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次の項では、Oracle Tuxedo Application Runtimesのインストール後に実行するタスクについて説明します。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS、BatchおよびIMSソフトウェアのインストールでは、すべてのファイルがインストール・ディレクトリ内に展開されます。
表4-1に、インストール・ディレクトリ$ORACLE_HOME/art12.1.3.0.0の下にある、Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS、BatchおよびIMSのディレクトリとファイルを示します。
CICS Runtime、Batch Runtime Execution Engine、Batch Runtime TuxJESのそれぞれに対して、サンプル・アプリケーションが提供されており、インストールの検証や、構成の表示のために使用できます。サンプルに含まれるReadmeファイルでサンプルの実行方法が説明されています。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchを実行する前に、umask値をできるだけ厳しく設定することをお薦めします。
インストール時にデフォルトCOBOLコンパイラとして「COBOL-IT」を選択せず、その後COBOL-ITに切り替える場合、シンボル・リンクを1つ追加する必要があります。
たとえば、COBOL-ITが/opt/cobol-it-64にインストールされていて、Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchが/home/user/oracle_home/art12.1.3.0.0にインストールされている場合、次のコマンドを実行する必要があります。
ln -s /opt/cobol-it-64/bin/cobcrun /home/user/oracle_home/art12.1.3.0.0/Batch_RT/bin/cobrun
| 注: | Oracle Tuxedo Application Runtime for IMSのみをインストールした場合、インストール後に、chgcobol.shを使用してCOBOLコンパイラをMicro Focus COBOLとCOBOL-ITの間で切り替えられます。 |
次の手順は、GUIモードでのアンインストール・プロセスを示しています。
Unix/Linuxプラットフォームで<ORACLE_HOME>/oui/binに移動して、runInstallerを実行すると、インストール・ウィンドウと同様にアンインストーラ・ウィンドウが表示されます。Oracle Tuxedo Application Runtimes 12cリリース2 (12.1.3)は、「製品の削除」をクリックするだけで完全に削除できます。
製品を選択して「削除」をクリックし、システムから製品を削除します。
製品を削除するには、続いて表示される「確認」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。削除を取り消すには、「いいえ」をクリックします。
アンインストールの完了後、このパネルが表示され、アンインストールが成功したかどうかが報告されます。
コマンド行ではインストールだけでなくアンインストールもできます。コマンド行でのアンインストールでは、Oracle Universal Installerのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用せずに、Oracle製品またはOracleホームをシステムから削除できます。
ダイアログ・ボックスやプロンプトを表示しないように選択できますし、アンインストール中に通常使用されるダイアログ・ボックスを選択的に非表示にできます。
次のコマンドを使用して「インベントリ」ダイアログ・ボックスをただちに表示します。これにより、Oracle Universal Installerの起動画面を表示せずに、削除する項目を選択できます。
./runInstaller -deinstall -silent (on UNIX)
削除中に「インベントリ」ダイアログ・ボックスを非表示にする場合、削除する製品はレスポンス・ファイルのDEINSTALL_LISTパラメータで指定できます。削除するOracleホームはREMOVE_HOMES変数で指定します。現在のOracleホームの名前はORACLE_HOME_NAMEで指定します。たとえば、UNIXマシンで、次を入力します。
./runInstaller -deinstall -silent "DEINSTALL_LIST={"artbase","12.1.3.0.0"}" ORACLE_HOME_NAME="OUIHome2" REMOVE_HOMES={"/home/test/OraHome_2"}
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