バッチ・ランタイムの目的は、UNIX/Linuxプラットフォーム上に堅牢な本番環境を作成できる関数を提供することです。
Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchは、次のものから構成されています。
テクニカル・レベルには、簡単に作成、保守、デバッグできる、単純なワン・アクション関数が含まれます。たとえば、GDG (Generation Data Group)管理は、このレベルに属しています。このテクニカル・レベルが、バッチ・ランタイムの堅牢な基盤です。
上位レベル関数は、バッチ・ランタイムへのエントリ・ポイントを提供します。このレベルは、関数の動作を均質化して、プロダクション・スクリプトで呼び出せるようにします。上位レベル関数は、堅牢な論理ワークフロー(実行オン/オフ、オプション・チェック、事前定義されたリターン・コードなど)を提供するスケルトンに従います。
インタフェース・レベルを使用すると、バッチ・ランタイム・ジョブ管理と、送信、保留と解放、クラス管理、レポーティング、モニタリングなどの対話処理が可能です。
Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchには、堅牢で有益なプロダクション関数が用意されています。これらの関数を使用してJCLおよびJES2の機能を簡単にエミュレートできるだけでなく、非実行モード、リターン・コードの事前定義(カスタマイズ可能)、国際化などの追加機能もあります。
Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchは、上位レベル関数用に、ネイティブのシェル・インタープリタを使用します。この手法により、固有のプロダクション・ニーズに合わせて新しいランタイム関数を追加できます。
バッチ・ランタイム内での実行のために送信されたKornシェル・スクリプトは、次の3つの別々のフェーズで処理されます。