部門を作成するための勘定体系の作成方法
この例では、HCM実装の勘定体系の作成方法を確認できます。会社およびコスト・センターを部門に関連付けるには、最小勘定体系を設定する必要があります。
このトピックでは、主にHCM内での使用を目的とした単純なシナリオについて説明します。勘定体系の設定の詳細は、Financials製品のドキュメントを参照してください。
Vision Corporation USは、アリゾナとカリフォルニアにコスト・センターが存在する、米国を基盤とした法的エンティティです。この例では、アリゾナのコスト・センターを作成し、これを販売部門に関連付けます。
次の表に、チャートの作成時に考慮する必要がある主な検討事項の概要を示します。
検討事項 |
この例の場合 |
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値セットに必要な検証タイプは何にする必要がありますか。 |
独立。HCMで部門の一般会計(GL)コスト・センター情報を作成する際にサポートされるのはこのタイプのみです。 |
勘定体系のセグメント・ラベルは何にする必要がありますか。 |
最初のセグメントは「プライマリ貸借一致セグメント」で、2番目のセグメントは「コスト・センター・セグメント」です。部門の一般会計コスト・センター情報を指定する際には、これらのラベルをこの順序で選択することが重要です。 |
タスクの概要
「設定および保守」作業領域で、勘定体系およびコスト・センター値セットを作成して勘定体系構造およびインスタンスを作成してから、それを部門と関連付けます。
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Vision Corporation US企業の勘定体系値セットを作成します。
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勘定体系値セットの値として「アリゾナ」と「カリフォルニア」を指定します
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Vision Corporation US企業のコスト・センター値セットを作成します。
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コスト・センター値セットの値として「アリゾナ」と「カリフォルニア」を指定します。
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勘定体系構造を、先ほど作成した勘定体系値セットとコスト・センター値セットに関連付けることによって作成します。
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勘定体系構造インスタンスを、構造に関連付けることによって作成します。
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販売部門を作成するために、一般会計コスト・センター情報を、先ほど作成した勘定体系およびコスト・センターに関連付けることによって指定します。
勘定体系値セットの作成
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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オファリング: ワークフォース配置
-
機能領域: 財務レポート体系
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タスク: 勘定体系値セットの管理
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「作成」をクリックします。
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次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド
値
値セット・コード
Vision Corporation US Value Set 1
摘要
Vision Corporation US Value Set 1
モジュール
共通の共有設定
検証タイプ
独立
値データ型
文字
値サブタイプ
テキスト
最大長
5
-
「保存してクローズ」をクリックします。
勘定体系値セットの値の指定
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「勘定体系値セットの管理」ページで、「Vision Corporation US Value Set 1」を検索し、検索結果からこれを選択します。
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「値の管理」をクリックします。
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「作成」をクリックします。
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次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド
値
値
AZ
摘要
アリゾナ
使用可能
チェック・ボックスを選択する
-
「保存してクローズ」をクリックします。
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次の表に示すように、「Vision Corporation US Value Set 1」の追加の値を作成します。
フィールド
値
値
CA
摘要
カリフォルニア
使用可能
チェック・ボックスを選択する
-
「値の管理」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。
コスト・センター値セットの作成
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
-
オファリング: ワークフォース配置
-
機能領域: 財務レポート体系
-
タスク: 勘定体系値セットの管理
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-
「作成」をクリックします。
-
次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド
値
値セット・コード
Vision Corporation US Cost Center Value Set 1
摘要
Vision Corporation US Cost Center Value Set 1
モジュール
共通の共有設定
検証タイプ
独立
値データ型
文字
値サブタイプ
テキスト
最大長
5
-
「保存してクローズ」をクリックします。
勘定体系構造の作成
-
「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
-
オファリング: ワークフォース配置
-
機能領域: 財務レポート体系
-
タスク: 勘定体系構造の管理
-
-
「GL#」キー・フレックスフィールド・コードを検索して選択します。
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「構造の管理」をクリックします。
-
「作成」をクリックします。
-
次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド
値
構造コード
Vision Corp CoAコスト・センター
名前
Vision Corp CoAコスト・センター
摘要
Visionコーポレーション勘定体系コスト・センター
デリミタ
任意の値を選択します
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「保存」をクリックします。
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「セグメント」セクションで、「作成」をクリックします。
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次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド
値
セグメント・コード
Vision_Corp_COA
API名
visionCorpCoa
名前
VisionコーポレーションCOA
順序番号
1
プロンプト
VisionコーポレーションCOA
短いプロンプト
Vision
使用可能
チェック・ボックスを選択する
表示幅
1
範囲タイプ
低
列名
SEGMENT1
デフォルト値セット・コード
Vision Corporation US Value Set 1
選択されたラベル
プライマリ貸借一致セグメント
-
「保存してクローズ」をクリックします。
-
次の値を含む別のセグメントを作成します
フィールド
値
セグメント・コード
Vision_Corp_CostCenter_COA
API名
visionCorpCostcenterCoa
名前
Visionコーポレーション・コスト・センターCOA
順序番号
2
プロンプト
Visionコーポレーション・コスト・センターCOA
短いプロンプト
Vision1
使用可能
チェック・ボックスを選択する
表示幅
1
範囲タイプ
低
列名
SEGMENT2
デフォルト値セット・コード
Vision Corporation US Cost Center Value Set 1
選択されたラベル
コスト・センター・セグメント
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「保存してクローズ」をクリックします。
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「キー・フレックスフィールド構造の作成」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。
勘定体系構造インスタンスの作成
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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オファリング: ワークフォース配置
-
機能領域: 財務レポート体系
-
タスク: 勘定体系構造インスタンスの管理
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-
「GL#」キー・フレックスフィールド・コードを検索して選択します。
-
「構造インスタンスの管理」をクリックします。
-
「作成」をクリックします。
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次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド
値
構造インスタンス・コード
Vision COA Structure Instance
API名
VisionCoaStructureInstance
名前
VisionコーポレーションCOA構造インスタンス
構造名
Vision Corp CoAコスト・センター
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「保存してクローズ」をクリックします。
部門を作成するための一般会計コスト・センター情報の指定
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「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域で、「部門の管理」タブをクリックします。
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「作成」をクリックします。
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「新規作成」オプションを選択します。
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「名前」フィールドに「営業部門」と入力します。
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「次」をクリックします。
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「GLコスト・センター情報」セクションで、次の表に示されているフィールドに値を入力します。
フィールド
値
レコード識別子
10
会社値セット
Vision Corporation US Value Set 1
会社
AZ
コスト・センター値セット
Vision Corporation US Cost Center Value Set 1
コスト・センター
AZ
-
「次」をクリックして、指定した情報を確認します。
-
「送信」をクリックします。