通知と承認の概要
承認管理は、ヒューマン・ワークフローを使用して、検討または処理のためにユーザーまたはアプリケーションから別のユーザーまたはグループに渡されるタスクを自動化します。ワークフローは、最終結果を得るために事前定義された順序でルーティングされます。
タスクの例には、タイム・カードの承認や従業員パフォーマンス考課の完了などがあります。
承認管理を使用して、管理者は次のタスクを実行できます。
-
従業員の採用や昇格・昇進の管理などのビジネス・プロセスのワークフローを制御します。
-
必要に応じて単純または複雑にすることができるタスク・ルーティング・ポリシーを定義します。
-
承認管理はHCMと完全に統合されているため、監督階層、職責範囲(HRや福利厚生担当者など)、その他の基準(ジョブ・レベルなど)に基づいて承認者を導出できます。
ワークフローについては、Oracle Fusion Applicationsは、Oracle Service-Oriented Architecture (SOA) SuiteおよびOracle Business Process Management (BPM) Worklistアプリケーションから、ヒューマン・ワークフロー・サービスの承認管理拡張機能を使用します。
Oracle SOA Suiteの主な機能は次のとおりです。
-
サービス指向アーキテクチャの構築、デプロイおよび管理に使用される包括的なソフトウェア・スイートです。
-
ビジネス・プロセスでのユーザーまたはグループとのすべての相互作用を処理するヒューマン・ワークフロー・サービスを提供します。
SOA Suiteでのヒューマン・ワークフローの使用の詳細は、『Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発』を参照してください。
Oracle BPM Worklistには、次のためのインタフェースが用意されています。
-
ユーザーが、自分に割り当てられたタスクにアクセスし、ワークフローでの自分のロールに基づいて処理を実行します。
-
実装者が、承認管理設定を実行し、誰がどのような条件でどのタイプのトランザクションを処理するかを定義します。
タスクの処理の詳細は、『Oracle Business Process Managementによるプロセスの管理とモニタリング』を参照してください。