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Oracle® Audit Vault and Database Firewall監査者ガイド
リリース12.1.2
B71712-09
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A Oracle Audit Vault and Database Firewallデータベース・スキーマ

ここでのトピック

Oracle Audit Vault and Database Firewallスキーマについて

Oracle Audit Vault and Database Firewall (Oracle AVDF)には、セキュア・ターゲットから収集された監査データを管理する内部データ・ウェアハウス・スキーマがあります。データ・ウェアハウス・スキーマは、Oracle AVDF収集エージェントからデータを収集して分類した後で、第6章「レポートの生成」で説明したレポートのためにレポート形式で提供します

Oracle Business Intelligence PublisherやOracle Business Intelligence Suiteなどのツールを使用してカスタム・レポートを作成する場合は、次の点に注意してください。

  • この付録で説明するデータ・ウェアハウス・スキーマAVSYSの構造を理解する必要があります。

  • サポートされるセキュア・ターゲット(Oracle Database、Microsoft SQL Server、Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE)およびIBM DB2)で提供される監査イベントの構造を理解する必要があります。

    詳細は、付録Bから付録Gを参照してください。

次の種類のカスタム・レポートを作成できます。

  • アクティビティ・レポート

  • イベント・レポート

  • アラート・レポート

  • 権限レポート

  • サード・パーティ(F5)レポート

他の種類のレポートを作成するために必要なデータは、AVSYSスキーマにあります。

アクティビティ・レポートのメタデータ

この項では、アクティビティ・レポートを作成するために必要なメタデータについて説明します。

表A-1では、セキュア・ターゲットごとに1行が含まれるAVSYS.SECURED_TARGET表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-1 AVSYS.SECURED_TARGET表

データ型 説明

ACTIVE

CHAR(1 CHAR)

セキュア・ターゲットがアクティブな場合はY、それ以外はN。

CONNECT_STRING

VARCHAR2(4000 BYTE)

システムにセキュア・ターゲットを接続しようとする際にセキュア・ターゲットを指定する文字列。

CREATION_TIME

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

セキュア・ターゲットとシステムの接続が確立した時刻。

DESCRIPTION

VARCHAR2(1024 BYTE)

セキュア・ターゲットの説明。

FIREWALL_POLICY_ID

INTEGER

セキュア・ターゲットに関連付けられたファイアウォール・ポリシーのID番号。存在しない場合はNULL。デフォルト: NULL

SECURED_TARGET

NUMBER

セキュア・ターゲットの数。

SECURED_TARGET_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

セキュア・ターゲットの名前。

SECURED_TARGET_TYPE_ID

NUMBER

セキュア・ターゲットのタイプのID番号。この値はAVSYS.SECURED_TARGET_TYPE.SECURED_TARGET_TYPE_IDに含まれる必要があります(表A-2を参照してください)。

SERVER_AUTH_USER

VARCHAR2(255 BYTE)

Audit Vault AgentからAudit Vault Serverへのイベントの転送を許可されているOracle AVDFユーザー。


表A-2では、セキュア・ターゲット・タイプごとに1行が含まれるAVSYS.SECURED_TARGET_TYPE表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-2 AVSYS.SECURED_TARGET_TYPE表

データ型 説明

FIREWALL_DIALECT

NUMBER(38)

Oracle Database FirewallタイプのID番号。

SECURED_TARGET_TYPE_ID

NUMBER(38)

セキュア・ターゲット・タイプのID番号。

SECURED_TARGET_TYPE_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

セキュア・ターゲット・タイプの名前。


表A-3では、監査証跡ごとに1行が含まれるAVSYS.AUDIT_TRAIL表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-3 AVSYS.AUDIT_TRAIL表

データ型 説明

AUDIT_TRAIL_ID

NUMBER

この監査証跡のID番号。

AUDIT_TRAIL_TYPE

VARCHAR2(255 BYTE)

この監査証跡のタイプ(例: TABLEまたはDIRECTORY)。

COLLECTION_AUTOSTART

CHAR(1 CHAR)

(現在使用できない機能)

HOST_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

この監査証跡のエージェント・ホストの名前。

LOCATION

VARCHAR2(4000 BYTE)


SOURCE_ID

NUMBER

この監査証跡のソースのID番号。

SECURED_TARGET_TYPE_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

この監査証跡のセキュア・ターゲットのタイプの名前。この値はAVSYS.SECURED_TARGET_TYPE.SECURED_TARGET_TYPE_NAMEに含まれる必要があります(表A-2を参照してください)。


