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Oracle® Audit Vault and Database Firewallインストレーション・ガイド
リリース12.1.2
B71713-09
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4 インストール後の構成タスク

この章では、Oracle Audit Vault and Database Firewall(Oracle AVDF)のインストール後のタスクについて説明します。一部のタスクは必須です。

ここでのトピック

Audit Vault Serverのインストール後のタスク

Audit Vault Serverをインストールした後、管理者および監査者のユーザー名およびパスワードとルートおよびサポート・ユーザーのパスワードを設定する必要があります。Audit Vault Serverの時間およびドメイン名サービス(DNS)・サーバーも設定できます。


注意:

すべてのOracle AVDFコンポーネントおよびセキュア・ターゲットをネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サーバーで同期化することをお薦めします。この同期化を行わないと、表面上、イベントが発生前にAudit Vault Serverにアーカイブされ、トリガーするイベントの発生前にアラートが送信されることがあります。

ここでのトピック

Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページへのアクセス

Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. インターネット・ブラウザを使用して、Audit Vault Serverコンソールに移動します。

    https://ip_address
    

    ip_addressで、Audit Vault ServerのIPアドレスを使用します(「Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallのインストール」の手順8を参照してください)。

    Webサイトのセキュリティ証明書に問題があるというメッセージが表示された場合は、自己署名の証明書が原因である可能性があります「このサイトの閲覧を続行する」(または、これと類似の)リンクをクリックします。

    インストール手順で作成したインストール・パスフレーズの入力を要求されます。

  2. 「Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallのインストール」の手順3で作成したインストール・パスフレーズを入力して、「ログイン」をクリックします。

    「インストール後の構成」ページが表示されます。

    post-install_config.gifの説明が続きます
    「post-install_config.gif」の説明

このページでは、ユーザー名とパスワード(必須)、時間およびDNSサーバーを設定する必要があります。手順は次を参照してください。

Audit Vault Serverユーザーのユーザー名およびパスワードの設定(必須)

「インストール後の構成」ページで、Oracle AVDF管理者、監査者、サポートおよびルート・ユーザーのユーザー名とパスワードを設定します。各ユーザーの説明は、「Oracle AVDFユーザー」を参照してください。


注意:

ルート・ユーザーおよびサポート・ユーザーは、マニュアルに記載されている場合またはカスタマ・サポートの担当者に指示された場合以外は使用しないでください。

ここでのトピック

管理者および監査者のユーザー名について

Oracle AVDFのインストール後に管理者と監査者のユーザー名を変更することをお薦めします。管理者および監査者のユーザー名は、1から30文字の間の単純なSQL名であり、次のルールに沿っている必要があります。

  • 最初の文字は英字です。

  • 残りの文字は、英数字またはアンダースコア(_)、ドル記号($)、番号記号(#)のいずれかです。


注意:

管理者および監査者のユーザー名は大文字に変換されます(つまり、小文字の英字が大文字の英字に置き換わります)。また、Audit Vault Serverは引用符付きのユーザー名をサポートしません。

Audit Vault Serverのユーザー・パスワードについて

パスワードは一意である必要はありません。ただし、Oracleではパスワードに次の特性を設定することをお薦めします(最初の3つは必ず実施してください)。

  • 大文字英字、英字、数字、特殊文字(プラス記号、カンマ、コロン、ピリオドまたはアンダースコア)がそれぞれ少なくとも1つ含まれるようにします。

  • 8文字以上30文字以下にします。

  • 次の文字で構成します。

    • 小文字: a-z

    • 大文字: A-Z

    • 数値: 0-9

    • 句読点記号: カンマ(,)、ピリオド(.)、プラス記号(+)、コロン(:)およびアンダースコア(_)

  • ユーザー名と同じにならないようにします。

  • Oracleの予約語は使用できません。

  • わかりやすい語(welcome、account、database、userなど)は使用しないでください。

  • 連続する文字が含まれないようにします。

パスワードの設定

各ユーザー・アカウントの説明については「Oracle AVDFユーザー」を参照してください。

Audit Vault Server管理者、監査者、ルートおよびサポート・ユーザーのパスワードを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページにアクセスします。

    手順は、「Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページへのアクセス」を参照してください。

  2. 「ユーザー設定」の下で次の手順を実行します。

    • 「管理者」フィールドで、デフォルトのユーザー名を置き換えます(推奨)。

    • 「管理者」フィールドの下で、管理者の「パスワード」を入力し、「パスワードの再入力」フィールドでパスワードを確定します。

    • 「ユーザー名の検証」をクリックします。

      入力した管理者ユーザー名が検証されます。

    • 「監査者」フィールドで、デフォルトのユーザー名を置き換えます(推奨)。

    • 「監査者」フィールドの下で、監査者の「パスワード」を入力し、「パスワードの再入力」フィールドでパスワードを確定します。

    • 「ユーザー名の検証」をクリックします。

      入力した監査者ユーザー名が検証されます。

  3. 見出し「Rootパスワード」の下の「新規パスワード」および「新規パスワードの再入力」のラベルが付いたフィールドで、ルートのパスワードを入力します。

  4. 見出し「Supportユーザー・パスワード」の下の「新規パスワード」および「新規パスワードの再入力」のラベルが付いたフィールドで、サポート・ユーザーのパスワードを入力します。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. 「Audit Vault Server時間の設定(強く推奨)」に進みます。

Audit Vault Server時間の設定(強く推奨)

