人材管理の承認の定義方法

「人材管理の承認トランザクションの管理」および「人材管理のタスク構成の管理」タスクを使用して、承認ポリシーを管理できます。

承認トランザクションの管理

「承認トランザクションの管理」ページを使用すると、次のような多くのHCMタスクの承認ポリシーを構成できます(ただし、これらに限定されません)。

  • 採用

  • 昇格・昇進

  • 異動

  • 退職

タスクの承認者の選択、必要な順序での承認者の配列、承認者ごとの承認ルールの定義、ルールごとの条件の構成を行うことができます。

タスクの構成の管理

「人材管理のタスク構成の管理」タスクは、BPMワークリストにナビゲートします。BPMワークリストを使用してHCMタスクの承認ポリシーを確認および構成できますが、「人材管理の承認トランザクションの管理」タスクを使用することをお薦めします。いずれかのUIを使用して、次の承認詳細を構成できます。

  • 承認通知をいつ発行するか

  • 誰がタスク・コンテンツにアクセスできるか

  • 承認者が使用できる処理は何か

  • 承認ルーティング中にエラーが発生した場合に何を行うか

  • タスクはいつ期限切れになるか、またはタスクをいつエスカレートする必要があるか

  • 承認者は他の承認者をいつ追加できるか

ノート: HCMの簡易UIでは、BPMワークリストで拡張モードを使用して作成されたルールを変更できません。最初にBPMワークリストで拡張モードを使用してルール条件を作成した場合は、引き続きBPMワークリストを使用して変更する必要があります。

承認フロー

Oracle Fusion Human Capital Managementの承認管理構成オプションにより、承認プロセスの関係者が使用できる処理のほとんどが決まります。たとえば:

  • いずれの承認者もトランザクションを否認できます。デフォルトでは、トランザクションが否認されると承認プロセスは停止します。

  • 第2レベル・マネージャは、トランザクションを第1レベル・マネージャに差し戻すことができ、第1レベル・マネージャは、必要に応じて、再度トランザクションをレビューして承認または否認できます。

  • 承認リストでの承認者の挿入が許可されます。

  • 承認者は、自分の承認職責を他の承認者に委任できます。

タスクの承認管理構成オプションのデフォルト設定を変更すると、この承認フローで異なる処理または処理結果を使用できるようになります。