イベント・レポートのデータ

この項では、イベント・レポートを作成するために必要なデータについて説明します。

表A-4では、監査イベントごとに1行が含まれるAVSYS.EVENT_LOG表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-4 AVSYS.EVENT_LOG表

データ型 説明

ACTION_TAKEN

VARCHAR2(255 BYTE)

イベントのために実行されたアクション(passwarnまたはblock)。

ALERT_RAISED

NUMBER

イベントに対してアラートが生成されなかった場合は0、それ以外の場合は1。デフォルト: 0

AUDIT_TRAIL_ID

NUMBER

イベントが収集された監査証跡のID。

AV_TIME

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

Oracle AVDFリポジトリにイベントが記録された時刻。

CLIENT_HOST_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

ユーザーがアクションを開始したクライアント・ホストの名前。

CLIENT_IP

VARCHAR2(255 BYTE)

CLIENT_HOST_NAMEのIP(インターネット・プロトコル)アドレス。

CLIENT_PROGRAM

VARCHAR2(255 CHAR)

イベントが発生したクライアント・プログラム。

CLUSTER_ID

NUMBER

イベントが発生したクラスタのグローバルID番号。

CLUSTER_TYPE

NUMBER

イベントが発生したクラスタのタイプ番号(クラスタの文のタイプを識別)。

COMMAND_CLASS

VARCHAR2(255 BYTE)

イベントで実行されたアクション(例: SELECTまたはDELETE)。このフィールドにNULLが含まれる場合、監査レコードは無効です。

COMMAND_PARAM

CLOB

イベントを引き起こしたコマンド・パラメータ。

COMMAND_TEXT

CLOB

イベントを引き起こしたコマンドのテキスト(SQL文またはPL/SQL文であることもあります)。

ERROR_CODE

VARCHAR2(30 BYTE)

アクションのエラー・コード。

ERROR_MESSAGE

VARCHAR2(1000 BYTE)

アクションのエラー・メッセージ。

EVENT_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

イベントの名前(監査証跡でのイベント名と正確に同じ)。

EVENT_STATUS

VARCHAR2(30 BYTE)

イベントのステータス(SUCCESSFAILUREまたはUNKNOWN)。

EVENT_TIME

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

イベントが発生した時刻。イベントに複数のタイム・スタンプがある場合(イベント開始のタイム・スタンプとイベント終了のタイム・スタンプなど)、コレクタ・プラグインがタイム・スタンプをこのフィールドに割り当てる必要があります。このフィールドにNULLが含まれると、Oracle AVDFはコレクタを停止します。

EXTENSION

CLOB

コア・フィールドまたは大容量フィールドに収容できないフィールドを格納します(デリミタで区切られた名前/値ペアなど)。

GRAMMAR_VERSION

NUMBER

Database Firewallがイベントを検出したときに使用した構文のバージョン。このバージョンはDatabase Firewall内部のものであり、データベース・バージョンとは関係ありません。

LOG_CAUSE

VARCHAR2(30 BYTE)

ログに記録されているイベントの原因(undefinedexceptionclusternoveltyunseeninvalidsqlwafloginまたはlogout)。

LOGFILE_ID

NUMBER

ランダムな内部ログ・ファイルID。

MARKER

VARCHAR2(255 BYTE)

監査証跡のレコードを一意に識別します。リカバリ・プロセスではOracle AVDFがこのフィールドを使用して重複レコードをフィルタ処理します。コレクタ・プラグインで提供されるマーカー・フィールドは、通常、監査レコードのフィールドの連結されたサブセットです。たとえば、Oracleデータベースでは、セッションIDとエントリID (セッション内の一意の識別子)によってマーカーが定義されます。

MONITORING_POINT_ID

NUMBER

これは内部列です。この値がNULLでない場合、イベントはDatabase Firewallのものです。値がNULLの場合、AUDIT_TRAIL_IDに含まれるIDの監査証跡のイベントです。

NETWORK_CONNECTION

VARCHAR2(255 BYTE)

監査レコードが生成されたオペレーティング・システムにログインしたユーザーの名前。ユーザーがオペレーティング・システムにJOHNとしてログインし、アクションをSCOTTとして実行した場合、このフィールドにはJOHNUSER_NAMEフィールドにはSCOTTが含まれます。