Audit Vault Server時間を設定するには、次の手順を実行します。

  1. Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページにアクセスします。

    手順は、「Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページへのアクセス」を参照してください。

  2. 「時間設定」セクションを展開します。

  3. 「手動で設定」または「NTPを使用」を選択します。


    注意:

    「NTPを使用」を選択することを強くお薦めします。さらに、Audit Vault Serverによって出されたアラートのタイムスタンプに関する混乱を避けるために、セキュア・ターゲット上でNTPサービスを使用することもお薦めします。

  4. 手順3「NTPを使用」を選択した場合、「サーバー1のアドレス」「サーバー2のアドレス」および「サーバー3のアドレス」の各フィールドで、次の手順を実行します。

    1. 優先するタイム・サーバーのIPアドレスまたは名前を入力します。

      名前を入力する場合は、「システム・サービス」ページで指定したDNSサーバーが名前解決のために使用されます。

    2. 「サーバーのテスト」をクリックします。

      指定されたサーバーから時間が表示されます。

    ntp_synchronization.gifの説明が続きます
    「ntp_synchronization.gif」の説明

  5. 手順3「手動で設定」を選択した場合、「日付」フィールドに現在のローカルの日時を設定します。

  6. 「保存」をクリックするか、「Audit Vault ServerのDNSサーバーの設定(推奨)」に進みます。

Audit Vault ServerのDNSサーバーの設定(推奨)

Audit Vault Serverで使用される可能性のあるホスト名は、Audit Vault ServerのDNSサーバーを使用して解決されます。


注意:

ネットワークにDNSサーバーがある場合のみ、Audit Vault ServerのDNSサーバー値を設定します。そうしないと、システム・パフォーマンスが損われます。

Audit Vault ServerのDNSサーバーを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページにアクセスします。

    手順は、「Audit Vault Serverの「インストール後の構成」ページへのアクセス」を参照してください。

  2. 「DNS設定」セクションを展開します。

    set_dns_servers.gifの説明が続きます。
    「set_dns_servers.gif」の説明

  3. ネットワーク上の最大3つのDNSサーバーのIPアドレスを、「サーバー1」「サーバー2」および「サーバー3」のフィールドに入力します。

    DNSサーバーがない場合は、フィールドを空白のままにします。

  4. 「保存」をクリックします(ページの右上隅にあります)。

Database Firewallのインストール後のタスク

Database Firewallをインストールした後、管理ユーザー、ルートおよびサポート・ユーザーのパスワードを設定する必要があります。管理ユーザーはWeb GUIユーザーで、ルートおよびサポート・ユーザーはAudit Vault ServerのLinuxシステム・オペレーティング・システムのユーザー・アカウントです。

ここでのトピック

Database Firewallの「インストール後の構成」ページへのアクセス

Database Firewallの「インストール後の構成」ページにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. インターネット・ブラウザを使用して、Database Firewallコンソールに移動します。

    https://ip_address
    

    ip_addressで、Database FirewallのIPアドレスを使用します(「Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallのインストール」の手順8を参照してください)。

    インストール・パスフレーズの入力を要求されます。

  2. 「Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallのインストール」の手順3で作成したインストール・パスフレーズを入力して、「ログイン」をクリックします。

    「インストール後の構成」ページが表示されます。

    dbfw_post_install_config.gifの説明が続きます
    「dbfw_post_install_config.gif」の説明

このページから、Database Firewallユーザーのパスワードを設定できます(手順は、「Database Firewallユーザーのパスワードの設定(必須)」を参照してください)。

Database Firewallユーザーのパスワードの設定(必須)

ここでのトピック

Database Firewallユーザー・パスワードの概要

パスワードは一意である必要はありませんが、次のようなパスワードをお薦めします。

  • 大文字英字、英字、数字、特殊文字(プラス記号、カンマ、ピリオドまたはアンダースコア)がそれぞれ少なくとも1つ含まれるようにします。

  • 8文字以上30文字以下にします。

  • 次の文字で構成します。

    • 小文字: a-z

    • 大文字: A-Z

    • 数値: 0-9

    • 句読点記号: カンマ(,)、ピリオド(.)、プラス記号(+)、コロン(:)およびアンダースコア(_)

  • ユーザー名と同じにならないようにします。

  • Oracleの予約語は使用できません。

  • わかりやすい語(welcome、account、database、userなど)は使用しないでください。

  • 連続する文字が含まれないようにします。

パスワードの設定

各ユーザー・アカウントの説明については「Oracle AVDFユーザー」を参照してください。

Database Firewall管理者、ルートおよびサポート・ユーザーのパスワードを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 見出し「管理ユーザー」の下で、次の手順を実行します。

    1. User Nameフィールドで、Database Firewall管理ユーザーのユーザー名を入力します。

    2. Passwordフィールドで、Database Firewall管理ユーザーのパスワードを入力します。

    3. Password Confirmationフィールドで、パスワードを再入力します。

    4. 「インストール・パスフレーズ」フィールドで、「Audit Vault ServerまたはDatabase Firewallのインストール」の手順3で作成したインストール・パスフレーズを入力します。

  2. 見出しルートのオペレーティング・システム・パスワードの下にある「パスワード」および「パスワードの確認」フィールドで、ルートのパスワードを入力します。

  3. 見出しサポートのオペレーティング・システム・パスワードの下にある「パスワード」および「パスワードの確認」フィールドで、サポート・ユーザーのパスワードを入力します。

  4. 「保存」をクリックします。