ポジション同期化の設定

ポジション同期化とは、アサイメントで、関連付けられているポジションで指定されている値を継承することです。

ポジション同期化は、(「設定および保守」作業領域の)「企業HCM情報の管理」タスクおよび「法的エンティティHCM情報の管理」タスクを使用して、企業レベルおよび法的エンティティ・レベルでそれぞれ有効にできます。

企業レベルの設定

ポジション同期化は、企業レベルまたは雇用主レベルのいずれかで有効にできます。「企業の編集」ページで「ポジション同期化の使用可能」属性を選択して、企業のポジション同期化を有効にします。デフォルトでは、この属性の選択は解除されています。継承された値をアサイメント・レベルで上書きできるかどうかを指定することもできます。

法的エンティティ・レベルおよび企業レベルでポジション同期化を有効にすると、雇用主レベルで指定された設定は、企業レベルで指定された設定よりも優先されます。

雇用主レベルの設定

「ポジション同期化」ページで「ポジション同期化の使用可能」属性を「はい」に設定し、雇用主のポジションで構成する属性を指定します。

特定の雇用主を除外するには、「ポジション同期化の使用可能」属性で「いいえ」を選択します。

企業に定義されているものと同じ設定を使用することもできます。この場合は、デフォルト値である「企業の使用」オプションを選択する必要があります。ポジション同期化が企業レベルで構成されている場合、アサイメントは選択されたポジションから属性値を継承します。これらの値は、アサイメント・レベルで上書きすることもできます。

設定後のポジション同期化の使用可能

設定後に企業または法的エンティティのポジション同期化を有効にするステップは、次のとおりです。

  1. ホーム・ページの「自分のクライアント・グループ」タブで、「詳細表示」リンクをクリックして、詳細な処理にアクセスします。

  2. 「ワークフォース・ストラクチャ」→「企業HCM情報の管理」ページまたは「法的エンティティHCM情報の管理」ページにナビゲートします。

  3. 「ポジション同期化構成」セクションで、同期化する属性を選択します。

  4. アサイメントを同期化から除外する場合は、「アサイメント時の上書きの許可」オプションを選択します。

  5. HCMデータ・ローダーを使用して、ポジションから同期化する必要があるすべてのアサイメントを更新する必要があります(ポジション同期化を有効にする日付時点で)。

  6. これらのアサイメントの「ポジションから同期化」(HCMデータ・ローダーでのポジション上書きチェック)属性を「Y」に設定します。これにより、アサイメント時に上書きを許可しない場合でもポジション同期化が有効になります。

  7. 「ポジションからの個人アサイメントの同期化」プロセスを実行してアサイメントを同期化します。