OSUSER_NAME

VARCHAR2 (255 BYTE)

SQLコマンドを実行したオペレーティング・システム・ユーザー名

POLICY_NAME

VARCHAR2(1024 CHAR)

Database Firewallがイベントを検出したときに使用したポリシー・ファイルの名前。

RECORD_ID

NUMBER

イベントの監査レコードのID番号。

SECURED_TARGET_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

イベントが発生したセキュア・ターゲットの名前。

SECURED_TARGET_TYPE

VARCHAR2(255 BYTE)

イベントが発生したセキュア・ターゲットのタイプ。

SERVICE_NAME

VARCHAR2(255 CHAR)

クライアント・セッションの接続先データベース・サービスの名前。

TARGET_OBJECT

VARCHAR2(255 BYTE)

アクションが実行されたオブジェクトの名前。たとえば、ユーザーが表から選択した場合、このフィールドには表の名前が含まれます。

TARGET_OWNER

VARCHAR2(255 BYTE)

アクションが実行されたターゲットの所有者の名前。たとえば、ユーザーが選択した表の所有者がユーザーJOHNの場合、このフィールドにはユーザー名JOHNが含まれます。

TARGET_TYPE

VARCHAR2(255 BYTE)

アクションが実行されたターゲット・オブジェクトのタイプ。たとえば、ユーザーが表から選択した場合、このフィールドにはTABLEが含まれます。

THREAT_SEVERITY

VARCHAR2(30 CHAR)

Database Firewallが検出した脅威の重大度(undefinedinsignificantminormoderatemajorまたはcatastrophic)。

USER_NAME

VARCHAR2(255 BYTE)

監査レコードを生成したアプリケーションまたはシステムでアクションを実行したユーザーの名前。このフィールドにNULLが含まれる場合、監査レコードは無効です。


アラート・レポートのデータ

この項では、アラート・レポートを作成するために必要なデータについて説明します。

表A-5では、アラート・インスタンスごとに1行が含まれるAVSYS.ALERT_STORE表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-5 AVSYS.ALERT_STORE表

データ型 説明

ALERT_DEFINITION_ID

NUMBER

このアラートの定義のID番号。

ALERT_ID

NUMBER

アラート・インスタンスのID番号。

ALERT_NAME

VARCHAR2(255)

アラート定義でのこのアラートの名前。

ALERT_OWNER

VARCHAR2(30)

アラートの所有者(アラート定義の所有者と同じ)。

ALERT_SEVERITY

NUMBER

アラートの重大度(1=警告、2=クリティカル)。

ALERT_STATUS

VARCHAR2(255)

アラート・ステータス(OPENまたはCLOSED)。

AV_ALERT_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

アラート・インスタンスが生成した時刻。

CLEARED_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE


EMAIL_CC_LIST

VARCHAR2(4000 BYTE)

このアラート・インスタンスに関する電子メールの「Cc」フィールドのアドレス・リスト。

EMAIL_MESSAGE

VARCHAR2(4000 BYTE)

このアラート・インスタンスに関する電子メールのメッセージ。

EMAIL_STATUS

VARCHAR2(30 BYTE)

このアラート・インスタンスの電子メールが送信されたかどうかを示します。

EMAIL_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

このアラート・インスタンスの電子メールが送信された時刻。

EMAIL_TO_LIST

VARCHAR2(4000 BYTE)

このアラート・インスタンスに関する電子メールの「宛先」フィールドのアドレス・リスト。

ILM_TARGET

VARCHAR2(12)

パーティションの情報ライフサイクル管理(ILM)文字列。

OLDEST_EVENT_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

このアラート・インスタンスをトリガーした最初のイベントの時刻。


表A-6では、各アラート・インスタンスと関連イベントを対応させるAVSYS.ALERT_EVENT_MAP表について説明します。アラート・インスタンスが複数のイベントに関連する場合、各イベントのRECORD_IDが異なります。列はアルファベット順です。

表A-6 AVSYS.ALERT_EVENT_MAP表

データ型 説明

ALERT_ID

NUMBER

アラート・インスタンスのID。

ALERT_OWNER

VARCHAR2(30)

アラートの所有者(アラート定義の所有者と同じ)。

EVENT_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

このアラート・インスタンスをトリガーしたイベントの時刻。

ILM_TARGET

VARCHAR2(12)

