第5章 security.xmlパラメータ

目次

トップレベル・パラメータ
トランスポート・パラメータ

この章では、security.xml構成ファイルに設定できるパラメータについて説明します。このファイルはmakebootconfigまたはsecurityconfigによって生成され、セキュリティの適用方法をOracle NoSQL Databaseサーバーに指示します。

security.xmlファイルは、主にネットワーク通信を制御するパラメータを指定します。これには、トップレベル・パラメータおよびネストされたトランスポート・パラメータが含まれます。トランスポートは、特定タイプのネットワーク接続に固有のパラメータ設定のグループです。

注意

下にリストされたSSLに関連するすべての構成オプションのサブセットは、Javaシステム・プロパティ、セキュリティ・ファイル・プロパティまたはKVStoreConfig APIによって指定できます。詳細は、「SSL通信プロパティ」を参照してください。

トップレベル・パラメータ

security.xmlファイルには、次のトップレベル・パラメータを設定できます。

  • internalAuth

    内部システムの認証方法を指定します。このパラメータはSSLに設定する必要があります。

  • keystore

    securityディレクトリ内でキーストア・ファイルを識別します。通常、このパラメータはstore.keysに設定します。

  • keystoreType

    キーストア・プロパティが参照するキーストアのタイプを識別します。設定しない場合、Javaのデフォルト・キーストア・タイプが使用されます。

  • securityEnabled

    セキュリティを有効にするには、このパラメータをtrueに設定する必要があります。

  • certMode

    使用しているキー/証明書管理モデルを指定します。これは"shared"に設定する必要があります。

  • truststore

    securityディレクトリ内でトラストストア・ファイルを識別します。通常、これはstore.trustに設定します。

  • keystoreType

    トラストストア・プロパティが参照するキーストアのタイプを識別します。設定しない場合、Javaのデフォルト・キーストア・タイプが使用されます。

  • walletDir

    securityディレクトリ内の、キーストアのパスワードを保持するウォレット・パスワード・ストアが含まれるディレクトリを識別します。

  • passwordFile

    securityディレクトリ内の、キーストアのパスワードを保持するファイル・パスワード・ストアが含まれるファイルを識別します。