次の項では、SALT WS-ATアサーションのリファレンス情報について説明します。
WS-ATは、リクエストが操作呼出しを原子性トランザクションの一部として作成する必要または可能性があるかどうかを示すことができるポリシー・アサーションを定義します。原子性トランザクションのポリシー・アサーションの構成の影響については、構成変更に関する章を参照してください。
ポリシー・アサーション設定の呼出しの方向および意味によって、実行時の着信/発信トランザクションの動作は次のようになります。
着信トランザクションでは、実行時に特定の動作変更はありません。クライアントのWSDLの消費は、構成された値に基づいてトランザクションを受け付けます。実行時の動作は通常です。
ATAssertion
要素に"Optional=true
"が構成されない場合、トランザクションで呼出しを行う必要があります。その時点で対応するXAトランザクションが存在しない場合、WS-TXトランザクションが開始されます(ただし、Oracle Tuxedo XAトランザクションには関連付けられません)。XAトランザクションが存在する場合、動作の変更はありません。ATAssertion
要素に"Optional=true
"が構成されると、対応するOracle Tuxedo XAトランザクションが呼出しのコンテキストに存在する場合のみ、発信トランザクション・コンテキストがリクエストされます。ATAssertion
要素が構成されない場合、対応するサービス呼出しはトランザクションの外側で行われます。Oracle Tuxedo XAトランザクションのコンテキストで外部Webサービスへの呼出しが行われると、Webサービス呼出しはトランザクションを伝播しません。これにより、グローバル・トランザクションからあるWebサービス呼出しを除外することができ、ほとんどの既存のWebサービス呼出し(WS-TXをサポートしていない)のデフォルトを表します。
既存のポリシー・ファイルのメカニズムには、WS-ATポリシー要素の追加が含まれます。WS-ATは、ATAssertion
要素をOptional
属性に定義する場合、次のようになります。
/wsat:ATAssertion/@wsp:Optional="true"
リストC-1には、ATAssertion
要素を含むpolicy.xml
ファイルの例を示します。
<?xml version="1.0"?>
<wsp:Policy wsp:Name="TransactionalServicePolicy"
xmlns:wsp="http://schemas.xmlsoap.org/ws/2004/09/policy"
xmlns:wsat="http://docs.oasis-open.org/ws-tx/wsat/2006/06">
<wsat:ATAssertion wsp:Optional="true"/>
</wsp:Policy>