次の項では、Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchをインストールした後に実行するタスクについて説明します。
Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchソフトウェアをインストールすると、すべてのファイルがインストール・ディレクトリに圧縮解除されます。
表4-1に、$ORACLE_HOME/artwb12.1.3.0.0
インストール・ディレクトリにあるOracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchのディレクトリとファイルを示します。
インストールを確認するため、および構成をデモンストレーションするために、2つのサンプル・アプリケーションが用意されています。サンプルに含まれるReadmeファイルでサンプルの実行方法が説明されています。
Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchを実行する前に、umask値をできるだけ正確に設定することをお薦めします。
次の手順は、GUIモードのアンインストール・プロセスを示しています。
<ORACLE_HOME>/oui/bin
に移動して、UNIX/Linuxプラットフォームの場合はrunInstaller
を実行します。インストール・ウィンドウと同様にアンインストーラ・ウィンドウが表示されます。
製品を選択して「削除」をクリックすると、システムからその製品がアンインストールされます。
製品をアンインストールするには、次の「確認」ダイアログで「はい」をクリックします。アンインストールを取り消すには、「いいえ」をクリックします。
アンインストールの完了後、このパネルが表示され、アンインストールが正常に行われたかどうかが報告されます。
コマンド行ではインストールだけでなくアンインストールもできます。コマンド行でのアンインストールでは、Oracle Universal Installerのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用せずに、Oracle製品またはOracleホームをシステムから削除できます。
ダイアログ・ボックスやプロンプトを表示しないように選択できますし、アンインストール中に通常使用されるダイアログ・ボックスを選択的に非表示にできます。
次のコマンドを使用して「インベントリ」ダイアログ・ボックスをただちに表示します。これにより、Oracle Universal Installerの起動画面を表示せずに、削除する項目を選択できます。
./runInstaller -deinstall -silent (on UNIX)
削除中に「インベントリ」ダイアログ・ボックスを非表示にする場合、削除する製品はレスポンス・ファイルのDEINSTALL_LIST
パラメータで指定できます。削除するOracleホームはREMOVE_HOMES
変数で指定します。現在のOracleホームの名前はORACLE_HOME_NAME
で指定します。たとえば、UNIXマシンで、次を入力します。
./runInstaller -deinstall -silent "DEINSTALL_LIST={"workbench","12.1.3.0.0"}" ORACLE_HOME_NAME="OUIHome2" REMOVE_HOMES={"/home/test/OraHome_2"}