プラン・アクセス制限

プラン制限を使用して、マネージャが個別の報酬を作成、更新または中断できる状況を管理します。これらの制限では、貯蓄プランや寄付プランに参加する個人に対する同様の処理も管理できます。

これらの制限は、「報酬」作業領域の「個別報酬プラン」タスクを使用して個別の報酬プランを作成する場合に構成します。

アクセスを制限するかどうか

「プラン・アクセス」タブでは、プランへのアクセスを制限するかどうかを最初に決定します。

  • 「いいえ」を選択すると、個人を採用したり、個人報酬や個人拠出金を管理するすべてのページですべてのユーザーがプランを使用できるようになります。このオプションを選択することはほとんどありません。たとえば、賞与プランへのアクセスを制限しない場合、個人が賞与プランを自分で管理できることになります。これは、「個人拠出金の管理」処理にプランが表示されるためです。
  • 「はい」を選択した場合、プランを使用可能にする処理を少なくとも1つ追加する必要があります。関連するすべての処理を選択していることを確認してください。たとえば、「処理待ち就業者」処理に表示されるようにプランを設定したとします。さらに、「採用」処理でも表示する必要があります。そうしないと、だれかが従業員に変換されたときに、そのマネージャがその割付を表示できません。また、マネージャが変更を送信すると、従業員の割付は削除されます。オプションで、個人が割付や拠出金を開始、更新または停止できる時期に対応するアクセス詳細を構成できます。

「すべて」処理

デフォルトのアクション「すべて」は「プラン・アクセスの制限」を「いいえ」に設定することに類似していますが、アクセス詳細を構成できる点が異なります。この処理によって、「拠出金の管理」処理など、リストで使用可能なすべての処理へのプラン・アクセスがオープンになります。基本的には、プランの適格基準を満たすユーザーであれば誰でもプランを見ることができます。たとえば、この処理を賞与プランに追加した場合は、プランに適格な全員が自分に賞与を授与できます。

他のアクセス処理を追加するには、「すべて」の処理を「採用」などの別の処理に変更する必要があります。その後、「追加」アイコンを使用して、そのプランに適した他のアクセス処理を追加できます。

HR処理

HR処理の一環として個人がプランを使用できるようにするには、1つ以上のHR処理を追加します。たとえば、転居手当プランに「異動」処理を追加して、その処理を使用して誰かを異動するときに、そのプランを使用できるようにします。

採用担当者がジョブ・オファーを作成または編集するときにプランを利用できるようにするには、オファーで選択するのと同じ処理を追加する必要があります。たとえば、採用担当者はオファーの作成中に「処理待ち就業者の追加」または「アサイメントの追加」処理を選択します。個別報酬プラン・アクセスでは、プランに対して同じ処理を含め、ジョブ・オファーの「その他の報酬」セクションに表示されるようにする必要があります。

「個別報酬の管理」処理

サイクル外報酬を誰かに授与する場合に個人がこのプランを使用できるようにするには、「個別報酬の管理」処理を追加します。この処理のみを追加することも、HR処理とともに追加することもできます。たとえば:

  • マネージャが「ボーナス」プランを使用して、パフォーマンスに報奨を与えられるようにする必要があるとします。その場合は、「個別報酬の管理」処理へのプラン・アクセスを制限します。
  • マネージャが「ボーナス」プランを使用して、採用賞与を授与したり、パフォーマンスを報奨できるようにする必要があるとします。その場合は、「採用」および「個別報酬の管理」処理へのプラン・アクセスを制限します。

「個別報酬の運用管理」処理

HR担当者、報酬担当者および報酬マネージャのみがプランを使用できるようにするには、「個別報酬の運用管理」処理を追加します。これらの個人は、「個別報酬の運用管理」タスクを使用して、このプラン・アクセス処理があるプランを参照できます。

「拠出金の管理」処理

退職(定年他)貯蓄や寄付などに拠出する個人がプランを使用できるようにするには、「拠出金の管理」処理を追加します。拠出金プランに他の処理は追加しないでください。