルからSSLの使用に関する値を取得し、それを表示します。値は、TrueまたはFalseです。

構文

getUCMUseSSL()

または

getUCMUseSSL(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のSSLの使用に関する値を表示します。

getUCMUseSSL('Content Server')
True

setUCMUseSSL

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイル内のSSLの使用に関する値を設定します。値は、TrueまたはFalseです。

構文

setUCMUseSSL(value)

または

setUCMUseSSL(value,application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のSSLの使用に関する値を設定します。

setUCMUseSSL(True,'Content Server')

電子メール構成コマンド

表19-3のコマンドを使用して、Oracle WebCenter Content Serverインスタンスの電子メールを構成します。

表19-3 WLSTの電子メール構成コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

getUCMMailServer


メール・サーバー値を表示します。

オンライン

setUCMMailServer


メール・サーバー値を設定します。

オンライン

getUCMSmtpPort


SMTPポート値を表示します。

オンライン

setUCMSmtpPort


SMTPポート値を設定します。

オンライン

getUCMSysAdminAddress


管理アドレス値を表示します。

オンライン

setUCMSysAdminAddress


管理アドレス値を設定します。

オンライン


getUCMMailServer

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイルからメール・サーバー値を取得し、それを表示します。

構文

getUCMMailServer()

または

getUCMMailServer(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のメール・サーバー値を表示します。

getUCMMailServer('Content Server')
mymailserver.mycompany.com

setUCMMailServer

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイル内のメール・サーバー値を設定します。メール・サーバー値は、SMTPベースの電子メールを送信するためにContent Serverインスタンスによって使用されるメール・サーバーの名前です。

構文

setUCMMailServer(value)

または

setUCMMailServer(value,application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のメール・サーバーの値を設定します。

setUCMMailServer(mymailserver.mycompany.com,'Content Server')

getUCMSmtpPort

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイル内のSMTPポート値を取得し、それを表示します。

構文

getUCMSmtpPort()

または

getUCMSmtpPort(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のSMTPポート値を表示します。

getUCMSmtpPort('Content Server')
4055

setUCMSmtpPort

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイル内のSMTPポート値を設定します。SMTPポートは、1から65535までの正の整数にする必要があります。ポートをNULLにリセットするには、値にNoneと入力します(setUCMSmtpPort(None))。

構文

setUCMSmtpPort(value)

または

setUCMSmtpPort(value,application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のSMTPポート値を設定します。

setUCMSmtpPort(4055,'Content Server')

getUCMSysAdminAddress

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイルから管理アドレス値を取得し、それを表示します。値は、abc@xyz.defの形式です。

構文

getUCMSysAdminAddress()

または

getUCMSysAdminAddress(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"の管理アドレス値を表示します。

getUCMSysAdminAddress('Content Server')
mymail@mycompany.com

setUCMSysAdminAddress

WLSTでの使用: オンライン

説明

config.cfgファイル内の管理アドレス値を設定します。管理アドレスは、abc@xyz.defの形式です。

構文

setUCMSysAdminAddress(value)

または

setUCMSysAdminAddress(value,application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"の管理アドレス値を設定します。

setUCMSysAdminAddress(mymail@mycompany.com,'Content Server')

追加のコマンド

表19-4のコマンドを使用して、Oracle WebCenter Content Serverインスタンスを監視するための追加の設定を構成します。

表19-4 WLSTの追加の構成コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

getUCMCSVersion


バージョン番号を表示します。

オンライン

getUCMServerUptime


稼働時間値を表示します。

オンライン


getUCMCSVersion

WLSTでの使用: オンライン

説明

Content Serverの実行中のインスタンスのバージョン番号を取得します。

構文

getUCMCSVersion()

または

getUCMCSVersion(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"のアクティブなインスタンスのバージョン番号を表示します。

getUCMCSVersion('Content Server')
11g R1

getUCMServerUptime

WLSTでの使用: オンライン

説明

Content Serverインスタンスの稼働していた時間の長さを取得します。

構文

getUCMServerUptime()

または

getUCMServerUptime(application_name)

次のコマンドは、アプリケーション"Content Server"の稼働していた時間の長さを表示します。

getUCMServerUptime('Content Server')
00H:01 Min:12 Sec:255 MilliSeconds