パーティションのILM文字列。

OLDEST_EVENT_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

このアラート・インスタンスをトリガーした最初のイベントの時刻。このアラート・インスタンスが1つのイベントだけに関連する場合、この値はEVENT_TIMESTAMPの値と同じです。

RECORD_ID

NUMBER

このアラート・インスタンスに関連するイベントのレコードID。


表A-7では、アラート・インスタンスのノートを格納するAVSYS.ALERT_NOTE表について説明します。各アラート・インスタンスには複数のノートが含まれることがあります。列はアルファベット順です。

表A-7 AVSYS.ALERT_NOTE表

データ型 説明

ALERT_ID

NUMBER

このノートのID。

ALERT_NOTE_ID

NUMBER

このノートが関連付けられているアラート・インスタンスのID。

HEADER

VARCHAR2(4000 BYTE)

このノートのヘッダー。

ILM_TARGET

VARCHAR2(12)

パーティションのILM文字列。

NOTE_CONTENT

VARCHAR2(4000 BYTE)

このノートの内容。

NOTE_CREATOR

VARCHAR2(30)

このノートを作成したユーザー。

NOTE_OWNER

VARCHAR2(30)

このノートの所有者(アラート定義と同じ)。

NOTE_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

このノートが作成された時刻。

OLDEST_EVENT_TIMESTAMP

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

このアラート・インスタンスをトリガーした最初のイベントの時刻。


権限レポートのデータ

この項では、権限レポートを作成するために必要なデータについて説明します。


注意:

これらの表名それぞれの「UE」は「ユーザー権限」を表します。

表A-8では、Oracle Databaseパッケージに付与されたロールの情報を格納するAVSYS.UE_DBA_APPLICATION_ROLES表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-8 AVSYS.UE_DBA_APPLICATION_ROLES

データ型 説明

PACKAGE

VARCHAR2 (30)

ロールが付与されているOracle Databaseパッケージの名前

ROLE

VARCHAR2 (30)

パッケージに付与されたロール

SCHEMA

VARCHAR2 (30)

パッケージが所属しているスキーマ

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID


表A-9では、Oracle Database表の個々の列に関してユーザーに付与された権限の情報を格納する、AVSYS.UE_DBA_COL_PRIVS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-9 AVSYS.UE_DBA_COL_PRIVS

データ型 説明

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

COLUMN_NAME

VARCHAR2 (30)

権限が付与された列の名前

GRANTABLE

VARCHAR2 (3)

権限がGRANTABLEオプションを含めて付与されたかどうか(YESまたはNO)

GRANTEE

VARCHAR2 (30)

列権限が付与されたユーザー

GRANTOR

VARCHAR2 (30)

GRANTEEに列権限を付与したユーザー

OWNER

VARCHAR2 (30)

列権限の所有者

PRIVILEGE

VARCHAR2 (40)

列権限

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID

TABLE_NAME

VARCHAR2 (30)

列が含まれるOracle Database表の名前


表A-10では、Oracle Databaseプロファイルの情報を格納するAVSYS.UE_DBA_PROFILES表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-10 AVSYS.UE_DBA_PROFILES

データ型 説明

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

LIMIT

VARCHAR2 (40)

プロファイルの制限

PROFILE

VARCHAR2 (30)

プロファイル名

RESOURCE_NAME

VARCHAR2 (32)

リソース名

RESOURCE_TYPE

VARCHAR2 (8)

リソース・タイプ

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID


表A-11では、Oracle Databaseロールの情報を格納するAVSYS.UE_DBA_ROLES表について説明します。この表には、各ロールに対して1行が含まれます。列はアルファベット順です。

表A-11 AVSYS.UE_DBA_ROLES

データ型 説明

AUTHENTICATION_TYPE

VARCHAR2 (8)

このユーザーの認証メカニズム

  • EXTERNAL - CREATE USER user1 IDENTIFIED EXTERNALLY

  • GLOBAL - CREATE USER user2 IDENTIFIED GLOBALLY

  • PASSWORD - CREATE USER user3 IDENTIFIED BY user3

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

PASSWORD_REQUIRED

VARCHAR2 (8)

ロールでパスワードが必要かどうか(YESまたはNO)

ROLE

VARCHAR2 (30)

