ディビジョン

複数のビジネスを管理するには、戦略目標ごとに区分けして、結果を測定する必要があります。

目標達成に対する職責は、管理体系に沿って委任できます。ビジネスの組織階層は、法的体系に関連していますが、企業の法的体系を直接反映していません。管理エンティティおよび管理体系には次のものを含めることができます:

  • ディビジョンおよびサブディビジョン

  • 事業分野

  • その他の戦略的ビジネス・ユニット

  • それ自体の収益およびコスト・センター

これらの組織は、勘定体系に表されているかぎり、多くの代替階層に含めることができ、レポート作成にも使用できます。

ディビジョン

ディビジョンとは、企業内のビジネス志向のサブディビジョンのことで、製品およびサービスを提供するために、または異なる市場に対応するために、各ディビジョンが別々に編成されます。ディビジョンは、1つ以上の国で運営することが可能で、多数の会社、またはビジネス・ユニットにより表された様々な会社の一部になります。

ディビジョンは、利益センターまたは利益センターとコスト・センターをグループにしたもので、利益を含むビジネス目標の達成について、ディビジョン・マネージャが責任を負います。ディビジョンは、会社の既存製品ラインの分担について、または独立したビジネスについて責任を負うことがあります。ディビジョンのマネージャは、ディビジョンの資産および負債の追跡を必要とする投資収益率目標を持つこともあります。ディビジョン・マネージャは通常、企業役員にレポートします。

定義により、ディビジョンを勘定体系に表すことができます。会社は、製品ライン、ブランドまたは地理をディビジョンとして使用できます。これらの選択は、企業の最も重要な編成原則を表します。

歴史的に、ディビジョンは、セグメント値の階層においてノードとして実装されました。たとえば、Oracle E-Business Suiteには貸借一致セグメントが1つのみあり、多くの場合、ディビジョンと法的エンティティを組み合せて1つのセグメントにします。このセグメントでは、それぞれの値がディビジョンと法的エンティティの両方を表します。

Oracle Fusion Cloud Human Capital Management (HCM)でのディビジョンの使用

HCMでは、一般組織階層を使用して管理組織階層を定義するためにディビジョンが使用されます。この階層は、組織ベースのセキュリティ・プロファイルを作成するために使用できます。