ポジション同期化

ポジション同期化が使用可能の場合、アサイメントは関連付けられたポジションから指定の値を継承します。

同期化される属性

ポジション同期化が使用可能の場合は、同期化される属性を次の中から選択できます。

  • 部門

  • ジョブ

  • 事業所

  • 等級

  • 等級ラダー

  • マネージャ

  • フルタイムまたはパートタイム

  • 正社員または臨時

  • アサイメント・カテゴリ

  • 常勤換算および勤務時間

  • 開始時間および終了時間

  • 試用期間

  • 組合、交渉団体および労働協約

  • マップされたフレックスフィールドの同期化

ポジション変更

ポジションと同期化されるアクティブなすべてのアサイメントは、ポジションの変更を自動的に継承します。ポジションと同期化されたアサイメント属性は、ポジションの変更を自動的に継承します。ポジションと同期化されていない属性の場合は、既存の値を保持するか、ポジションの値に更新できます。

「ポジションの編集」ページの「レビュー」ページには、影響を受けるアサイメントと、各アサイメントのステータスがリスト表示されます。ステータスは、ポジション変更によって問題が発生しているかどうかを示します。ポジション変更を送信する前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。

アサイメント変更

既存のアサイメントのポジションを変更するとき、ポジションと同期化していない属性の値を継承するかどうかを選択できます。継承しない場合は、以前の値が変更されずに保持されます。

ポジション同期化構成変更

個人およびアサイメントの作成後にポジション同期化構成が変更された場合は、「ポジションからの個人アサイメントの同期化」プロセスを実行して、変更をアサイメントに適用する必要があります。

ポジション階層構成変更

マネージャがHCMポジション階層から同期化され、親ポジションを変更すると、すべてのアサイメントが現在の親ポジションから新規マネージャを継承します。階層からポジションを削除すると、すべての子ポジションが階層内で1レベル上に移動します。したがって、祖父母ポジションが新しい親ポジションになります。

親ポジションを追加または変更すると、増分フラット化プロセスがトリガーされます。フラット化プロセスによって、ポジション階層内で変更が更新されます。

既存のアサイメントのポジションを変更すると、変更されたポジションの親ポジションに基づいてマネージャ値が更新されます。親ポジションに在職者がいない場合は、階層内で次の上位レベルのポジションにいる在職者が新規マネージャになります。

HCMデータ・ローダーおよび就業者REST APIを使用した変更のアップロード

HCMデータ・ローダーまたは就業者REST APIを使用してアサイメントを作成または更新するとき、アサイメントをポジションから同期化できます。この場合、次のことが必要です。

  • アサイメントをロードする前に、ポジション同期化を使用可能にします。アサイメントのロード後に使用可能にすると、現在の日付以降のポジションからのみ同期化できます。

  • 雇用条件またはアサイメント・オブジェクトの「ポジションから同期化」(ポジションの上書き)属性を「Y」に設定します。

HCMデータ・ローダーまたは就業者REST APIを使用してアサイメントをロードした後、「ポジションからの個人アサイメントの同期化」プロセスを実行してアサイメントを同期化する必要があります。プロセスを実行する場合は、「考慮される過去の期間(日数)」パラメータを適切な値に設定します。たとえば、このパラメータを60日に設定した場合は、開始日が過去60日以内のすべてのアサイメント・レコードがポジションから同期化されます。デフォルトでは、「考慮される過去の期間(日数)」は30日に設定されています。

ノート: 報酬ワークベンチを使用して就業者を昇格させ、ポジション同期化を有効にしている場合は、「HRへのワークフォース報酬データの転送」プロセスの実行後に、「ポジションからの個人アサイメントの同期化」プロセスも実行する必要があります。これにより、アサイメント内の他の同期済ポジション属性が更新されます。