ロールの名前

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID


表A-12では、ユーザーとロールに付与されたロールの情報を格納するAVSYS.UE_DBA_ROLE_PRIVS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-12 AVSYS.UE_DBA_ROLE_PRIVS

データ型 説明

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

ADMIN_OPTION

VARCHAR2 (3)

権限がADMINオプションを含めて付与されたかどうか(YESまたはNO)

DEFAULT_ROLE

VARCHAR2 (3)

ロールがユーザーのデフォルト・ロールかどうか(YESまたはNO)

GRANTED_ROLE

VARCHAR2 (30)

ユーザーまたはロールに付与されたロールの名前

GRANTEE

VARCHAR2 (30)

GRANTED_ROLEが付与されたユーザーまたはロールの名前

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID


表A-13では、ユーザーとロールに付与されたシステム権限の情報を格納するAVSYS.UE_DBA_SYS_PRIVS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-13 AVSYS.UE_DBA_SYS_PRIVS

データ型 説明

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

ADMIN_OPTION

VARCHAR2 (3)

権限がADMINオプションを含めて付与されたかどうか(YESまたはNO)

GRANTEE

VARCHAR2 (30)

システム権限が付与されたユーザーまたはロールの名前

PRIVILEGE

VARCHAR2 (40)

システム権限

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID


表A-14では、オブジェクトについてユーザーに付与された権限の情報を格納するAVSYS.UE_DBA_TAB_PRIVS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-14 AVSYS.UE_DBA_TAB_PRIVS

データ型 説明

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

GRANTABLE

VARCHAR2 (3)

権限がGRANTABLEオプションを含めて付与されたかどうか(YESまたはNO)

GRANTEE

VARCHAR2 (30)

権限が付与されたユーザー

GRANTOR

VARCHAR2 (30)

GRANTEEに権限を付与したユーザー

HIERARCHY

VARCHAR2 (3)

権限がHIERARCHYオプションを含めて付与されたかどうか(YESまたはNO)

OWNER

VARCHAR2 (30)

オブジェクトの所有者

PRIVILEGE

VARCHAR2 (40)

オブジェクトについての権限

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID

TABLE_NAME

VARCHAR2 (30)

権限が付与されたオブジェクトの名前

TYPE

VARCHAR2 (24)

オブジェクト・タイプ(表、ビュー、順序など)


表A-15では、すべてのOracle Databaseユーザーごとに1行が含まれるAVSYS.UE_DBA_USERS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-15 AVSYS.UE_DBA_USERS

データ型 説明

ACCOUNT_STATUS

VARCHAR2 (32)

ユーザー・アカウントのステータス(次のいずれか):

  • OPEN

  • EXPIRED

  • EXPIRED(GRACE)

  • LOCKED(TIMED)

  • LOCKED

  • EXPIRED & LOCKED(TIMED)

  • EXPIRED(GRACE) & LOCKED(TIMED)

  • EXPIRED & LOCKED

  • EXPIRED(GRACE) & LOCKED

AUTHENTICATION_TYPE

VARCHAR2 (8)

このユーザーの認証メカニズム

  • EXTERNAL - CREATE USER user1 IDENTIFIED EXTERNALLY

  • GLOBAL - CREATE USER user2 IDENTIFIED GLOBALLY

  • PASSWORD - CREATE USER user3 IDENTIFIED BY user3

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

CREATED

TIMESTAMP (0) WITH LOCAL TIME ZONE

ユーザー・アカウントが作成された日付

DEFAULT_TABLESPACE

VARCHAR2 (30)

ユーザーのデフォルト表領域

EDITIONS_ENABLED

VARCHAR2 (1)

対応ユーザーに対してエディションが使用可能になっているかどうか(YまたはN)

EXPIRY_DATE

TIMESTAMP (0) WITH LOCAL TIME ZONE

ユーザー・アカウントの期限

EXTERNAL_NAME

VARCHAR2 (4000)

ユーザーの外部名

INITIAL_RSRC_CONSUMER_GROUP

VARCHAR2 (30)

初期リソース・コンシューマ・グループ

LAST_LOGON

TIMESTAMP (9) WITH LOCAL TIME ZONE

Oracle Database 12cの場合、ユーザーが最後にログインした時間

LOCK_DATE

TIMESTAMP (0) WITH LOCAL TIME ZONE

ユーザー・アカウントがロックされた日付

ORACLE_MAINTAINED

CHAR (1)

