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RECORD機能は、データがCOBOL言語とC言語間で転送される場合に特に役立ちます。このような場合、RECORDバッファ・タイプはC言語で使用し、コピーブックはCOBOL言語で使用できます。
cpy2recordツールを使用すると、実行時にアプリケーション・プログラムによって解釈されるRECORD記述(バイナリ形式で格納)を生成できます。詳細は、『Oracle Tuxedoコマンド・リファレンス』の cpy2recordに関する項を参照してください。 ソースRECORDファイルは、1つまたは複数のソースRECORD記述を含む一般的なテキスト・ファイルで、しばしば既存のCOBOLコピーブック・ファイルが使用されます。ソースRECORDファイルは、RECORD記述ファイルを生成する、cpy2recordへの入力として使用されます。
次の表に、cpy2recordでサポートされるCOBOLコピーブック・ファイル内の句をリストします。
| 注: | COBOLコピーブック・ファイル内の句BLANK WHEN ZERO、EXTERNAL、GLOBAL、JUSTIFIED、GROUP-USAGE、REDEFINES、RENAMES、SYNCHRONIZEDおよびVALUEはcpy2recordでサポートされません。 |
RECORD関数は、Rinit()、Rget()、Rset()およびFrneeded()です。どちらのRECORD関数をコールしても、指定されたRECORD記述ファイルが検索され、そのファイルが見つかると、RECORDファイルのキャッシュに自動的にロードされます。環境変数RECORDFILESで指定される各ファイルは、順番に検索されます。指定名を持つ最初のRECORD記述ファイルがロードされます。同じ名前を持つ以降のRECORD記述ファイルは無視されます。詳細は、『FMLを使用したOracle Tuxedo ATMIアプリケーションのプログラミング』のRECORD関数に関する項を参照してください。
FMLでは、次の変数を使用して、RECORDファイルにアクセスします。
RECORDFILES - この変数には、所定のアプリケーション・プログラム用のRECORD記述ファイルをカンマで区切ってリストします。フル・パス名で指定したファイルは、そのまま使用されます。相対パス名で指定したファイルは、RECORDDIR変数で指定したディレクトリのリストから検索されます。RECORDFILESが設定されていない場合、単一のファイル名record.Rが使用されます(RECORDDIRが依然として適用されます。次を参照)。RECORDDIR - この変数には、相対ファイル名を指定したRECORDファイルを検索するために使用する、コロンで区切ったディレクトリのリストを指定します。使用法はPATH環境変数と同様です。RECORDDIRを設定しない場合またはNULLの場合、カレント・ディレクトリの値が使用されます。
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