Oracle® Solaris 11 でのアプリケーション開発環境の設定

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更新: 2014 年 7 月
 
 

アプリケーションのデバッグ

モジュラーデバッガ mdb、GNU デバッガ gdb、Oracle Solaris Studio によって提供される dbx デバッガ、複雑なソフトウェアシステムをデバッグできる Dtrace などのデバッグツールを実行できます。

モジュラーデバッガ mdb は、Oracle Solaris オペレーティングシステムのための拡張可能な汎用デバッグツールです。mdb では、アセンブリ言語レベルでデバッグできます。mdb を使用すると、Oracle Solaris カーネルおよび関連するデバイスドライバとモジュールをデバッグできます。mdb の言語構文とデバッガ機能、および mdb モジュールのプログラミング言語については、Oracle Solaris Modular Debugger Guide を参照してください。

gdb および dbx デバッガでは、ソースコードレベルでデバッグできます。

Oracle Solaris 動的トレース (Dtrace) は、Oracle Solaris OS 用の総合的な動的トレースフレームワークです。Dtrace 機能によって、オペレーティングシステムやユーザープログラムの動作に関する疑問について明確な答えを得ることができます。開発者は、Dtrace を使用してパフォーマンスの問題とアプリケーションのバグを特定できます。Oracle Solaris 11.2 Dynamic Tracing Guide では、DTrace を使用してシステム動作を監視、デバッグ、およびチューニングする方法を詳細に説明します。このガイドには、バンドルされている Dtrace 監視ツールと D プログラミング言語のリファレンスも付属しています。