銀行、支店および口座コンポーネントの連携の仕組み

銀行、支店および口座は銀行口座モデルを前提として連携します。

このモデルにより、すべての銀行口座を1箇所で定義および追跡し、口座へのアクセスを次の対象に明示的に許可できます。

  • 複数のビジネス・ユニット

  • 機能

  • ユーザー

これにより、いくつかの異なるビジネス・ユニットで同じ銀行口座を共有する場合に、これらのビジネス・ユニットで銀行口座を重複して設定することがなくなります。

銀行

銀行口座作成の最初のステップは銀行の作成です。次のことが可能です。

  • 表示および更新の対象となる既存の銀行を検索する

  • 既存のパーティから新規銀行を作成する

次の点を考慮してください。

  • 既存のパーティから作成するというオプションは、照合オプションによって暗黙的に実装されます。

  • このオプションは、同じ銀行が設定された既存のパーティが見つかった場合にのみ使用できます。

  • 照合オプションを選択すると、一致したパーティから情報がページに再移入されます。

支店

銀行の作成が終了したら、次に、その銀行に関連する支店を1つ以上作成します。支店を作成する際にも照合オプションを使用できます。照合オプションを使用せずに新規支店を作成するには、必要な情報を手動で入力します。また、同じページで支店関連のその他の属性を定義することもできます。

既存のパーティが見つかったときに照合オプションを使用しなかった場合は、同じパーティ名を使用して支店が作成されます。

口座

口座の定義に関連した、次の4つの領域があります。

  • 一般情報

  • 口座の管理

  • セキュリティ、および口座へのアクセス

  • ビジネス・ユニット割当

銀行および支店の作成が終了したら、次の手順を実行して銀行口座の設定に進みます。

  • 銀行口座に関連付ける銀行支店を選択します。

  • 銀行口座の所有者を割り当てます。

    ノート: PayablesまたはReceivablesのための銀行口座を作成するには、その銀行口座を使用するビジネス・ユニットに対して、最初にビジネス・ユニット・アクセスを追加します。

次の点を考慮してください。

  • Oracle Fusion Account PayablesまたはReceivablesの口座は、ビジネス・ユニットによって識別されます。

  • Oracle Fusion Payrollの口座は、法的エンティティによって識別されます。

  • 銀行および銀行支店の非アクティブ化というプログラムを使用すると、アクティブな内部および外部銀行口座がないすべての銀行および銀行支店を非アクティブ化できます。

  • 必要に応じて、「銀行口座設定に対する法的エンティティベースのデータ・アクセス」をオプトインして、ユーザーの法的エンティティのデータ・アクセス権に基づいて銀行口座情報へのアクセスを保護します。
  • 銀行口座設定に対する法的エンティティベースのデータ・アクセス:
    • 銀行口座情報へのユーザー・アクセスを制限することで、セキュリティを強化し、銀行口座設定の管理を強化します。
    • 自分が承認を受けている組織の銀行口座情報のみをユーザーが管理できるようにする必要がある分散化された組織に役立ちます。