Oracle Database 12cの場合に、オラクル社が提供するスクリプトによってユーザーが作成されてメンテナンスされているかどうか。値Yは、オラクル社が提供するスクリプトを実行する以外の方法でユーザーを変更できないことを示します

PROFILE

VARCHAR2 (30)

ユーザー・プロファイル

PROXY_ONLY_CONNECT

CHAR (1)

Oracle Database 12cの場合に、このユーザーがプロキシを介してのみ接続可能か

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID

TEMPORARY_TABLESPACE

VARCHAR2 (30)

ユーザーの一時表領域

USERNAME

VARCHAR2 (30)

Oracle Databaseのユーザー名。


表A-16では、ロールに付与されたシステム権限の情報を格納するAVSYS.UE_ROLE_SYS_PRIVS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-16 AVSYS.UE_ROLE_SYS_PRIVS

データ型 説明

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

ADMIN_OPTION

VARCHAR2 (3)

権限がADMINオプションを含めて付与されたかどうか(YESまたはNO)

PRIVILEGE

VARCHAR2 (40)

ロールに付与されたシステム権限

ROLE

VARCHAR2 (30)

ロールの名前

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID


表A-17では、ロールに付与された表権限の情報を格納するAVSYS.UE_ROLE_TAB_PRIVS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-17 AVSYS.UE_ROLE_TAB_PRIVS

データ型 説明

COLUMN_NAME

VARCHAR2 (30)

権限が付与された列の名前

COMMON

VARCHAR2 (3)

Oracle Database 12cの場合に、ユーザーがCDBおよびPDBに共通かどうか

  • Y - ユーザーは両方に共通

  • N - ユーザーはPDBに対してローカル

  • Null - データベースはCDBでもPDBでもない

GRANTABLE

VARCHAR2 (3)

権限がGRANTABLEオプションを含めて付与されたかどうか(YESまたはNO)

OWNER

VARCHAR2 (30)

表権限の所有者

PRIVILEGE

VARCHAR2 (40)

表権限

ROLE

VARCHAR2 (30)

表権限が付与されたロール

TABLE_NAME

VARCHAR2 (30)

権限が付与されたOracle Database表の名前

UE_SNAPSHOT_SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID


表A-18では、パスワード・ファイルのすべてのユーザーの情報を格納するAVSYS.UE_SYS_DBA_OPER_USERS表について説明します。列はアルファベット順です。

表A-18 AVSYS.UE_SYS_DBA_OPER_USERS

データ型 説明

CONTAINER

VARCHAR2 (30)

Oracle Database 12cの場合、コンテナ(CDB)識別子

SNAPSHOT_ID

NUMBER

スナップショットID

SYSASM

VARCHAR2 (5)

ユーザーがデータベースにSYSASM権限で接続できるかどうか(TRUEまたはFALSE)。

SYSBACKUP

VARCHAR2 (5)

ユーザーがデータベースにSYSBACKUP権限で接続できるかどうか(TRUEまたはFALSE)。

SYSDBA

VARCHAR2 (5)

ユーザーがデータベースにSYSDBA権限で接続できるかどうか(TRUEまたはFALSE)。

SYSDG

VARCHAR2 (5)

ユーザーがデータベースにSYSDG権限で接続できるかどうか(TRUEまたはFALSE)。

SYSKM

VARCHAR2 (5)

ユーザーがデータベースにSYSKM権限で接続できるかどうか(TRUEまたはFALSE)。

SYSOPER

VARCHAR2 (8)

ユーザーがデータベースにSYSOPER権限で接続できるかどうか(TRUEまたはFALSE)。

USERNAME

VARCHAR2 (30)

パスワード・ファイルのユーザー名


SPAレポートのデータ

この項では、カスタム・ストアド・プロシージャ監査(SPA)レポートの作成に必要なデータについて説明します。

表A-19では、ストアド・プロシージャ・オブジェクトに関するサマリー・データを格納するAVSYS.SPA_OBJECTS表について説明します。

表A-19 AVSYS.SPA_OBJECTS

データ型 説明

ID

INTEGER

オブジェクトの一意のID

SECURED_TARGET_ID

INTEGER

データベース・オブジェクトのセキュア・ターゲット・ソース

OBJECT_SUBTYPE

VARCHAR2(40 BYTE)

