随時フィードバック表示オプションの構成に関する考慮事項
フィードバック表示オプションおよびデフォルト・オプションを構成して、フィードバックの表示対象者を指定できます。
「設定および保守」作業領域、「ワークフォース配置」(または「ワークフォース開発」)オファリング、「ワークフォース・プロファイル」機能領域の「フィードバック表示の管理」タスクを使用します。
フィードバック・コンテキスト
フィードバックは、次のコンテキストに設定できます。
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ORA_NO_CONTEXT: 個人スポットライト、個人のスマート・ナビゲーションおよびOracle Fusionアプリケーション全体のその他の場所で、個人のフィードバック・ノートに使用されます。
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ORA_TALENT_REVIEW_TYPE: タレント・レビュー会議のフィードバック・ノートにのみ使用されます。タレント・レビューで作成されたノートはフィードバックとしてOracle Fusionアプリケーションの他の場所に表示されますが、他の場所で作成されたフィードバックはタレント・レビュー会議には表示されません。
- ORA_CELEBRATION_TYPE: Oracle Fusion Cloud Touchpointsの称賛機能の表示設定の構成に使用します。従業員またはマネージャがTouchpointsを使用して祝賀カードを他のユーザーに送信する際に、このコンテキスト・タイプで使用可能な表示設定(「マネージャおよび就業者」および「就業者および自分のみ」)のいずれかを選択できます。
表示オプションおよびデフォルト
フィードバックの表示対象とするロールを選択します。ユーザーは、フィードバックの作成時に、そのフィードバックの表示対象とするロールを選択できます。選択を解除しないかぎり、すべての設定が使用可能になります。
次の表に、各表示オプションのオプションと摘要を示します。
表示オプション |
説明 |
---|---|
全員 |
組織内のすべての人に表示される公開ノート |
マネージャのみ |
フィードバックの作成対象の就業者の階層のマネージャのみに表示されます。HR担当者にも表示されます。 |
マネージャおよび就業者 |
就業者の階層のマネージャおよびフィードバックを受け取った就業者に表示されます。HR担当者にも表示されます。 |
マネージャ、同僚および就業者 | 就業者の階層のマネージャおよびフィードバックを受け取った就業者に表示されます。また、1つ以上のアクティブまたは休止アサイメントでフィードバック受信者と同じマネージャの部下である就業者の同僚にも表示されます。HR担当者にも表示されます。 |
自分のみ |
作成者によって自分自身または他の個人に関して作成された個人ノートは、作成者のみに表示されます。 |
就業者および自分のみ |
作成者によって就業者について作成された個人ノートは、就業者とノートの作成者のみに表示されます。 |
- 自分のみ
- 就業者および自分のみ
デフォルト
個人がフィードバックを作成するときに「表示」選択リストに表示されるデフォルト値を編集できます。「デフォルトなし」オプションを選択すると、フィールドには事前定義のオプションは表示されません。ユーザーは、デフォルトが設定されているかどうかに関係なく使用可能なオプションを選択できます。コンテキストのデフォルト設定は次のとおりです。
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ORA_NO_CONTEXT: デフォルトなし
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ORA_TALENT_REVIEW_TYPE: マネージャのみ
- ORA_CELEBRATION_TYPE: マネージャおよび就業者
表示オプションまたはデフォルトを編集しなかった場合は、デフォルト設定が適用されます。
削除したコンテキスト設定
コンテキスト設定を削除してもフィードバックは引き続き追加および表示できますが、コンテキスト設定は編集できなくなります。フィードバック・コンテキスト設定を削除すると、次のルールが適用されます。
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ORA_NO_CONTEXTのみを削除すると、ORA_NO_CONTEXTの事前定義のデフォルト値が個人フィードバックに適用されます。すべての表示オプションが使用可能で、デフォルト設定は「デフォルトなし」です。
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ORA_TALENT_REVIEW_TYPEのみを削除すると、ORA_NO_CONTEXT設定が個人フィードバックとタレント・レビュー・フィードバックの両方に適用されます。
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ORA_NO_CONTEXTとORA_TALENT_REVIEW_TYPEの両方を削除すると、ORA_NO_CONTEXTの事前定義のデフォルト値が個人フィードバックとタレント・レビュー・フィードバックの両方に適用されます。