オブジェクトのサブタイプ

OBJECT_CLASS

VARCHAR2(40 BYTE)

オブジェクトのクラス

NAME

VARCHAR2 (1024 CHAR)

オブジェクトの名前。

CHANGED_BY

VARCHAR2 (2048 CHAR)

オブジェクトを変更したカンマ区切りのデータベース・ユーザー

LAST_CHANGED_AT

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

オブジェクトが変更された日時

LAST_SIGNATURE

VARCHAR2 (40 BYTE)

オブジェクトのハッシュ(シグネチャの変更はオブジェクトの変更を意味する)

LAST_EDIT_TYPE

VARCHAR2 (40 BYTE)

最新の変更のタイプ

EDIT_CNT_NEW

INTEGER

このオブジェクトの「新規」編集レコードの数を保持します

EDIT_CNT_MODIFY

INTEGER

このオブジェクトの「変更」編集レコードの数を保持します

EDIT_CNT_DELETE

INTEGER

このオブジェクトの「削除」編集レコードの数を保持します

CHANGES_SUMMARY

VARCHAR2(255 CHAR)

変更のサマリー

UPDATED_AT

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

Database Firewallソフトウェアでレコードが更新された日時


表A-20では、AVSYS.SPA_EDITS表について説明します。この表は、ストアド・プロシージャ編集に関するデータおよびその内容を格納します。

表A-20 AVSYS.SPA_EDITS

データ型 説明

ID

INTEGER

オブジェクトの一意のID

OBJECT_ID

INTEGER

AVSYS.SPA_OBJECTS表のID列を参照する外部キー

SIGNATURE

VARCHAR2 (40 BYTE)

オブジェクトのハッシュ(シグネチャの変更はオブジェクトの変更を意味する)

CONTENT

CLOB

オブジェクトの新しい内容

EDIT_TYPE

VARCHAR2 (40 BYTE)

変更のタイプ

CHANGED_BY

VARCHAR2 (2048 CHAR)

オブジェクトを変更したデータベース・ユーザー

CHANGED_AT

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

オブジェクトが変更された日時

DETECTED_AT

TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE

変更がコントローラで検出された日時


Database Firewallレポートのデータ

この項では、カスタムDatabase Firewallレポートの作成に必要なデータについて説明します。

表A-21では、セキュア・ターゲット・データベースへのクラスタ・トラフィックに関するサマリー・データを提供し、特定のクラスタに表示される例文を示す、AVSYS.FW_CLUSTERS表について説明します。

表A-21 AVSYS.FW_CLUSTER

データ型 説明

ID

NUMBER

クラスタのグローバル識別子

SECURED_TARGET_ID

INTEGER

このクラスタのセキュア・ターゲット・データベース

CLUSTER_HASH

INTEGER

クラスタのハッシュ

GRAMMAR_VERSION

INTEGER

Database Firewallグラマーのバージョン番号

FIREWALL_DIALECT

SMALLINTEGER

クラスタのデータベース・タイプ(意味については「AVSYS.SECURED_TARGET_TYPE表」を参照)

CLUSTER_TYPE

VARCHAR2 (40 BYTE)

クラスタに含まれている文のタイプ

REPRESENTATION

CLOB

クラスタ・パスの表現

CLUSTER_EXAMPLE

CLOB

クラスタに含まれている文の例


表A-22では、クラスタ・コンポーネントに分割されたクラスタ・データを提供するAVSYS.FW_CLUSTER_COMPONENTS表について説明します。このデータは、特定のデータベース表または表の列に関連するクラスタに関するレポートの作成などに使用できます。

表A-22 AVSYS.FW_CLUSTER_COMPONENT

データ型 説明

CLUSTER_ID

INTEGER

AVSYS.FW_CLUSTERS表のID列を参照する外部キー

COMPONENT_INDEX

INTEGER

コンポーネントの索引(1から始まります)

COMPONENT_TYPE

VARCHAR2(50 BYTE)

コンポーネント・タイプは、'keyword'、'column''table''procedure'、'cluster_set''function'、'_'のいずれかです

COMPONENT_VALUE

VARCHAR2(4000 CHAR)

コンポーネント文字列

COMPONENT_USAGE

VARCHAR2(50 BYTE)

コンポーネント使用状況は、NULL、'read'、'write''define''call'、'control'のいずれかです